横山健彦、東孝司
2015年10月30日23時37分
JR紀勢線・阪和線で「くろしお」、福知山線・山陰線で「きのさき」「はしだて」「こうのとり」として活躍してきたJR西日本の特急車両「381系」が30日、近畿でのラストランを迎えた。JR新宮駅(和歌山県)や福知山駅(京都府)での式典には、大勢の鉄道ファンらが集まり、最後の雄姿をカメラに収めた。
381系は旧国鉄時代の1973年に中央線・篠ノ井線でデビューした。「振り子」の原理を利用し、山あいや海岸沿いの急カーブでも車両を傾けることによって速度を落とさず走れるのが特徴。紀勢線・阪和線では78年から運行。福知山線・山陰線で2012年から走った車両は、クリーム色の車体に赤いラインの「国鉄色」で親しまれた。国内で381系が走行するのは今後、山陽と山陰を結ぶ伯備線の特急「やくも」だけになる。(横山健彦、東孝司)
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