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【大相撲】

稀勢、琴奨菊、豪栄道が土俵30分間占拠

2015年10月30日 紙面から

申し合いをする稀勢の里(左)と豪栄道(中)、琴奨菊(右)の3大関=福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で(永井響太撮影)

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 大相撲の二所ノ関一門の連合稽古が29日、福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋であり、稀勢の里(29)=田子ノ浦=、琴奨菊(31)=佐渡ケ嶽=に加え、一門外から豪栄道(29)=境川=も参加し、3大関がそろい踏みした。

 ひと味違った熱気が稽古場を包み込んだ。いつもなら稀勢の里と琴奨菊で三番稽古を繰り広げるところだが、この日は豪栄道も参戦。申し合いで3人が約30分間、土俵を占拠した。

 最多18番をこなしたのが稀勢の里。「やっぱり体はこたえますよね。(2人を相手に)何でもできるわけじゃないけど。いいと思いますよ」と3大関での稽古を歓迎した。14番で5勝止まりの豪栄道は「大関2人との稽古はあまりないので。勝率は悪かったけどいい稽古ができた」と貴重な機会に満足顔。琴奨菊は11番と少なめだったが、気合十分で力強い寄りを見せていた。

 九州場所も上位に横綱鶴竜、白鵬、日馬富士、大関も東正位に照ノ富士とモンゴル勢がひしめく。「自分は自分でね、やるだけですよ」と稀勢の里が言えば、かど番の豪栄道は「気にしないように。他の力士ともやれればいい」と出稽古で調子を上げる計画。3大関での稽古を刺激に日本人最上位トリオがモンゴルの牙城を崩す。 (永井響太)

 

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