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夏バテしてる?
日本初「在日」外国人犯罪の公的統計資料公開。
 

日本国内の外国人犯罪と言えば、「来日外国人犯罪の検挙情況」という統計が毎年警察庁から発表されていますね。

でもこれはあくまで「来日」であって、「永住者」「特別永住者」「永住者の配偶者」などを含めた「在日」外国人の犯罪検挙情況は全く公表されたことがありませんでした。

そもそも統計が「来日」だけに限定されていることさえ、多くの人は気付きませんので、これまで「在日」を公表せよという声さえなかったのですが、この度、自民党衆議院議員長尾敬先生を通じて、警察庁より「日本人と在日外国人検挙人員(刑法犯・特別法犯)の国籍別比較」が算出されました。

「在日」外国人犯罪の公的統計は、おそらくこれが日本初でしょう。

 

日本の国際化と表裏一体の外国人問題に関し、タブーも恐れず正面切ってお取り扱いいただいた長尾先生には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。


 

さて資料は、在日・来日外国人の総検挙人員数を国別に、過去三年にわたり算出したもの。


公的資料は公益に資するためこちらで公開します。
 


在日枠で韓国・朝鮮が毎年ダントツのトップを占めてしまうのは、特別永住者には滞在資格取り消しや強制送還がないので再犯が可能だから。

他の外国人なら万引きひとつで滞在延長不可、退去強制処分となりますので、服役した後の再犯なんてありえないのです。私にも知り合いはいますが、まじめに暮らしている朝鮮民族の方々には大きな迷惑ですよ。

ご覧のとおり、「来日」ならば、すでに警察庁から発表されているとおり、

1位中国 
2位ベトナム 
3位フィリピン

・・・で、中国が2位ベトナムに三倍ほどの差をつけております。

しかし「在日」となると、

1位韓国・朝鮮 
2位中国 
3位フィリピン

・・・と、朝鮮民族が「来日」トップの中国人に2倍の差をつけて君臨。

しかもこの三年「在日」ベスト10の順位はほとんど変わっていないのです。


彼らの不名誉を回復するためにも、特別永住者という他の外国人に優越した、他国にも類例のない資格制度は廃止すべきです。

坂東忠信
宮城県出身。

警察官拝命後、交番勤務員、機動隊員、刑事、北京語通訳捜査官として活動、勤続18年で警視庁を退職、現在は司法通訳、作家、防犯コンサルタントとして、日本国内に増加する外国人犯罪、特に中国陣による犯罪増加をテーマとした著述・講演活動を展開している。

 

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日本人が知らない「二つのアメリカ」の世界戦略(深田 匠氏)に共和党と民主党の違いが載っていました。
リンク

 長くなりますが、以下抜粋します。

>ところでこれは日本人はあまり知らない様子だが、米国の南北戦争の際に南部側で奴隷制を支持していたのが実は民主党であり、一方北部側で奴隷解放を唱えていたのが共和党である。奴隷解放宣言を行ったA・リンカーンは共和党の最初の大統領だ。南北戦争で敗北した民主党はその勢力挽回のために、新しい移民をターゲットにして「労働者や貧困の党」をアピールし移民船の到着する港で党員勧誘を行った。映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』には、この十九世紀後期の民主党による勧誘の様子が描かれている。つまり共和党は奴隷制に反対すると同時に「白人も黒人も平等であり、黒人優遇は白人の逆差別になる」と一過して正論を主張してきたわけだが、元々は奴隷制度支持の民主党は奴隷解放後は一転して「黒人優遇政策」を唱え出し、企業の入社や大学の入学などにおいて試験の成績に関係なく一定割合の黒人をパスさせる法律を作ったりしている。黒人層の九十%が民主党支持と言われるのも、この民主党の「黒人えこひいき政策」に由来するのだが、この歴史的経緯をみても日本人の多くが持つ「米民主党は弱者の味方」というイメージがいかに誤ったものか明らかである。

