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低体重の赤ちゃん 人工血管手術に国内で初成功10月30日 21時18分
体重が900グラムほどしかない重い心臓病の赤ちゃんに、人工血管を使ったバイパス手術を行うことに岡山大学病院のチームが国内で初めて成功し、赤ちゃんは近く、無事退院できることになりました。
手術が成功し、無事退院できることになったのは、出産時の体重が895グラムの超低出生体重児の女の赤ちゃんです。
会見した岡山大学病院の佐野俊二教授によりますと、赤ちゃんは、「ファロー四徴症」と呼ばれる重い心臓病のため心臓から肺に血液が流れにくくなっていたということで、佐野教授のチームでは人工血管を使ったバイパス手術を行いました。
手術は成功し、赤ちゃんはミルクを飲めるようになって、体重も4キログラムほどに増えたということで、近く無事退院できる見込みだということです。
病院によりますと、体重が1キログラム未満の赤ちゃんに人工血管を使ったバイパス手術を行い、成功したのは国内では初めてだということで、赤ちゃんの両親は、「初めは手術もできないかもしれないと言われていたので、元気になって本当にうれしいです。この子には双子の姉がいるので家に連れて帰って2人を会わせてあげたいです」と話していました。
また、会見した佐野教授は、「手術の技術の発達で治療が可能になってきた。低体重の赤ちゃんにも諦めずに治療が行われるようになってほしい」と話していました。
会見した岡山大学病院の佐野俊二教授によりますと、赤ちゃんは、「ファロー四徴症」と呼ばれる重い心臓病のため心臓から肺に血液が流れにくくなっていたということで、佐野教授のチームでは人工血管を使ったバイパス手術を行いました。
手術は成功し、赤ちゃんはミルクを飲めるようになって、体重も4キログラムほどに増えたということで、近く無事退院できる見込みだということです。
病院によりますと、体重が1キログラム未満の赤ちゃんに人工血管を使ったバイパス手術を行い、成功したのは国内では初めてだということで、赤ちゃんの両親は、「初めは手術もできないかもしれないと言われていたので、元気になって本当にうれしいです。この子には双子の姉がいるので家に連れて帰って2人を会わせてあげたいです」と話していました。
また、会見した佐野教授は、「手術の技術の発達で治療が可能になってきた。低体重の赤ちゃんにも諦めずに治療が行われるようになってほしい」と話していました。