新型バルキリーの前でポーズを取る河森正治総監督(右)と“新歌姫”フレイア・ヴィオン役の鈴木みのり=秋葉原UDX【拡大】
人気アニメ「マクロス」シリーズの最新作「マクロスΔ(デルタ)」の製作発表会が29日、東京・秋葉原UDXで行われ、物語のヒロインとなる新歌姫「フレイア・ヴィオン」役を、約8000人からオーディションで選ばれた愛知県出身の鈴木みのり(18)が演じることが発表された。
「“超時空”製作発表会」と題して行われ、総監督の河森正治や監督の安田賢司らスタッフが登壇。新作のストーリーやスタッフ、物語に登場する戦闘機などの情報が公表された。
「マクロス」シリーズは、1982年に「超時空要塞マクロス」が放映されて「戦闘機から変形するロボット」「歌姫」「三角関係の恋愛ドラマ」で人気となり、多数のテレビシリーズや映画などが製作された人気アニメ。
新作は、西暦2067年の辺境惑星が舞台となる。鈴木の演じるフレイアは、“戦術音楽ユニット「ワルキューレ」”にあこがれて、銀河辺境の田舎から飛び出してきた少女という設定。
声優や歌手活動は未経験という鈴木は「大好きなマクロスに関わることができてうれしい。(フレイアに)負けないよう元気に笑顔でがんばりたい」。河森総監督は起用の理由を「鈴木さんは前向きでアクティブ。歌と声の演技の両方を満たす人は限られるが、カンの良さや力を持っている」と話した。
「マクロスΔ」の放送時期や放送局は未定だが、12月31日午後6時から第1話を“ほぼ全部”見られる「先取りスペシャル」がTOKYO MXとBS11で放送される。