すばらしいことですねぇ。


めっちゃ話題になってる!

菊池桃子さんの提言が、ネットニュースの世界を賑わせています。

 第3次安倍晋三改造内閣の目玉政策「1億総活躍社会の実現」に向けた具体策を話し合う「1億総活躍国民会議」の初会合が29日、官邸で開かれた。

民間議員に選ばれたタレントの菊池桃子氏は、会合終了後、記者団の取材に応じ、「1億総活躍」のネーミングが分かりづらいとして、「ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)」という新名称を提案したことを明らかにした。

菊池桃子氏が名前に「ダメ出し」 1億総活躍国民会議初会合 「ソーシャル・インクルージョンと言い換えては?」 記者団とのやり取り詳報(1/4ページ) - 産経ニュース

いやはや、「ソーシャルインクルージョン」なんて超マイナーな言葉かと思ったら、このシェア数!

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お見事。アクセスランキングでも1位です。

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「ソーシャルインクルージョン」について、このブログの読者にあらためて説明する必要もありませんが、一見さんもいらっしゃると思うので貼り付けておきます。

国民一人ひとりを社会の構成員として取り込むこと。

1980年代、雇用や地域的つながりから脱落する「社会的排除」が先進諸国で新たな社会問題となった。対応する理念として「社会的包摂」が普及し、社会から孤立した人々がもう1度社会参加できるよう、制度や環境を整える取組が各国で展開された。

社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)|日本女性学習財団|キーワード・用語解説

排除(エクスクルージョン)するのではなく、包摂(インクルージョン)する、という価値観の転換です。最も重要な現代用語です。テストに出ますよ。覚えましょう。


「なんでカタカナ?必殺技?」と思われる方も多そうですが、逆にいうと、これは(現代)日本的な概念じゃないんですよ。現代日本の文脈では、この言葉は「内」からは出てこなかったので、外から輸入しているわけです。強いて日本語にしている「社会的包摂」という邦訳もけっこう微妙ですよね。日常的に使う言葉ではありませんし。

ただ、日本の歴史文化においては、きっと「社会的包摂」的な考え方もあったと思うんですよねぇ。ぼくらが馴染みある言葉で言い換えられたらいいんですけど…。いい言葉を思いついた方がいたら、ツイッターで教えてください。


いずれにせよ、こういう重要な概念が、国民的な話題になるというのはすばらしいことですね。この勢いで流行語大賞とか取ったら、未来があるんですけどねぇ。「1億総活躍」というウヨッキーな言葉はさっさと捨てて、ドンピシャな「ソーシャルインクルージョン」を採用してほしいですね。


この分野は値段の高い専門書が多いんですが、この本は読みやすくてお手頃です。超おすすめ。




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