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千葉県警 交通死亡事故 約160件計上されず
10月30日 12時04分

千葉県警 交通死亡事故 約160件計上されず
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千葉県警察本部がおととしまでの10年間にまとめた交通死亡事故の統計に、およそ160件が計上されていなかったことが警察の内部調査で分かりました。中には、「交通事故による死亡」と医師が書いた死体検案書に警察官が手を加えて「病死」としたケースもあり、千葉県警察本部は関係した警察官の処分を検討しています。
NHKが去年、千葉県内で起きた交通死亡事故について調査や取材を行ったところ、おととしまでの3年間に死亡事故の件数が統計に少なく計上されていた疑いがあることが分かり、千葉県警察本部は全面的な調査を行うことを表明して内部調査を進めていました。
その結果、平成16年からおととしまでの10年間で、発生直後は死亡事故として取り扱われたものの、その後、病死や自殺などとされて統計に計上されなかった死亡事故が、合わせておよそ160件あったということです。
千葉県警察本部は、この多くは当時の判断に修正が必要になったもので、不正ではないとしていますが、中には、「交通事故による死亡」と医師が書いた死体検案書に警察官が手を加えて「病死」とするなど、警察官による改ざんも確認されたとしています。
千葉県の去年1年間の交通事故による死者数は、全国でワースト3位と死亡事故が多発していて、千葉県警察本部は事故の件数を減らしたいというプレッシャーも背景にあったとしています。
千葉県警察本部は10年分の統計を修正するとともに、関係した警察官の処分を検討しています。

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