【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は29日、ソウル市内のホテルで開かれた「世界平和会議」(韓国統一部、統一準備委員会共催)にメッセージを寄せ「手遅れになる前に冷戦の遺物である分断70年の歴史を終え、世界平和の発展に寄与する朝鮮半島統一時代を準備していかなければならない」と強調した。
統一部の洪容杓(ホン・ヨンピョ)長官が会議で朴大統領のメッセージを代読した。
朴大統領は、南北が分断の壁を越え協力し、新たな成長動力を生み出せば国際社会の平和と繁栄に大きく寄与できると指摘した。
洪長官は朝鮮半島に持続可能な平和を定着させるため、政府が進める「朝鮮半島信頼プロセス」(対話と協力により信頼を構築していく政策)や「北東アジア平和協力構想」を土台にして、南北が和解し世界平和に寄与する新たな価値の創造を目指すとした。