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Instagramにみるグローバル企業のビジュアルコミュニケーション

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インスタグラムにみるグローバル企業のビジュアルコミュニケーション
JB

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あなたがInstagramではじめて投稿したときに使ったフィルターを覚えていますか?

最初は、ごく普通のスナップ写真をフィルター機能を使って70年代風のレトロな写真に加工して投稿するSNSだったInstagram。2012年にFacebookに約10億ドル(当時約830億円)で買収されたのも今や昔。2014年にはTwitterのユーザー数を超え、超人気SNSとしての地位を築き上げました。

ユーザー数が多いということは、世界中の企業がInstagramでのマーケティング戦略を練っていることを意味しています。しかし、TwitterやFacebookとは異なる写真をベースにした独自のプラットフォームのため、今までとは異なる「新たな手法」でマーケティングをする必要がでてきました。

この記事では海外の有名企業を中心に、世界中のInstagramでのビジュアルコミュニケーション事例をご紹介したいと思います。

CHAPTER #1

GE(ゼネラル・エレクトリック)

まずご紹介するのは、195,000人ものフォロワーがいるジェットエンジン製造会社として有名なGEです。GEは単なるエンジンの会社ではなく、世界中の上場企業の中で最も大きい10社の中の1つであり、Forbesで最も価値あるブランドとして9位(Toyotaのすぐ次)にランク付けされた会社です。

そんなGEのInstagramアカウントですから、きっとタービンや電車、髭だらけの男性の写真などちょっとゴツい写真がアップされているのだろうと思いきや、驚くほどに素晴らしいクオリティーの写真がたくさん並んでいるのです。

General electric
Photographs ©General Electric https://instagram.com/generalelectric/

写っているものは鉄鋼製の大きな構造物や大量のワイヤーやケーブル、綺麗な朝日に輝く白い建造物などで、これらはエンジニアリングのカタログというより、まるでナショナルジオグラフィック誌の素晴らしい写真を見ているような気分になるようなものなのです。

どこかの一軒家と同じ位の大きさのエンジンや、そこで作業するエンジニアの写真など、これらのハイクオリティな画像からは、GEが作っているもののスケール感以上に、GEのビジョンを感じることができるのではないでしょうか。

General electric
Photographs ©General Electric https://instagram.com/generalelectric/

とはいえ多くのマーケッターが心配するように、この様にとても迫力がある写真でも、小さなスマートフォンサイズに縮小され、猫の写真や朝食やセルフィーなどの日常の中に紛れてしまうと、その画像のイメージは失われてしまうのも事実です。

しかし、Instagram上でサイズ感は失われても、クオリティーを維持しながらタイムリーに投稿し続けることで、企業としてのインパクトや価値を向上していくことは可能です。GEは2011年にアカウントをスタートして以来、平均して週に2〜3個以上、合計600個以上の画像とビデオを投稿しています。

General electric
Photographs ©General Electric https://instagram.com/generalelectric/

この、ちょこちょこと小出しに投稿していくコミュニーケション方法は非常にバランスがよく、エンジニアリングファンへのアピールだけにとどまらず、それ以外の層に対しても、GEのイメージに新鮮味をもちつつも押し付けがましくない印象を持たせることが可能です。

それぞれの写真は、ユーザーのフィードの中の一部であり、しつこいeメール勧誘や広告キャンペーンとは別ものです。ユーザーは自らGEをフォローし、彼らのInstagramフィードを見たいときだけ見ることができるのです。

アカウントを開設してある程度の時間が経ち、徐々にフォロワーが増えていくと、当然ながら「いいね」やコメントといったフィードバックも増えていきます。GEですら初期の頃の投稿には、たった数十個の「いいね」と多少のコメントがあるだけでした。しかし最近の投稿には、少なくとも何千もの「いいね」や何百ものコメントがついています。

このようなフィードバックは、それ自体が分かりやすい指標になりのとともに、どんな画像や内容が人気になるかも同時に分析することにも役立てることができるのです。

General Electric Instagram

CHAPTER #2

Dyson

息を飲むような素晴らしい写真や、素晴らしい機械といった素材があればそれは全てよく聞こえますが、もしあなたの商材が掃除機の様なそこまでドラマチックではないものだったとしたらどうでしょうか?

2013年にInstagramで投稿を始めたダイソンは、今や1つの投稿につき7000人以上に見られる程の規模になっています。

彼らのアカウント上では、少しおふざけ気味の楽しそうなアプローチで、自社製品をInstagramで紹介しています。

#SelfieStickVacというハッシュタグで、掃除機に取り付けたカメラを使って写真を撮ったり、#fanscapesのハッシュタグをつかって羽のない扇風機をピクチャーフレームに見立てて、世界の美しい建物のスナップ写真を撮ってみたりといった試みを行なっています。

Dyson Instagram

Dyson
Photographs ©Dyson https://instagram.com/dyson/
Dyson
Photographs ©Dyson https://instagram.com/dyson/

MailChimp

MailChimpにはこれといった物理的なプロダクトがないeメールマーケティングの会社です。しかし彼らのInstagramアカウントのフォロワーは今や2万人を超えるまでになりました。

MailChimpは製品の代わりに、社内の様子やカラフルな従業員イベントの写真、ロゴで使っている猿のマスコットの写真などを投稿しています。しかし、彼らのようにプロダクトの存在しないサービス会社が、Instagramで投稿することの意味はどこにあるのでしょうか?

