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 千葉県警は30日、2004~13年の10年間に、交通死亡事故の件数を165件、死者数を166人それぞれ少なく計上していたと発表した。

 交通事故死なのに書類は「病死」としたのが1件あったほか、発生から24時間以内に死亡したのに県警本部に連絡せずに計上されなかったのが21件あった。県警はこの計22件を「不適正な取り扱い」とした。

 さらに、発生場所を「道路外」と判断して計上しなかったのが75件▽自殺と判断したのが25件▽病死と判断したのが24件▽その他が19件あり、県警はこれら計143件は「判断基準の適用の誤り」と説明した。

 2014年に外部からの指摘を受けて、資料が残る過去10年の792件を調査した。

 県警は警視正1人と警視6人を本部長訓戒などの処分にした。