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【FIFA汚職】
18年W杯 投票前にロシア開催内定か ブラッター会長が示唆
不正疑惑で90日間の暫定的な活動停止処分を受けている国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が28日、2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会の開催地決定が、投票前に事実上内定していたことを示唆した。ロシアのタス通信のインタビューで語った。
W杯開催地は10年12月にFIFA理事会の投票でロシアと22年のカタールが同時に決まった。同会長はインタビューで、当時の経緯を「18年大会は開催実績のないロシアでという水面下の合意があった。22年大会は米国に戻るとみられていた」と証言。だが22年については投票直前に欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長が態度を変化させたことで欧州の4票が動き、カタールに決まったとの背景にも言及している。
18、22年のW杯開催地決定をめぐっては招致疑惑が指摘されている。(共同)