>ところでこのようにアメリカの世論が明確に二分割されていったのは、戦後においては主に一九六〇年代を一つの境にしている。ベトナム反戦運動を是とするか否とするか、ヒッピーやフリーセックス、ウーマンリブや中絶や同性愛といったライフスタイルを許容するか否か、「黒人優遇政策」を是とするか逆差別だと考えるか、これらの価値観の相違が米国民をピッタリ二等分し、共和党と民主党がそれぞれの価値観を代表する立場が定着したわけだ。共和党のレーガン大統領はその八年間の任期内に、それまでアメリカの社会運動に浸透してしまっていた共産主義とアナーキズムを大掃除した。(ちなみにこれは今の日本にとって最も必要な大掃除である。)ヒッピーやウーマンリブといった従来の左派的社会現象にうんざりしていた都市部の白人労働者を中心とする民主党員は、こぞってレーガン支持に転じ「レーガン民主党員(デモクラッツ)」という言葉が誕生した。このレーガンファン民主党員は熱心な反共主義者となり、ルーズベルト政権以後「ニューディール連合」と呼ばれた民主党支持基盤は分断されて、これらレーガンファンの反共派は共和党へと移籍していった。かくて容共派だけが民主党に残ることになり、クリントン時代の親中路線を支持するに至ったのである。クリントン時代には、クリントンのベトナム反戦運動歴や徴兵逃れの過去、女房ヒラリーがウーマンリブや「子供の権利条約」など左派運動のカリスマであること、クリントン自身の幾多のセックススキャンダル、いわゆるホワイトウォーター疑惑に代表される金権主義、中共や北朝鮮といった共産主義国との蜜月ぶり、これらの諸要素はまさに共和党支持層にとって最も忌み嫌う反価値的なものであり、共和党支持層の多くは「クリントン・ヘーターズ」(クリントン憎悪者)と自称して民主党との溝は一層拡大していった。このように両党の政治的信条は内政面でも大きく異なっており、反共を長年の党是とする共和党に対して、容共主義的な民主党政権はこれまで共産主義国に利用されてきた歴史がある。(以上)

 気づきとしては、以下の2点。
①民主党がなぜ中国とのつながりが強いかの理由
②主義主張が己の都合で簡単に変わっている
アメリカの政党を分析する上で、この視点は重要だと思いました。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=155289  を転載
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習近平主席に英BBC記者が会見で皮肉たっぷり質問 「英国民は人権に問題を抱えた国とのビジネス拡大をなぜ喜ばなければならないのか」

【ロンドン=内藤泰朗】英国を公式訪問している中国の習近平国家主席は21日、キャメロン英首相と総額7兆円超もの巨額契約を結び、中英両国の蜜月ぶりを見せつけた。だが、言論の自由を掲げる英国メディアでは、人権や民主主義の価値を共有していない中国との関係深化を懸念する声が高まっている。巨額契約締結後に行われた両首脳の短時間の共同記者会見で、その不満が爆発した。

 「習主席、英国民は、民主主義がなく、不透明で人権に大きな問題を抱えた国とのビジネスが拡大することを、なぜ喜ばなければならないのでしょうか」

 キャメロン氏に指名された英BBC放送の女性記者が21日、いきなりこんな質問をぶつけた。

 キャメロン氏はこれに苦い表情で、「人権か、ビジネスかという質問の前提にはまったく賛成できない。5年、首相を務めて思うのは、両方が重要だということだ。経済関係が強固になれば、双方の関係も深まり、それ以外の問題でも率直な議論ができるようになる」と反論。隣の習氏の方を見ながら、同じ内容の発言を繰り返した。

 中英関係は、キャメロン氏が2012年、中国政府が敵視するチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と会ったことで悪化。痛い思いをしたキャメロン氏は近年、中国の人権問題に関する批判を封じて実利外交に転換している。


 習氏はこの後、「われわれは現実に即した人権発展の道を見つけた。人権は大切であるが、世界を見渡せば、すべての国で改善が必要な状況にある」と述べ、はぐらかした。

 次いで、中国人記者が経済に関して質問。約20分弱の会見は、この2問の質問で終わった。

 不満が残る英国人記者は「時間が限られているとはいえ、あまりにひどい内容だ。英国民の不安だけが高まった会見だと思う。おカネが欲しいあまりに、われわれは早くも中国化してしまったのか」と皮肉たっぷりに語った。

