全国の主要300駅で、iPhone6sの回線速度を調査した結果を、日経BPコンサルティングが発表しました。下り(ダウンロード)はソフトバンク、上り(アップロード)はドコモがそれぞれ最速となっています。
全国47都道府県の300駅で調査!
調査は、2015年10月13日から10月19日にかけて実施され、ソフトバンク、au、ドコモ3社のiPhone6sを使い、全国47都道府県の乗降者数上位300駅(地下鉄を除く)の上りホーム中央を測定ポイントとして、回線速度計測アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」で3回計測した平均値を記録しています。
なお、今回の調査地点すべてにおいて、3社ともLTEがつながった、とのことです。
下りはソフトバンクが最速!各社とも昨年比2~3割の速度アップ
下り(ダウンロード)速度の全国平均値は、ソフトバンクが44.96Mbpsでトップ、以下auの42.35Mbps、ドコモの35.25Mbpsの順となりました。
昨年の、同社によるiPhone6を使った全国調査結果では、ソフトバンクが37.51Mbps、auが33.10Mbps、ドコモが27.99Mbpsの順だったので、回線速度の順位はそのまま、昨年よりも各社とも2割から3割程度、速くなっていることが分かります。
上りはドコモとソフトバンクが僅差。両者は昨年から約4割高速化!
上り(アップロード)速度の全国平均は、ドコモが13.09Mbpsでトップ、僅差でソフトバンクが12.91Mbpsで続き、auは5.73Mbpsと大きく差がつきました。
昨年のiPhone6での全国平均値は、ドコモが9.31Mbps、ソフトバンク8.77Mbps、au5.74Mbpsの順でしたので、下りと同様、順位に変動はなく、ドコモとソフトバンクが上り回線も40%以上の高速化が測られていますが、auは足踏み状態となっています。
ソフトバンク最速の理由は「プラチナLTEを含むネットワーク強化の効果」
下り速度はWebや動画の閲覧などに、上り速度はSNSへの投稿などに、それぞれ影響します。理論上の通信速度では、ドコモのダウンロード速度が262.5Mbpsで最速ですが、実際にはソフトバンクが最速となりました。この傾向は、各メディアによるiPhone6sの回線速度の結果でも見られました。
この結果について日経BPコンサルティングは「ソフトバンクが設置を進めるプラチナバンドLTEを含むネットワーク強化の取り組みが活きた」と分析しています。
日経BPコンサルティングのサイトには、全300駅の計測結果が公開されていますので、最寄り駅の回線速度をチェックしてみてください。
Source:日経BPコンサルティング
(hato)