サムスンが大量の株式消却へ 価値引き上げ目的か

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は29日、11兆3000億ウォン(約1兆2000億円)相当の自社株を購入し、取得した全株を消却する計画だと発表した。

 サムスンの株価が会社の価値に比べ、過度に低く評価されているとの判断の下、過去最大の株式消却によって株の価値を高める狙いがあるとみられる。

 サムスン電子は米アップルやグーグルなどのライバルIT企業に比べ、配当などの面で株主への配慮が足りないと指摘されていた。株式消却によりイメージ一新を図る意図がありそうだ。

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