 習氏が宿泊したエリザベス女王の居城、バッキンガム宮殿の前では、巨大な赤い中国国旗を掲げた習氏の訪英を歓迎する人たちと、チベットなどでの人権弾圧に抗議する人たちがそれぞれ集まり、歓迎と抗議のラリーを展開した。

 英BBC放送は「中国政府に雇われたとみられる親中派の人たちが、反中派を赤旗でブロックし、習氏の目に入らないようにしている」と伝えた。

http://www.sankei.com/world/news/151022/wor1510220042-n1.html

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     『三橋貴明の「新」日本経済新聞』

        2015/10/24 

 

From 平松禎史(アニメーター/演出家)

 

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「中国の読み方--地獄に引きずり込まれないために日本人が知るべきこと」

http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

 

●他国と違う・・・中国経済成長率の算出のカラクリ

●中国に存在する”鬼の城”とは?住んでいるのは一体誰なのか?

●日経新聞に煽られて中国進出した日本企業の悲劇

●地図を横にすると見えてくる…日本は中国の世界進出を邪魔する”蓋”

 

「中国の読み方--地獄に引きずり込まれないために日本人が知るべきこと」

http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

 

 

 

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 ◯オープニング

 

アニメーターとしての仕事にも段階がありまして、頭を使う創作的な段階と、材料が揃った後たくさん仕上げていく大量生産的な段階です。

前者の時は外からの情報はジャマになってしまいますが、後者の段階はある程度なら大丈夫です。

なのでYouTube動画をラジオのように流したり、過去の三橋塾の講義録など聞いたり、音楽や映画を流しながら仕事しています。

 

勢いをつけるには明るい音楽ものやアクション映画が適していて、最も勢いがつくのがアメリカのスーパーヒーローものです。

 

 

第十八話:「存在価値の喪失と成長物語」

 

 

 ◯Aパート

 

ヒッチコック監督のアクション映画的なもののほとんどは「巻き込まれ型」物語です。

主人公の生活とは関係なくすでに起こっていた国際犯罪などに巻き込まれ、無実の罪を着せられて逃走しながら真相を追う、というものです。

イギリス時代から人気のある物語なのですが、アメリカでは非常に受けました。

渡米当初は『風と共に去りぬ』で有名なセルズニックプロデューサーのもとでロマンティックスリラーを何本か撮ったのですが『レベッカ』『汚名』のヒット以降は不調に陥ります。

向いてなかったんですね。

その後、巻き込まれ型の代表作『見知らぬ乗客』でサスペンスの面白さをアメリカ国民に印象づけます。

 

その原型がイギリス時代の『三十九夜』

原題は”THE 39 STEPS”つまり「三十九階段」で、これはスパイ組織のコードネームだそうです。

主人公ハネイは「三十九階段」を追う女エージェントに組織の秘密を死の直前託される。

女性殺害で警察に、秘密を知ったために敵組織に、濡れ衣で二重に追われることになるのです。

警察には殺人事件の嫌疑をかけられているためスパイ組織のことを話すことができません。

彼はただの外交官だったのに、その存在価値を喪失し自由も失ってしまうのです。

彼の冒険は、失った存在価値を取り戻すためなのです。

 

その後のアメリカ映画の定番は、単に取り戻すだけでなく、体験を通して成長することに意義をおくようになります。

存在価値の喪失と成長は、アメリカ、ハリウッドスタイルの特徴のひとつと言えます。

このような物語がアメリカで受けたことと、近年大人気のスーパーヒーローものには関連があるのではないか?

ということが今回のテーマです。

 

スーパーヒーローはマーベルなどのコミックスが原作で、ボクは原作漫画のほうはほとんど読んでいません。

なのでアメコミヒーローファンってわけではないのですが、映画は割と見てますので彼らの特徴はある程度理解できます。

スーパーヒーローの元祖、「スーパーマン」は第2次世界大戦前夜、1938年生まれだそうです。

ヒーロー物の隆盛には、’60年代のコミックス規制の影響で多くのコミックスが消えていく中、ヒーロー物が残ったという事情もあるようです。

 

元々学生だったり社会人だった「アメリカ市民」が主人公。飛び抜けた才能や、強いコンプレックスやトラウマが、事故などをきっかけにスーパーパワーを身につけ生まれ変わり、挫折を経験しながら悪と戦う道を選ぶ。

