本日も、昨日に続き蕪(かぶ)を使ったお料理です。
真っ白で、ころんとした形の蕪(かぶ)。
春の七草の「すずな」は、蕪の別名と言われていますね。冬においしい野菜です。
先週買い増しした物の残っていたので、一手間かけて、一手間抜いてお料理しました。
簡単出汁で煮込む かぶの鋳込み
コロンとした見た目もかわいらしい、野菜のおかずです。
かぶをくり抜いて、挽き肉を詰めてお出汁で煮込む料理です。
型の中に溶けた金属を流し込むことを「鋳込み」って言いますね。
それに似た手法で、野菜の中にお肉を詰めるので、鋳込みです。
「ピーマンの肉詰め」に似ていますが、ピーマンとは違って身が詰まっているので、くり抜く必要があるのね。
そのせいで、あまり見かけないのかもしれませんが、かぶにお肉と昆布出汁の旨味が沁み込んだ、絶品料理です。
今回は、お出汁を取る手間を省けるように、おぼろ昆布(とろろ昆布)を使っています。
賢く手抜き、賢く省力化です。
レシピはこちら。
材料
- かぶ 大きめの物2個
- 挽き肉 30gくらい
- 長ネギ又はタマネギ 5センチ程度
- 塩 2つまみ
- 粉山椒 適宜
- おぼろ昆布 2つかみ
- みりん 大さじ1
作り方
- かぶは皮を剥き、葉の付け根を切り落として、中をくり抜きます。
- みじん切りにしたネギ類と挽き肉に、塩と粉山椒を加えてよく練ります。
- 1であけた穴に粉山椒をぱらぱらと振ってから、2を詰めます。
- 鍋にかぶの半分くらいの高さの水を入れ、おぼろ昆布を入れて弱火で加熱します。
- 4が沸騰したらみりんを加え、かぶを切り口が下になるように加えて、蓋をして5〜10分ほど煮込みます。
- かぶが透き通っていたら、完成です。
使うお肉は、鶏でも豚でもお好きな方を。
でも牛肉はおススメしません。かぶの旨味に牛の脂は合わない感じです。
個人的には、かぶの繊細な味には、鶏肉が一番合うように思います。
でもね、使うお肉の量が少ないので、その辺は適宜。
家庭料理ですから、臨機応変にね。
ピーマンの肉詰めと同時に作るなら、豚肉になるでしょうし、つくね団子と一緒に作る時は鶏になりますよね〜。
粉山椒は、お好みで使ってください。
我が家は大人家族なので、ちょっと香りを楽しむために加えています。
ポイントは2つ。
- 煮すぎないこと! 大根と違って、かぶは火の通りが早いので、グズグズになってしまいます。
- おぼろ昆布(とろろ昆布でも)は、水からゆっくりと加熱すること。こうすると美味しいお出汁をたっぷりと出してくれます。
切ったところがこちら。
盛り付けてから、半分か4等分に軽く包丁を入れると、食べ易くなりますよ☆
かぶの鋳込み、今回のように和風出汁で煮ると和食に、鶏ガラスープで煮込みミルクを加えるとおいしいシチューにもなりますよ。
では、また。