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実り多き人生

種を蒔いて収穫するまでのプロセスを味わう

自分に自信がない人こそ、人からの褒め言葉には謙遜せずに「ありがとう!」って答えよう

私、基本的に自分に自信がありません。

だから人から褒められたりすると、つい

「いやいやそんなことないです」って謙遜してしまいます。

 

でも最近は、褒められたときに心では全力否定したくても

「いやいや・・・」って言うのをやめました。

代わりに笑顔で「ありがとうございます!」って言うようにしました。

 

なんでそうすることにしたかというと、

相手がほめ言葉で私に歩み寄ろうとしてくれてるのに、「そんなことないです」って否定してコミュニケーションをぶった切っちゃうのは逆に失礼かも、って思ったから。

 

それで、今ではプライベートでも仕事の場でも、つい謙遜したくなる気持ちをおさえて「ありがとうございます!」を貫いてます。

これが最近、私の心のありかたに変化をもたらしていることに気がつきました。

 

私は社員の9割以上が男性で構成されている会社の中で、数少ない女性社員として働いています。

プライベートは二の次で働く他の男性社員にまじってガツガツ働いていた独身時代と比べると、今は働ける時間も出せる成果も少ないです。

ただ、独身時代と違って今の私自身が、プライベートとの仕事のバランスをとりつつ、自分らしく働きたいと思っているので、会社からの評価が下がっても「私はそれでいい」と割り切っているつもりでした。

 

でも、だんだんと自分が思った以上に成果を出せないことに焦りを感じるようになって、 

時間に制約があっても、他の人ならもっといい仕事をするのかもしれない。

やっぱり私には家庭も仕事もっていうのは不相応なんじゃないか。

なんて悶々とするようになったんです。

 

そんな時に、初めて一緒に仕事をする人に「あなたは実力がある人だって聞いてます」なんて言われると、

「実力?その言葉の裏にはどんな意図があるんだろう?」

「時短のママ社員にちゃんと成果があげれるのかって意味??」

なんて過剰に反応して、勝手にピリピリしちゃってました。

 

だけど褒め言葉をそのまま感謝して受けとる、「ありがとう」ルールを実行しだしてからは、そういう自分の自信のなさからくる相手への勘繰りをやめました。

褒め言葉を、強引にでも言葉通りに受け止めるようにしたんです。

 

不思議なもので、形だけでも一旦そうやって受け止めてみると、

 

今まで一緒に仕事してきた誰かが私のことをそう言ってくれたんだなぁ。

確かに私、本番には強いとこあるしな。そういうところを実力として見てもらえてるのなら、それを発揮できるような仕事にもっと集中すれば、成果も出しやすくなるかも!

 

なんて、じわじわっと前向きな気持ちが自分の中から湧いてくるんです。

「私ダメだダメだって思ってたけど、私だからこそ出来ることがまだあるかも…」

って思うと、自分が出来ないところばかりに焦点をあててヘコむより、自分が出来ることに集中して取り組んでみよう、って考えられるようになりました。

おかげで、独身時代のような仕事に対するワクワク感も戻ってきつつあります。

 

自信がないと人からの褒め言葉も素直に受け取れない。

でも、一度強引にでも受け止めてしまえば、「そうかも、私って実はすごいかも」って思えるようになる。

 

単純な私だから使えるワザなのかもしれないけど、

受け止め方一つで自分の心のありようが大きく変わるのって、面白いですよね。

 

人からの思わぬ褒め言葉に出会ったら、しのごの言わずに「ありがとう」

私のように、自分に自信がないな~って人にこそ、オススメします!