悪者も同様に、以前は普通の「アメリカ市民」だったのが、授かったパワーを挫折や野心によって悪い方向に曲げてしまった者として描かれたりします。

 

主人公は、それまでの普通の人間としての存在価値を一度失い、ヒーローとして生まれ変わって成長していくのです。

おそらく、ほとんどのスーパーヒーローはこのような物語を基礎としていると思いますが、アメリカ国民だけでなく他の国々でも、我々日本人もがスーパーヒーローに惹かれるのは、自分の存在価値が一度失われ、挫折から善き道を探ろうとするヒーロたちの真摯な姿勢にあると思うのです。

 

 

 ◯中CM

 

仕事の勢いをつけるために(というと失礼ですが、何度かちゃんと観て気に入ったものを選んでますので誤解なきように…)「アイアンマン」を買って流していました。

この映画も好きなんですが、例によって日本を揶揄する描写があるんですよね。

冒頭、軍需産業の社長で大金持ちのトニー・スタークはプライベートジェット内で刺し身と日本酒を飲んで有頂天な様子が描かれます。

テロリストに捕らわれて命からがら逃げ帰った彼は、生まれ変わり、まっさきに「チーズバーガーが食べたい」と言うのです。これは目覚めの表現ですから、日本の刺し身や酒は自分を見失って浮かれてた時の象徴として使われる。

初めて観た時は嫌味だなぁ、なんて思ったものですが、この映画のテーマからして単なる嫌味と受け取ってはいけないなと思いました。

 

金儲けのために誇りを捨てるような態度では、世界の誰からも尊敬されないのです。

日本をネタにしてはいますが、アメリカ自身にも批判の目を向けているわけですからね。

 

国家運営をビジネス化する安倍政権のやり方は、まさしく冒頭の無自覚トニー・スタークと重なります。

 

 

 ◯Bパート

 

 

さて

存在価値の喪失と成長の物語はアメリカの歴史を思い起こします。

アメリカは、主にイギリスから追い出されるように北アメリカ大陸に渡ってきた敬虔なキリスト教徒、プロテスタントが主流で、移民が作った多民族国家です。

彼らは、元々の土地を追われたり新天地を求めてやってきた人々ですから、存在価値を一度喪失した人たちと解釈することが可能です。

西欧や日本のような歴史を持たず、元の価値観もバラバラな多民族がまとまるために「民主主義」「正義」を国民共通のパワーとしたのです。

 

スーパーヒーローはチームを作ったり、彼らをまとめる政府公認の組織(「S.H.I.E.L.D」など)がありますよね。

政府公認で国民にも愛されるヒーロ。これがスーパーヒーローのおもしろいところです。

アメリカ国民が一丸となって支持できる存在で、政府の上位にあると言って良い。つまり「民主主義」や「正義」の旗のもと、アメリカの人々はスーパーヒーローと一体化することが出来るわけで、挫折を乗り越えて生まれ変わり、成長していくことを信じられるのだろうと思います。

(現実のアメリカが及ぼす結果の善し悪しはおいといて)

 

誤解と策謀によって十字架にかけられ、神の子として再生するイエスキリストは、存在価値を喪失し生まれ変わって成長するスーパーヒーローと見事に重なると解釈できます。

アメリカに限らず、ほとんどの物語の基本は、欠落や喪失の再生物語であって、これはキリスト教(ユダヤ、イスラムを含む一神教)とも深い関係があると思っています。

 

欧米では国家の成立と目的がはっきりしています。

始まり、変形、成長、完成へと一直線に進んでいく。起承転結です。

この物語意識は、国民国家の発生とマルクスなどの発展段階説が広まって以降、現在まで定着しています。

 

アメリカで、国を挙げてのスーパーヒーローという特異な存在が人気なのは、新興国の多種多様な人々が求める共通のシンボルだからではないでしょうか。

 

存在価値の喪失~新たな形への生まれ変わり~成長が描かれ、完成が目指されるアメリカのヒーロー物語は、国家成立の正当性を確認することにつながり、それ自体が存在価値となる。

国家を形成する「民主主義」と「正義」のシンボルがスーパーヒーローと言えましょう。

 

