「ちはやふる」の29巻を読みました。
続きを読む、以降はネタバレを含みます。知りたくない方はここで諦めてください(笑)
予選の結果が出て、瑞沢かるた部は近江神宮の全国大会に行けることに。瑞沢を離れて今は周防名人のところにいる太一にかるた部メンバーがメールを送ってくるんです。
千早が太一に送ったメール。「最後は せ だったよ」
その「せ」というのが崇徳院のこの歌。
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
待っているでもなく、会いたいでもない。もう一度会う運命を願う歌。
そのメールを見て太一がメンバーのことを思うんですよね。これがめっちゃ良い。
離れてるのに離れてなくて、心はすごく繋がってる。
そして・・・千早は可愛い(笑)
きちんと読んでる漫画は「ちはやふる」「東京喰種:re」「弱虫ペダル」「今際の国のアリス」「聖☆おにいさん」くらいしかないけど、待つのって大変ですよね~。
さてさて、この崇徳院(強引に戻しましたw)。日本の三大怨霊のひとりとして有名。あとの2人は菅原道真と平将門なんですけどね。天皇という位を弟の後白河天皇と争って負けた崇徳天皇は四国へ島流し。天皇が島流しってすごい時代ですよね^^;
流された可哀想な崇徳院は、自分たちが招いた戦いで死んだ人の供養の為に自分の血で写経して京都に送るも「なにこれきんもー☆」と弟の後白河天皇にビリビリに破って返されてしまいます。
それに怒った崇徳院。激おこプンプン丸(死語)で大暴れ。「この国を呪ってやる!!」と舌を噛んだ血で書きなぐり髪やひげがボウボウの夜叉となり、最後には天狗になったのだとか。いやいや、天皇が夜叉だ天狗だと恐ろしいことです。
そういえばその歌も京都に戻りたい気持ちを表していると言えばそんな気も。