制限なく記事をお読みいただく方法はこちら

ギフト券が当たる! ニュースサイト毎日新聞 アンケート実施中

クワガタ:ゆうパック誤配で7匹死ぬ…5600円賠償命令

毎日新聞 2015年10月30日 20時08分(最終更新 10月30日 23時39分)

 「ゆうパック」の誤配が原因でクワガタムシ240匹が全滅したとして、大阪府の昆虫採集家の男性が日本郵便に19万2000円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁であった。柴田義明裁判長は誤配で死んだのは7匹と認定し、残りは「誤配が原因とする証拠がない」と判断。5600円の支払いを日本郵便に命じた。

 柴田裁判長は、クワガタムシが死なないための注意を日本郵便が怠ったと指摘。「死ぬ可能性を男性が承諾していた」とする日本郵便の主張は、「証拠がない」と退けた。

 判決によると、男性は2013年7月、鹿児島県の奄美大島でアマミノコギリクワガタを採集。ゆうパックで沖縄の販売業者に送った。しかし郵便局職員がラベルを貼り間違えて熊本県に誤配。4日後に男性に返送された。

 日本郵便は「判決文を見ていないためコメントできない」としている。【堀江拓哉】

最新写真特集