 × × ×

 

日本のヒーローはどうでしょうか。

大雑把に言って二種類です。

はぐれ者のダークヒーローと人間を超越したヒーローです。

前者代表は「どろろ」「デビルマン」、「キカイダー」など石ノ森章太郎のヒーロー。

後者代表は「ウルトラマン」とその兄弟たち。「遠山の金さん」「水戸黄門」

あるいは「ゴジラ」など巨大怪獣も、ヒーローではありませんが後者に属するでしょう。

 

前者のアレンジは山ほどあって「ブラックジャック」や「相棒」の右京さん。古くは「弁慶」や「子連れ狼」「丹下左膳」など時代劇にもいますね。

ダークヒーローは人々に理解されない奇異な存在で、権力者側なのにはぐれ者であったりします。読み手、視聴者に共感を呼び影響を及ぼすのが特徴で

ヒーローは変化せずに周りの人物が影響を受け変化していきます。

 

後者のウルトラマン、ウルトラセブンは宇宙人でもともと人間の味方ではなく、人間のハヤタ隊員やモロボシ・ダンの勇気を尊重して人間の味方につきます。彼らが去って行く時、人間が求める気高さを象徴する存在として印象付けられます。ただし、シリーズ化にともなって成長要素が次第に増えていきますが。

「遠山の金さん」や「水戸黄門」は、普段は「遊び人」や「越後のちりめん問屋」に扮していますが庶民を助けるためにいざとなれば権威を使います。ダークヒーローと超越ヒーローの合わせ技と言えましょうか。彼らが物語で変化することはありませんし、長期シリーズでいろんな役者が継承しています。

怪獣たちは自然の化身なので人間も時代も超越しています。

 

アメリカ製の怪獣はどうしても人間以下なんですよね。「キングコング」は美しく悲しい映画ですが、人間と心を通じてやっと死ねると解釈するとあわれですし、あわれむ「人間」本位なのだと気付かされます。

 

日本の物語の原型は神話につながると思います。

前者のダークヒーローはヒルコや素盞鳴尊(スサノオ)など荒っぽい神々に源流があり、後者の超越ヒーローは天照大神や神武天皇など地上をしらす(治める)歴代天皇を象徴していると思えます。

両者は基本的に背骨のように存在し、悩み続けるか、まったく悩みと無縁の超越した存在で、成長も完成もないところが共通しています。

明暗の違いがあるだけで一つのものと解釈できます。

 

日本の場合、国家成立が明確でなく、日本人がいつどこから存在したのかも不明瞭で目的もはっきりしません。なので、日本の物語は起承転結が曖昧で成長も明確ではありません。

「友情」はあっても「民主主義」「正義」などイデオロギーはないのです。

 

日本の物語は、自分たちの存在を問うような、見直しをし続けるような形になる。

最もミニマムなものは時間の止まったホームドラマであり、自分探し物語。「俺たちの戦いはこれからだ!」という結末が受け入れられるのも、成長して完成させる意識がない…必ずしも是としない…からであり、継承すべきものに価値をおくからではではないでしょうか。

 

塚本晋也監督の『野火』からもそんな感触を得ました。

 

そんな視点からすれば、超越的な美少女たちをモチーフにしたいわゆる「萌えアニメ」も極めて日本的と言えます。

 

 × × ×

 

成長と言えば、本メルマガでは経済成長ですね。

 

デフレ下の日本人が成長を求めようとしないのは、古来からの物語意識が影響しているのかもしれません。「保守と継承」という態度は「完成形を設計し成長する」目的意識とは相反します。

であれば

日本人にそういう性質があることを見直して、ではどうするべきか、と意識することが必要なのかもしれません。

もはや懐かしのスローガンですが「日本を、取り戻す。」の「日本」を明確に定義することが難しいのですから、成長!成長!と言い、蜃気楼を追いかけてても気が付かない。成長を掲げる政府が狂った羅針盤を見直せないのもむべなるかな、という気がします。

目に見える日本すら継承できないレベルにまで衰退している現実を認識するには、めんどうでも相対化して当面の目標を見える化する必要があるんだと思いますが、狂いを見直せないのは、都合の良いスパンでみたり、数字の見方を変えて認めようとしなかったり、「日本に負けなし」とか都合の良い歴史しか観ないからではないかとすら思います。

