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維新 新党側に党員名簿返還求め提訴
10月30日 17時55分

維新の党の執行部は、大阪市の橋下市長が近く結成する新党側の議員らが党員名簿の返還に応じず、不法に所持しているとして、名簿の引き渡しを求める訴えを、30日に大阪地方裁判所に起こしました。
維新の党の執行部は、党の事実上の分裂で延期していた代表選挙を、一般の党員も参加してことし12月6日に実施することを決めましたが、代表選挙に必要な5万2000人余りの党員名簿は、大阪市の橋下市長が結成する新党側の議員らが保管していて、執行部側が返還するよう求めています。
こうしたなか執行部側は、新党側が党員名簿の返還に応じず、不法に所持しているとして、30日に名簿の引き渡しを求める訴えを大阪地方裁判所に起こしました。
松野代表は国会内で記者団に対し、「代表選挙を実施する党務に支障が出ている。本当に断腸の思いだが、名簿を返してもらいたいという思いで提訴に踏み切った。新党側が所持している銀行口座の預金通帳や印鑑の返還も求めていく」と述べました。
一方、新党側が、維新の党の代表としている馬場伸幸衆議院議員はNHKの取材に対し、「われわれが正式な執行部であり、名簿をお渡しする理由はない。代表選挙は松野氏らが勝手に言っていることであり、コメントすることはない。司法の場で判断していただければいいと思う」と述べました。
大阪市の橋下市長は記者団に対し、「僕は離党して、維新の党の党員でもないので、全く無関係だ。被告になっているなら、今後訴状をみて対応する」と述べました。

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