「地震だ、逃げろ」無許可の人工地震実験に住民パニック!―台湾

配信日時:2008年3月12日(水) 13時23分
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7日、未明、台湾中央大学が行ったダイナマイト震源による人工地震実験が周辺地域でマグニチュード3レベルの揺れを引き起こし、一時は恐怖に怯えた住民を激怒させている。写真は同大学の謝罪会見。
2008年3月7日、この日未明、台湾の中央大学が行ったダイナマイト震源による人工地震実験が周辺地域でマグニチュード3レベルの揺れを引き起こし、一時パニック状態に陥った住民を激怒させている。「震源地」から10km離れた地域でも、家屋が揺れるなどの被害があったという。10日付で新華社通信(電子版)が伝えた。

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人工地震実験が行われたのは台湾の新竹県。「震源地」に近い住民は、突然起こった夜中の「地震」にかなりの恐怖を覚えたという。泣き叫ぶ子供を抱えて、外に飛び出した住民もいた。現地の消防部門は現在、無許可でダイナマイトを爆発させたのは違法行為にあたるとして、責任者への処罰などを検討しているという。

一方、台湾中央大学はただちに記者会見を開き、謝罪の言葉を述べたが、「人が怪我したり、家屋が壊れたりしたなどの被害はなかった」としている。同大学は地殻構造調査のため、30階建てのビルを一気に吹き飛ばせる威力を持つ750kgのダイナマイトを、地下100m付近で爆発させていた。(翻訳・編集/NN)
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