 

日本が外交上「日本国」を使い独立して1400年程になる。それ以前の黎明期はシナ文明圏の端っこにある「倭国」でした。最初から独立した日本文明というのは神話の話であって事実ではないのです。

長い歴史を再確認するのはかなり骨の折れる作業ですが、苦い歴史も受け入れて、「継承すべき日本とは何か」をいつでも何度でも見直さないといけないと思います。

 

 

 ◯エンディング

 

以上のようなことを、物語の作者が意図しているわけでなく(意図する場合もあるのでしょうが)、自然とそうなっているんだろうと思います。

 

経済面で考えれば、確実に数字を出せるのがアメコミヒーロー物というアメリカ映画業界の現実もあるんでしょう。

「ユニバース」化で、次々いろんなヒーロー映画を観たくなる仕掛けはうまいものだと思います。

 

いずれにしましても

国家の歴史・文化をしっかり背負ったスーパーヒーロー物語が今も絶大な人気を持って作られ続けるアメリカ文化は素晴らしいと思います。

 

 

日本でも、(外圧への対抗でなく、あくまで自然な感覚として)国家の歴史・文化を背負った物語を堂々と作り出したいと思います。

 

 

 

 ◯後CM

 

存在価値の喪失し、何を継承すべきなのか、見直す力を失った人々の物語。

アニメ(ーター)見本市第22話 「イブセキ ヨルニ」

原作:さかき漣「顔のない独裁者」、監督:平松禎史

http://animatorexpo.com/ibusekiyoruni/

 

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韓国・済州島に「慰安婦像」 日本史捏造でも、消し去れぬ島の数万人虐殺史


「島民や国内外の観光客にとって、平和と歴史教育の象徴の場になる」

 韓国・済州(チェジュ)島の大学生組織《平和碑建立推進委員会》の決意を知り、韓国の「民主国家入り」が近いと感じた。闇に埋もれる「血塗られた島」の歴史を調べ、内外に真実を訴える覚悟だと。でも、やっぱり過剰な期待だった。島内の日本総領事館前の広場に“慰安婦問題”を象徴する少女像を設置する計画宣言に過ぎなかったのだ。観光地として名高い済州島だが、武力闘争と鎮圧でおびただしい数の人々が虐殺された。2003年の政府報告書は2万5000~3万人と記すが、4万~6万~8万人の研究結果も存在する。虐殺前の島民は28万人だから人間の所業とは思えない。

 朝鮮戦争(1950~53年休戦)前の1948年4月3日、現・朝鮮労働党の前身の一つ北朝鮮労働党の南部組織=南朝鮮労働党が起こした武装蜂起が発端で《済州島四・三事件》と呼ばれる。といっても、韓国歴代保守系政府はじめ恐怖を引きずる被害者や過去の暴露を恐れる加害者…、それぞれの姿勢が複雑に絡み合い、大半の真相は死者とともに葬られている。そこで提案が有る。不都合な狂気の殺戮史解明にまともに取り組めば、大日本帝國陸軍による「朝鮮人従軍慰安婦の強制連行」などと日本史偽造に耽るヒマはなくなる。何より、事件で大量の密航難民が日本に押し寄せ、居座った正史も知るところとなろう。

120万人?耳を疑う数

 朝鮮戦争をはさみ、済州島を皮切りに本土でも虐殺事件が頻発した。とりわけ、開戦2日後以降続く《保導連盟事件》は10万~120万人とばらつきはあるものの惨殺数には耳を疑う。南朝鮮労働党(南労党)といった親北朝鮮共産主義者が勃興→武装闘争やストライキが広まり→反共の韓国・李承晩(イ・スンマン)政権(48~60年)が無辜の民もろとも弾圧…と、対立の構図は済州島事件に似る。日本人の理解をはるかに超える残虐な諸事件の背景には一義的に▽共産主義者の凶暴性▽共産主義に対する強い警戒▽人権無視▽防共も目的とした戦争…などが横たわる。ただ、それだけでは説明できぬ。

