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【大リーグ】

メッツのデグロムは4失点で5回KO

2015年10月30日 紙面から

◇WS第2戦 ロイヤルズ7−1メッツ

 「剛腕先発トリオ」は、二の矢も折れた。今季14勝はチーム勝ち頭のジェイコブ・デグロム(27)は、最速98マイル(約158キロ)をマークするなど4回まで1安打無失点。だが、5回に浮いた球をことごとく痛打され、5安打で一挙4失点。今PS3戦3勝だった右腕も、前日のハービーに続いてロ軍打線に屈した。

 「あの1イニングだけだった。球の切れは良かったが、制球が良くなかった」。米複数メディアによれば、デグロムは悔しさを隠そうとせず、ダーノー捕手は「ロ軍打線は失投の打ち損じがない」と唇をかんだ。

 デグロムはメジャー通算56試合目の先発で、初めて直球で一度も空振りが奪えなかった。変化球で奪った3度の空振りも、今季最少。「驚くにはあたらない。試合前から連中が空振りしないのは分かっていた。フラストレーション? そんなものはない」。デグロムは、明らかにイラついた表情で語った。

 7回戦制のPSで、2連敗スタートから逆転した確率は16・7%(78チーム中13チーム)という狭き門に挑む。だが、その13チーム中10チームは、今回のメッツと同じ敵地での連敗発進だった。さらに、前回優勝した1986年のWSはやはり2連敗スタート。第6戦に相手レッドソックスのバックナー一塁手による「世紀のトンネル」もあり、第7戦までもつれた末に頂点に立った。メ軍の枕ことばは「ミラクル」でもある。うつむくのは、まだ早い。

 

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