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2015-10-31 音楽映画ベストテン

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さて、とうとうこの時期になりましたやね。
当ブログでは、2007年から始めた恒例の企画「映画ベストテン」というのがありまして、毎年ハロウィンの時期からクリスマス前にかけ、こちらで決めたテーマに沿った、映画のベストテンをみなさんに投票していただいております。
過去の記録はこちら。いずれもたいへん楽しませていただきました。
2007年:映画オールタイムベストテン
映画オールタイムベストテン・結果発表 - 男の魂に火をつけろ!
2008年:邦画オールタイムベストテン
邦画オールタイムベストテン・結果発表 - 男の魂に火をつけろ!
2009年:映画ゼロ年代ベストテン
2010年:続編映画ベストテン
2011年:スポーツ映画ベストテン
2012年:ホラー映画ベストテン
2013年:SF映画ベストテン
2014年:アニメ映画ベストテン
番外編:おっぱい映画ベストテン
というわけで! 今年も開始いたします。
さて、今年のテーマをいろいろ考えたのですが、本年の映画をめぐるホットな話題といえば、こちら。
「セッション!(正規完成稿)〜<パンチドランク・ラヴ(レス)>に打ちのめされる、「危険ドラッグ」を貪る人々〜」 - naruyoshi kikuchi INTERNET TROISIEME
菊地成孔先生の『セッション』批判について - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
名門音楽大学のビッグバンド・ジャズを描いた映画『セッション』をめぐり、これをジャズミュージシャンの菊地成孔が酷評して、映画評論家の町山智浩がそれに反論するという、激しい論争が繰り広げられたのでありました。二人のやり取りはこの後も続き、映画における音楽表現とはいかにあるべきか、という問題をわれわれ観衆に提起することとなりました。
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今年は、この二人に敬意を表する意味で、「音楽映画ベストテン」とします。
参加方法
- お好きな音楽映画のベストテンを挙げていただきます。
- ブログをお持ちの方は、ご自分のブログで書き、このエントリにトラックバックしてください。
- ブログをお持ちでない方は、このエントリにコメントで書いてください。トラックバックが反映されない方も、お手数ですがコメント欄にURLを貼り付けてください。
- バトンではありません。取り上げているブログを見ても、そちらではなくこの元エントリに、トラックバックもしくはコメントをお願いします。
- ツイッターで参加される方は、無理に1ツイートにまとめず、連投してもけっこうです。その際、@washburn1975までメンションを飛ばすのを忘れないようにしてください。
- 書式はこちらの記事を参考にしていただけると、とても助かります。
※はてなブログの方は、トラックバックが飛ばない仕様なので、お手数ですがコメント欄にURLを書き込んでください。
採点方式
- 1位は10点、2位は9点、3位は8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位は2点、10位は1点とします。
- 順位が付けられない方は「順不同」と明記してください。一律に5.5点とします。
- 10本も選べない、という方は少なくてもいいです。その場合、上から10点、9点、と配点していきます。
- お一人さま55点の範囲内で、点数の指定がある場合はそちらに従います。同率一位(10点)が5本であとの5本に1点ずつ、などの割り振りも可です。その場合は1本ごとの点数をわかりやすく明記してください。
- ただし、1本につき最高10点、お一人さま10作品までといたします。「1本に55点全部」とか、「1点ずつ55本」などは無効といたしますので、ご了承ください。
対象作品の基準
- 音楽をテーマとした映画、音楽家が主人公の映画、ミュージカル/オペラ、音楽家の伝記映画などを対象とします。
- 洋画/邦画、実写/アニメ、劇映画/ドキュメンタリー/モキュメンタリーなどの区別は問いません。
- 「サウンドトラックが名曲」や「主題歌が大ヒット」などの作品ではなく、音楽がストーリー上で重要な役割を果たしているものを選んでください。
- 長篇のミュージックビデオなどは対象外とします。あくまで「映画」から選んでください。
- とはいえ、「音楽映画」の定義をここで細かく決めることはしませんので、迷ったときには当ベストテンの大原則である「迷ったら入れる」を採用してください。
選ぶときの注意
- 集計の都合上、なるべく、公開年や監督などのデータを一言つけ加えておいてください。
- 作品のデータは、wikipediaやIMDb、allcinema、goo映画などを参考にすると良いです。
- 「こんなの選んだらバカだと思われる」「好きな映画じゃないけど音楽映画史を語る上でこれは外せない」など、不純なことは考えない方が楽しく選べます。
ワッシュの音楽映画ベストテン
- ファントム・オブ・パラダイス(1974年、ブライアン・デ・パルマ監督)
- スパイナル・タップ(1984年、ロブ・ライナー監督)
- アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち(2009年、サーシャ・ガヴァシ監督)
- ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督)
- スクール・オブ・ロック(2003年、リチャード・リンクレイター監督)
- ジャズ大名(1986年、岡本喜八監督)
- クロスロード(1986年、ウォルター・ヒル監督)
- 欲望(1966年、ミケランジェロ・アントニオーニ監督)
- 時計じかけのオレンジ(1971年、スタンリー・キューブリック監督)
- アイデン&ティティ(2003年、田口トモロヲ監督)
ウン、なんとかまとまった。
実質的に順位は意味ないようなモンですが、なんとなく並べたときしっくりくる感じにしました。
やってみたらアレもコレも入らなかった、とあとから思いつくのはいつものことで、『ロッキー・ホラー・ショー』はミュージカルではあるけど怪奇映画へのオマージュのほうが印象深いし、『アマデウス』とか『サウンド・オブ・ミュージック』とか『戦場のピアニスト』とかのいわゆる名作は、オレが選ぶ作品としては違和感があるし、『ラスト・ワルツ』とか『シャイン・ア・ライト』みたいなコンサート映画も、なんとなく今回は入れませんでした。でもこれは単にオレの偏った好みなので、参加者のみなさんはどしどし投票してください。
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『ファントム・オブ・パラダイス』はやっぱり不動の1位。『スパイナル・タップ』を2位、『アンヴィル!』を3位に入れるのはボンクラメタラーの宿業であります。『スクール・オブ・ロック』の、子どもたちがダメな大人のジャック・ブラックを迎えにくる場面はボンクラの涙腺をくすぐるし、幕末ものだとみんな坂本龍馬や土方歳三に憧れると思いますが『ジャズ大名』の古谷一行みたいに生きたい人間も少なくないでしょう。『欲望』は典型的なオサレ映画でストーリーはさっぱり頭に入っていないし、音楽が主要テーマというわけでもありませんが、主人公がナイトクラブに迷い込むと、そこではジェフ・ベックとジミー・ペイジを擁するヤードバーズが演奏している、という場面の貴重さでランクインさせました。
ノイズが入るのにキレたベックがギターを壊してるのに、笑顔で弾き続けるペイジの表情がなんとも味わい深い。
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『時計じかけのオレンジ』は音楽映画じゃないだろ、という向きもあるかとは思いますが、ルドヴィゴ療法の道具として使われるベートーベンが、ストーリー上で重要なアイテムである、ということで入れました。
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