ニュース詳細
子どものがん患者も卵巣凍結保存 海外例報告10月30日 4時09分
k10010287721_201510300447_201510300450.mp4
がん治療に関する国内最大の学会、日本癌治療学会が京都市で開かれ、抗がん剤などによる治療の結果、不妊になる患者が多い問題について、海外では子どものがん患者でも卵巣そのものを凍結保存しておく方法が広がっていることなどが報告されました。
ことしの日本癌治療学会は、がん治療に携わる全国の医師ら1万人が参加して京都市で開かれ、初日のシンポジウムでは、抗がん剤などの治療の結果、卵巣や精巣が傷つき、将来子どもを持てなくなってしまう可能性がある問題について議論が行われました。
この中では、がんと妊娠の問題について世界各国で対策を検討するきっかけを作ったアメリカ・ノースウェスタン大学のテレサ・ウッドルフ博士が講演を行い、海外では大人のがん患者で治療前に卵子や精子の凍結保存を行う方法が広がっているだけでなく、子どものがん患者でも卵巣そのものを凍結保存する対策が広がっていることを報告しました。
ウッドルフ博士によりますと、卵巣を凍結する方法で、がん患者を含め60人が出産に成功しているということです。
またシンポジウムでは聖マリアンナ医科大学の鈴木直教授が、日本癌治療学会でも、治療に支障をきたさない形で卵子や精子の凍結保存が行えるようガイドラインを作成し、2年後をめどに全国の医療機関に周知するなどの対策を進めていることを報告しました。
この中では、がんと妊娠の問題について世界各国で対策を検討するきっかけを作ったアメリカ・ノースウェスタン大学のテレサ・ウッドルフ博士が講演を行い、海外では大人のがん患者で治療前に卵子や精子の凍結保存を行う方法が広がっているだけでなく、子どものがん患者でも卵巣そのものを凍結保存する対策が広がっていることを報告しました。
ウッドルフ博士によりますと、卵巣を凍結する方法で、がん患者を含め60人が出産に成功しているということです。
またシンポジウムでは聖マリアンナ医科大学の鈴木直教授が、日本癌治療学会でも、治療に支障をきたさない形で卵子や精子の凍結保存が行えるようガイドラインを作成し、2年後をめどに全国の医療機関に周知するなどの対策を進めていることを報告しました。