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はなろぐ。

本業のウェブ制作やブログ・メディア運営の話、書評や雑談など雑多なブログ

めっちゃ値切ってくる人の仕事を受けたらロクな事無い上に前科者だった。

記事一覧 考え方・思うこと、仕事の話
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独立して1年が過ぎたころ、ウェブサイト経由で数ページのスマホサイト制作の依頼が来て、見積りに行ったらかなり値切られた。たしか僕がギリギリ20代、29歳のころ。(今32)

 

『今回はさ、お試しというか、小さくお願いして、いい仕事してくれたらすごく大きな仕事頼むから!』

 

というパターンでゴリ推し。というかゴリラみたいな見た目で高圧的。飲食関連のゴリ男さん(仮名)としましょう。

 

当時はあまり仕事もなく結構悩ましい時期で「とにかく仕事しなければ」と、無理して受注。(あんまり言いたくないけど、10万円にもみたない金額…恥ずかしい、こっち見ないで…)

 

今考えたらあり得ないくらい安かった上に、追加であれもして/これもして/無料でして今度大きいの頼むから、と言われつい無料で対応。

 

 

フリーランスはすべてにおいて自己責任だと考えてます。この件については、全部僕の判断が悪いことが前提。そのうえで、フリーランスの人など同じような判断ミスをしないよう参考になればと思って書いてます。

 

 

継続依頼の衝撃的な内容

そんなこんなで僕は信じられないほど安い金額で、しかも信じられないほど短納期で収めました。継続に繋がるならばと、もらった金額の4倍くらいはいい仕事した自信があります。(もらった金額が少なすぎた…)

 

ゴリ男さん:『ありがとう!すごくいいよ!今度大きな仕事回すから待っててね!』

 

と言われました。すると、1ヶ月もしないうちにまた相談の電話。

お、マジで大きいのくれるのかな?

 

と思い電話にでると

『こないだうちでやってくれたのと同じようなやつ、知り合い紹介するから作ってくれない?こないだよりもう1万円安くで。詳しくは話すからすぐ来てくれる?』

 

と、でかい声でダ〜っと言われ呆然。笑

 

とはいえまだヘタレな僕、事務所も近いし飼い犬のごとくヘコヘコと行ってみました。詳しく聞くと、なんと

『紹介料として俺が1万円抜くからさ、悪いけど1万円まけてよ。打ち合わせも俺が代わりにするし』

と、なかなか衝撃的な話。

 

ことの経緯はこう。

知人に制作費用を聞かれ答えたら

ゴリ友:『めっちゃ安い!うちもそいつ(←僕のこと)紹介して!』

と言われ、

ゴリ男さん:『ほんなら俺が制作の窓口なってあいつ(←僕のこと)とやりとりするから、お金の支払いも俺を通てやる形な。』

 

 

なんとゴリ男さん、ディレクターみたいな立ち位置になってるww

 

つまり、ゴリ友と僕は合わないまま制作をするという下請けみたいなスタイル。

さすがにこれはお断りしましたね。

 

大きな仕事なんてくるわけない

今ならわかりますが、だいたいこういう値切り方をしつこくしてくる人は仕事くれません。笑

本当に継続的に仕事をくれる人は『これが終わったら他にもお願いすることがあるかも』くらいにやんわり言いますし、それをダシに値切ったりしてきません。

 

多少値切ってくることは別にいいんです、ただゴリ男さんの場合はとにかくしつこくて高圧的。

 

まあ、ゴリ男さんみたいなタイプの人でも本当に継続的にくれることもあるかもしれませんが、毎回必ず値切られますし値切り方がエグい場合がほとんど。(実際エグかった)

 

 

とはいえ、制作仕事は納品物のクオリティや仕事内容で継続してもらえないことは多々あります。僕も実際に切られたこともあります。それを恨んだりはしません自分の能力不足を反省します。

 

 

そういう点は理解したうえでも、この案件はしっかり収めました。

 

それから2年後、突然電話が…

1万円のマージンを取ろうとしてきた件を断って以降、連絡はなくなりました。僕も一緒に仕事したくなかったので記憶から消えてました。

するとそれから2年くらいたった時、電話がありました。

 

ゴリ男さん:『ご無沙汰してま〜す。ちょっとお願いしたいんやけど。』

 

僕:『あ、ああ、どうも。なんでしょうか?』

 

ゴリ男さん:『ちょっと1ページ(ランディングページ)作って欲しいんやけど。3000円くらいで。あ、PCとスマホ両方ね。』

 

僕:『…え????3000円?!(てかそれ2ページじゃね?!)』

 

ゴリ男さん:『そう。いっつも頼んでるとこはそのくらいでしてくれてんねん。けど今体調崩してて対応でけへんねんって。』

 

(あなたのせいで体調くずしたんじゃないの?)

とか思いつつ、この頃の僕は強気でした。

 

すべての下請け仕事をしないと決定し、自社ウェブサイトもほぼ閉じ、信頼できる人としか仕事をしないことにしてたんです。おかげで仕事は少ない状態でしたが、腹をくくってたんです。

 

僕:『そうなんですね〜。すいません。うち今そういう細かい対応やってなくて、ウェブサイトの場合はフルパックのプランしか無いんですよ〜。50万円からなんです。』

 

って、本当はフルパックでもやってないですし、金額も適当に言っときました。つまり嘘つきました、ごめんね テヘペロ。

 

ゴリ男さん:『は?!めっちゃ高いやん。えらなったもんやな。なめてんの?もうええわ!

 

と、キレられました。あ、切れました。

 

とまあ、こんな具合で漫才の締めっぽく「もうええわ!」と終わったんですが、なぜそんなことを今日書いたのかというと…

 

前科者だった

さっき突然このゴリ男さんのことを思い出したんです。で、会話の中で

『ネットの情報って消せないの?ちょっと色々あってさ』

と言ってたのを思い出したんです。

 

名前で検索してもすぐにはでてくなかったんですが、色々なワードで調べたら出てきました。なんと前科者。笑

 

詐欺関連の犯罪で10年くらい前に逮捕されてました。

 

いや〜マジで縁が切れてよかった。

 

 

値付けは慎重かつ大胆に自信を持って

フリーランスのみなさん、最初のうちは実績もなくてなかなか値段を上げたり出来ず、安くしてしまったりすると思いますが、安すぎるのも考えものです。しっかり自信を持ち、しっかり仕事をし、しっかりお金、もらいましょうね。

 

 

▼この本も読みましたが勉強になりました

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