彼らのそれぞれの投稿は、潜在的な顧客に対し優しいリマインダーとして機能しているのです。それらは、eメールキャンペーンを検討している顧客の背中をそっと押すような効果があったり、最終的にサインアップしてもらうまでの何かしらの効果があるのです。

そしてこれら全ての写真は、この会社のカルチャーを紹介するものであり、お客さんと従業員の双方向コミュニケーションを期待させるような、創造的であり、ユーモアがあり、魅力的なコミュニケーションをかたち作る意図があるのです。

MailChimp Instagram

MailChimp
Photographs ©MailChimp https://instagram.com/mailchimp/
MailChimp
Photographs ©MailChimp https://instagram.com/mailchimp/

Airbnb

Airbnbが、スタートアップから大企業となった転換点は、貸し出す部屋の写真をプロの写真家に撮影してもらうことだったといわれています。

貸し出す部屋のオーナーが撮ったイマイチな写真を、プロの写真家の手による高品質のものに変えることで売上は1ヶ月以内に2倍になり、今では多くの地域で、Airbnbに依頼すれば無料でプロに撮影をしてもらうことができるほど、同社は写真はを重要な要素としてとらえています。

そんな写真の重要さを知るAirbnbは、1円の撮影代もかけず最大限の効果をあげる、ちょっと珍しいInstagramアカウントを運用しています。

Airbnb
Photographs ©Airbnb https://instagram.com/airbnb/
Airbnb
Photographs ©Airbnb https://instagram.com/airbnb/

Airbnbのアカウントには、世界中の美しいコテージや素晴らしいアパートの写真が溢れていいます。このアカウントの素晴らしいところは、それらの写真はすべてAirbnbに宿泊したお客さんからの投稿だということです。

Airbnbは、Airbnbで宿泊し素敵な写真を撮ったお客さんに直接掲載依頼を行なっています。もしそのお客さんが「OK」の返事をすれば、撮影したお客さんのクレジットを投稿に表示しつつ、AirbnbのInstagram アカウントにその写真を投稿するのです。

これは、Airbnbにとってはユーザーの本物の声という写真の価値があり、お客さん側からすれば、Airbnbに再投稿されるかもしれないというワクワク感があります。もちろん、その投稿に撮影された部屋のAirbnbへのリンクを掲載することで、予約やアクセス数増加にもつながります。

ゲスト、オーナー、宿泊先を探すお客さん、そしてAirbnb自身も含め皆がハッピーになる非常によい施策です。

Airbnb Instagram

CHAPTER #3

Instagramを理解する

Instagramは、スナップ写真をフィルターで加工して投稿するアプリだった初期の頃とは、比べものにならないほど大きく成長しています。今ではInstagramは消費者とブランド側双方にとって強力なプラットフォームであり、現に過去数年間Instagramに投資してきた企業は大きな効果をあげています。

Instagramのようなプラットフォームへの投資対効果を数値化することは難しいですが、フォロワー数や「いいね」やコメントは数えることができますし、そこから人気のコンテンツを特定することも可能です。更に写真共有ではこうした測定基準だけで分かることよりも、より多くのさまざまな効果があるはずです。

・例えばAirbnbのようなブランドがファンの写真やコメントに対する返信をする事で、どれだけのブランド価値を向上する事ができるのか?
・自分達の投稿した写真にたくさんの「いいね」がついた時、従業員のプライドがどれだけ高まるか?

そして私たちの多くは、個人レベルでInstagramを使ったことがあるとはいえ、プロフェッショナルのアカウントを持つ事により、それを成功へ導く為に、一体何が必要となるか?

・投稿する為に、1週間に何時間必要か? 
・アイデアを生み、画像を作りだし、承認を得た後に投稿するまでに理想的なワークフローはどんなものか?
・プロの写真家にかける費用は、アマチュアの写真に比べて意味のあるものになるか?

さあ、はじめましょう

それにともない、A.C.O.では本日Instagramアカウントを開設しました。A.C.O.ではクライアントに最大限のビジュアルコミュニケーションを提供することを大切にしており、Instagramでの可能性を追求していきたいと考えています。私達は、上で出した問いに対する答えをさがしつつ、今後気付いたことをこのJournal上で共有していきたいと思っています。

是非フォローしてしてみてくださいね。感想をお待ちしております。

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Writing JAMES BOWSKILL

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