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旭化成 くい調査の進ちょく状況 公表見送り
10月30日 17時22分

旭化成建材が請け負った工事で建物を支えるくいのデータが改ざんされていた問題で、親会社の旭化成は30日に、この会社が過去10年間にくいの工事を担当した全国3040件の調査の進ちょく状況について公表するとしていましたが、30日夕方になって中止することを明らかにしました。
横浜市のマンションで‘傾き’が見つかり、くいの工事のデータが改ざんされるなどしていた問題では、旭化成建材が過去10年間に請け負った全国3040の物件のうち、自治体の調査で北海道釧路市の道営住宅や横浜市の市立中学校などで、新たにデータの流用が見つかり、いずれも横浜市のマンションとは別の人物が工事を担当していたことが明らかになっています。
これを受けて親会社の旭化成では、調査の進ちょく状況について、30日に公表するとしていました。
しかし、旭化成は30日夕方になって「調査結果について、元請けの建設会社との確認や照合作業が難航しているため、公表する内容をまとめることができない」などとして、公表を中止することを明らかにしました。
この問題を巡っては30日にも、東京・江東区の調べで区内の1つの学校施設でもくいの工事でデータの流用が明らかになり、旭化成による調査の進ちょく状況の公表に注目が集まっていただけに、情報開示の在り方も問われそうです。

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