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『弱虫ペダル』は為せば成るわけがないことを成し遂げるのが面白い

アニメ

『弱虫ペダル』というアニメがある。私が全部見ることができた数少ないアニメで、それはそれは面白かった。時には感涙することもあり、これは自分的には異常事態である。今日はふと、何がそんなに面白かったのかを思い返してみたい。

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

内容はロードバイク少年達が織りなす、熱血ドリームサクセスストーリー。

 

学園、スポ根、ロードバイク。これが構成要素。

 

じゃあ何が面白いのか?

 

キャラがものすごい立っている(個性的)

しっかりと過去に何があって、努力の結果にここまで輝いてるんだよ的なエピソードの取りこぼしがほとんどない(準主役までの話だが)。だからキャラクターに感情移入が容易なのである。敵も味方もなく、感動できるところは全部できる。

 

もう駄目だ、からの盛返しについて見せ方がすごく上手

主人公の少年の場合に多いが、かなり絶望的な場面になることが多々。しかし、彼は仲間のパワーと根性でその苦境を乗り越えてしまう。私の稚拙な文章ではハナクソのように聞こえるが、この過程を2~3話かけでじっくり作りこまれたら、そりゃ一種のカタルシスを感じざるを得ない。

 

 

これらの要素も確かに重要なのだが...

 

このアニメの面白さを構成している一番の要素

 

「為せば成る」を残酷なまでに疑似体験させてくれる

 

という部分ではなかろうかと。

 

いくらポテンシャルがあっても、高校生から始めた半年足らずの経験で日本一になることなんてあり得るか?

 

そんな夢物語は現実ではありえない。

 

為せば成る、にも限界がある。

 

それはもう皆気づきはじめてて、自分の身の丈にあった生活や未来展望を模索し始める人が増えてる。

 

そんな中で、この『弱虫ペダル』は、輝かしいばかりのありえない「為せば成る」夢物語を閲覧者に見せてくれる。その夢と現実のギャップで感動を呼んでいるんじゃないかと思う。

 

ロードレーヌとまで比喩されるアニメだが、しかし、各キャラの魅力と巧みな見せ方、そして夢物語の疑似体験。かなり完成されたコンテンツではなかろうかと。

 

 

 

根性系のアニメが大好きな人は、いちど見てみるといい。

 

 

 

べつにロードバイクのことを知らなくても、十分楽しめるよ。

 

あと恋愛要素は一切ないからね。

 

寒咲さんというボインちゃん美少女出てくるけど

 

恋愛要素はほぼ無し。これは個人的には高得点。

 

どうしてもそういう要素が見たければ薄い本でも見てね。

 

あとはどちらかといえば美少年が多数出るので

 

そういう方面で言うなら腐な方におすすめかな。

 

 

ぶっちぎりで御堂筋アキラ君が大好きなポジ熊がお送りしました。

 

ノシ