前半、コンバージョンキックでルーティンの五郎丸ポーズをとるヤマハ・五郎丸=遠州灘海浜公園球技場(撮影・納冨康)【拡大】
ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会日本代表として活躍した五郎丸歩選手が30日、浜松市の静岡県遠州灘海浜公園球技場で行われたトップリーグ(TL)ヤマハ発動機の練習試合にW杯から帰国後初出場し、集まった約3000人の観客にプレーを披露した。試合は東芝に14-38で敗れた。
五郎丸選手は前半17分、味方のトライ後に腰をかがめて拝むような独特のポーズからのゴールを決め、大きな歓声を受けた。予定通り、前半22分で途中交代した。
五郎丸選手は「(観客の増加は)予想していたがうれしい。ヤマハで日本一になるのも大事だが、ラグビーを認知してもらえるようしっかりやりたい」と話した。
チームによると、観客は「例年の10倍で異例の事態」。駐車場や観客席の確保の問題で、試合会場を磐田市のグラウンドから、設備の整った同球技場に急きょ変更した。TLは11月13日に開幕し、ヤマハの初戦は14日のトヨタ自動車戦(パロマ瑞穂ラグビー場)になる。
母親や友達と来た浜松市天竜区の小学6年中村颯真君は「五郎丸が格好よかった。サッカーを習っているけど、ラグビーも面白そう」と興奮した様子で話した。(共同)