どうも、海外就活生のはっしーです。
この1ヶ月は、当ブログにとって激動の月となりました。
まさか2回もバズを経験することになろうとは……。
最初はこちら。7月に書いたエントリだったんですけどね。
朝起きたらブックマークが200以上ついていてたまげました。結局その日のアクセスは12000以上に達しました。
さらにそれに続く、空前の残業列伝フィーバー。
ほかのブログにも多数の残業列伝エントリが投下された結果、はてな公式が旬のトピックに採用、外部メディアにもブログが紹介されるまでに。
1日の総アクセス数は約38000!
まさかここまで反響があるとは思いませんでした……。やはり、IT業界ブラックネタは燃えやすいんですかね。
しかしこの2回のバズのおかげで、月間アクセス数が90000を突破、たくさんの方にこのブログを読んでいただけるようになりました。非常に嬉しく思っています。
いつも読んでくださっている皆さん、ほんとうにありがとうございます。
かつての自分のように、日本で悶々とした思いを抱えながら、いまひとつ行動できずにいる誰かに届けばいいなと思いながら、日々エントリを書いていますので、
もし誰か1人でも、このブログを読んで、人生を変えるための一歩を踏み出してくれる方がいらっしゃれば、何よりの喜びです。
わたしは今、ニュージーランドという縁もゆかりもない土地で、再就職に挑戦しています。お金も、将来の保証もありません。もし就職できなかったらどうするの? と不安になることもあります。
それでも、かつて日本で働いていたときに比べれば、はるかに人間らしい生活を送ることができています。
朝起きて、やるべきことをやって、お腹が空いたらご飯を食べて、眠くなったら寝る。そんな日々に幸せを感じています。
日本のIT業界、特にプログラマにおいては、人間らしい暮らしが、なぜだかとても難しいことになっているようです。
会社にでかけ、8時間働いて、家に帰って、家族とご飯を食べて、だらだらして、ぐっすり眠る。
ただそれだけのことが、日本では全然できませんでした。
朝から深夜まで、毎日毎日働きづめ。帰るのは決まって0時過ぎ。明らかに無理なスケジュール、無理な人員計画。
過酷な環境で、いろいろなものが壊れていくのを見てきました。
新婚なのにほぼ家に帰れず、20代で総白髪になった人。
激務の末、心身に異常をきたし、仕事ができなくなった人。
せっかく興味をもって入ったIT業界を離れざるを得なくなった人。
僕自身も、業務途中で生命の危機を感じ、職場から失踪するレベルにまで追い込まれ、結局会社を辞めました。
それでも、IT業界を離れる気はありませんでした。
就職するまでプログラムなど書いたこともなく、エクセルすらまともに扱えなかった筆者ですが、プログラミングは性にあっていたのか、すぐに好きになりました。
機能設計が主な業務になってからも、ときどきプログラミングの仕事が舞い込んでくると、喜々として取り組んでいましたし、隙間時間をぬって、バッチファイルやエクセルマクロを組んで業務を効率化するのが楽しみでした。
やっぱり、プログラムを書く仕事がしたい。
サラリーマン時代にも、知り合いの会社向けにアプリケーションを開発した経験はありました。
しかし、職業プログラマとしての経験が乏しい状態では、どうも日本ではまともに再就職できそうにない。
またいずれ、かつてのようなデスマーチに放り込まれる未来しか見えませんでした。
そもそも、コンピュータ関連の仕事をするのに、大学でコンピュータの教育を受けていないのも気持ちが悪い。
それならば、海外の大学でシステム開発を学び直して、現地就職することができないか。
そうした思いをこじらせた結果、30歳手前にして、地球の反対側までやってきてしまいました。
僕はあまりに日本のIT業界を悲観しすぎているのかもしれません。
5年半、ほぼ闇の中でしか働いたことがないために、光が見えなくなっているだけなのかもしれません。しなくてもいい苦労を、わざわざしているのかもしれません。
しかしながら、今たしかに、かつてよりも明るい環境を見つけられています。
もちろん桃源郷ではないでしょう。
ときに残業や徹夜もあるでしょう。
ですが、僕が日本で働いていた環境よりは、こちらははるかに恵まれています。
海外での就職活動そのものは、やはり簡単ではありません。
職業プログラマとしての経験不足や、拙い英語を指摘され、書類審査すら通らないこともあります。
ただ、わずかでも僕のスキルとキャリア、そしてポテンシャルに興味をもってくださっているエージェントがいることが希望です。
とにかく資金の許す限り、こちらで就職を成功させるべくもがくつもりです。
その経緯は引き続きブログに書き綴っていきます。結果がどうあれ、有意義な記録となるはずだと思っています。
思いのほか長文になってしまいました。最後までお読みいただいてありがとうございます。
今後とも、当ブログをよろしくお願いいたします!