 朝鮮民族特有の精神構造《火病(ファッピョン)=憤怒症候群》とは、どう関係するのだろう。一部の人は「朝鮮民族特有の有り得ない激高」と“異訳”をするが、正確には「怒りの抑制に因る各種障害」だという。原因には諸説在り、総合すると《度重なる戦争・政変・略奪・復讐…など、過去の体験で生まれた『恨(ハン)』に根ざす永続的悲哀》との定義も可能だ。複数の論文には、幾つかの症状が紹介されていた。症状を《切迫した死への恐怖》→《パニック》→《生存本能が込み上げる》と並べると、虐殺に至る心理状態の推移が、おぼろげながら“理解”できる。

朝鮮民族特有の「火病」

 済州島事件も、火病の側面ナシとは言い切れない。48年に入り、米陸軍司令部軍政庁が軍政を敷く南朝鮮は単独政権樹立に向け、共産主義の北朝鮮抜きで代議員選挙を決める。だが選挙の前後、済州島でも、北朝鮮の細胞や細胞に扇動された共産主義派島民が武装蜂起したため、警察や南朝鮮派民間人、《警備隊=後の韓国陸軍》が鎮圧する。ところが、共産主義派は山岳部に潜伏してゲリラ戦で対抗し、韓国独立=李承晩政権になっても山狩りが続く。朝鮮戦争開戦後も惨劇は治まらず、共産主義に同調する?島民の処刑・粛清も続発。結局、勃発~完全掃討まで6年半近く要した。

 いずれの大量殺戮事件でも、理由も分からず人を殺した者が少なくない。特に済州島事件のエスカレートぶりは筆頭格で、火病を想起させる。赤色テロを敢行する共産主義派におびえる南朝鮮派VS報復や反共を理由とする白色テロにおびえる共産主義派の、双方の《切迫した死への恐怖》は《パニック》→《生存本能が込み上げる》と、火病の症状をたどったかもしれない。

済州島事件に関しては2000年に特別法が整備され、被害認定/名誉回復/調査報告書発行などが行われた。4.3平和公園に▽記念館▽慰霊館▽犠牲者発掘遺骨奉安館が建てられ、慰霊碑や犠牲者刻銘碑も悲しみを誘う。しかし、真相究明は2000年代半ば以降、保守派と非保守派の「政治的歴史観」の違いも在り、進展していない。実際、地元知事らの出席を請う陳情を受けた4月3日の67周年追悼式に、保守派の朴槿恵(パク・クネ)大統領(63)は昨年に続き欠席した。日韓関係史ばかりか、国史も正視ができぬらしい。

像設置の前に真実を学べ

 もっとも、朴大統領にはもう一つ「知られたくない歴史」がある。済州島事件制圧の出動命令が下った韓国軍部隊が部隊ぐるみで決起。他部隊と呼応し警察官や市民らを殺す《麗水(スヨ)・順天(スンチョン)事件》を起こす。彼我両側の将兵を含め8000人の軍民犠牲者を出して鎮圧されたが、軍内の南労党細胞が仕組んだ陰謀だった。徹底した粛軍が断行され、朴氏の父君・朴正煕(チョンヒ、1917~79年/後に大統領)も細胞として摘発。軍歴評価が高く死刑は免れ無期懲役となり、朝鮮戦争で軍に早々復帰している。

ところで、「慰安婦像」建立計画を進める済州島内の大学生に学んだか否かを問う。遺族証言が正しければ、一部島民が「裁判なしの即決」で、石に縛られ生きながら海に「廃棄」され→被害者の可能性が濃厚な朝鮮民族多数が長崎県・対馬に漂着→地元民が引き上げ→寺院に丁重に葬った…経緯を。膨大な数の在日韓国・朝鮮人の中で、済州島出身者が圧倒的な割合を占めるのは事件後、難民となり日本に逃れ、そのまま居座った非合法・合法の人々数千人(数万人説アリ)が原因である現実を。

 済州島内の大学生がやるべき研究・運動は「慰安婦像」設置ではない。島内のいたる所にいまだ埋まる遺体だけでなく、事件も発掘し、真実を闇から引きずり出すことだ。

 やるべきことを怠る一方で「慰安婦」の「虚像」を建てる意図は奈辺に在るのか。済州島をウソと闇で塗り固めた不気味な観光地にしたいのか。あるいは「慰安婦」も済州島事件も、一緒くたに日本の仕業にでっち上げるつもりなのか。でなければ、なぜ「慰安婦像の台座に済州島事件を象徴するツバキの花を彫り込む」のか。

