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【芸能・社会】

劇団ひとり アニメ脚本初挑戦 来年4月公開クレヨンしんちゃん

2015年10月30日 紙面から

ガッツポーズで映画をPRする劇団ひとりと、タイトルが書かれた枕を手にするしんちゃん

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 お笑いタレントの劇団ひとり(38)が、人気アニメの劇場版「クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃」(高橋渉監督、来年4月16日公開)で脚本を担当したことが29日、分かった。ひとりはアニメでは初の脚本挑戦となるが、お笑い界にとどまらず俳優や映画監督など、さまざまな分野で才能を発揮するマルチタレント。“脚本ひとり”が満を持して「しんちゃん」に参戦。「シリーズ最高の感動物語」(配給元の東宝)をどのように描いたのか注目される。

 劇場版しんちゃんに強力な援軍が現れた。ひとりはお笑いタレントとしてバラエティー番組に引っ張りだこのほか、今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」で伊藤博文を演じるなど、俳優としてドラマにも多数出演。2006年には小説「陰日向に咲く」を刊行(後に映画化)し、100万部を超えるベストセラーとなった。さらに小説「青天の霹靂(へきれき)」(10年)も映画化され昨年公開。自らメガホンを取り、映画監督デビューも果たした。さまざまな分野で大活躍のひとりが、ついにしんちゃんワールドに乗り込んできた。

 ひとりは今回、高橋監督とともに脚本を担当。「国民的アニメであり、ファンも多い作品ですから、プレッシャーも大きかった」と言いながらも「その世界観を壊さないように、かといって今までと同じにならないよう、スタッフと何度も打ち合わせを繰り返した」と明かす。練り直しを重ね、7〜8カ月ほどかけ脚本を完成させたという。今作は「夢の世界」が舞台。1人の少女を助けるため、しんちゃんが夢の中で大活躍する物語となった。

 ひとりは妻でタレントの大沢あかね(30)との間に5歳の長女をもうけている。長女と一緒に映画を見ることもあるが「片方が楽しんでいるときは、片方は退屈なんてことがよくあったので、僕も娘も同じように劇場で楽しめる作品にできたらいいなと思って書きました」と、大人も子どももわくわくするストーリーに仕上がったようだ。

 しんちゃん映画といえば、豪華なゲスト声優陣も楽しみのひとつ。昨年は武井咲(21)、コロッケ(55)、今年は指原莉乃(22)、日本エレキテル連合が出演した。最新作の声優陣は後日発表される。

◆2年連続記録更新なるか

 劇場版「クレヨンしんちゃん」は毎年4月に公開され、来年で24作目。今年公開の「オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜」は興行収入22億8000万円を記録。第1作の「アクション仮面VSハイグレ魔王」(1993年)の同22億2000万円を22年ぶりに更新し、シリーズ最高となった。「爆睡! ユメミーワールド大突撃」は劇団ひとり脚本で、2年連続の記録更新を狙う。

 

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