 火病は「恨」に根ざすという研究も目にしたが、「逆恨み」は哀れだ。(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS

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【ロンドン=内藤泰朗】英国を訪問している中国の習近平国家主席は20日、中国首脳としては初めて上下両院で演説し、第二次大戦ではともに「日本の侵略」に抗して戦ったと指摘。次いで開かれた公式晩餐(ばんさん)会のあいさつでも、大戦中の「日本の残虐性」を改めて強調し、中国の抗日史観を繰り返し披露した。

 習氏はまず、上下両院の演説で「今回の訪問が両国関係を新たな段階に引き上げることになるだろう」と言明。第二次大戦に関しては、英国が軍備や医薬品などを提供して「抗日戦争に協力した」ことなどを挙げ、「中英友好と世界正義に尽力した人たちの歴史は、忘れられることはない」と強調した。

 11分間弱の演説で、英中両国以外で取り上げられた国は日本だけだった。

 このほか習氏は、中国には2000年前から法的な憲章があったことを持ち出し、英国による民主主義の講義は受け付けないとの強い姿勢を示した。

 英紙の報道によると、習氏はこの後、エリザベス女王主催の公式晩餐会に列席した際にも、わずか数分のあいさつの中で、再び第二次大戦の話を持ち出した。「日本の残虐性」について報じた英国人ジャーナリストをあえて取り上げ、両国の国民は第二次大戦で「正義のために助け合い、ともに戦った」と繰り返し強調した。

 一方、中国の人権問題に批判的とされるチャールズ皇太子は、公式晩餐会を欠席した。

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辺野古取り消しで沖縄知事提訴=普天間住民「生存権を侵害」

時事通信 / 2015年10月20日 17時38分


沖縄県の翁長雄志知事による米軍普天間飛行場移設先とされる名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認取り消しは、基地を固定化し人格的生存権侵害の永続化を招くとして、普天間飛行場がある宜野湾市民12人が20日、知事と県を相手に、取り消しの無効確認と総額1億2000万円の損害賠償を求め、那覇地裁に提訴した。

 原告らは訴状で、翁長知事が取り消しの根拠とした埋め立て承認の法的瑕疵(かし)について、「存する余地はない」と指摘。「個人的な政治的パフォーマンスが目的で、知事権限の乱用だ」と主張した。

 町田優沖縄県知事公室長の話 コメントは控える。訴状の内容を確認したい。 

[時事通信社]

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 愛媛「正論」懇話会の第43回講演会が20日、松山市の松山全日空ホテルで開かれ、ジャーナリストの井上和彦氏が「日本が戦ってくれて感謝しています」と題して講演した。

「世界秩序のため戦った日本…戦勝100周年の気概を持て」

 井上氏は、インドネシアで戦後、現地に残っていた旧日本兵がオランダからの独立のために戦い、戦死者が慰霊されている事例などを紹介し「中国、韓国以外に、アジアに反日国家はない」と指摘。安全保障関連法に関しては「アジアに目を向ければ、中国、韓国だけが反対の声を挙げている」と述べた。

 また、地中海のマルタには、第1次世界大戦でドイツの潜水艦攻撃から輸送船団を守った日本艦隊の戦没者の墓地があることにも言及。「第一次大戦で日本は連合国側に立ち、世界秩序のために戦った。戦勝100周年にあたる2018(平成30)年には、堂々と戦勝国であるという認識を持てばよい」と強調した。


【プロフィル】井上和彦(いのうえ・かずひこ) 軍事ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学卒。軍事・安全保障・外交問題などをテーマに、テレビ番組のキャスターやコメンテーターを務める。航空自衛隊幹部学校講師、東北大学大学院・非常勤講師。著書に『国防の真実』(双葉社)、『尖閣武力衝突』(飛鳥新社)、『日本が戦ってくれて感謝しています―アジアが賞賛する日本とあの戦争』(産経新聞出版)など。
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