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ゲームＮｏ１５ 三重県 ５ − １６ 埼玉県
準決勝ﾘｰｸﾞ2日目。昨日の試合結果から1勝どうしのﾁｰﾑ。この試合に勝てばﾘｰｸﾞﾄｯﾌﾟ通過の道筋が見える。大会も3日目となり、選手の疲労もピークだろう、少しの判断ﾐｽが敗因になりかねない、泳ぎ合いも意地のぶつかり合いになるだろう。それぞれに注目する選手は、【三重県5番ｷｬﾌﾟﾃﾝ角野】と【埼玉県7番纐纈】、お互いに得点嗅覚の利くﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ、速攻に抜け出すﾀｲﾐﾝｸﾞも見所、ｶｳﾝﾀｰからの得点率はお互いに高い。
第1ピリオド、三重県の攻めからｽﾀｰﾄ。埼玉県はｺﾞｰﾙ前を警戒した引き気味のﾃﾞｨﾌｪﾝｽから速攻を狙う構え。三重県は空いた上の選手がﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを狙うがこれまでの2試合でﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄのｾｰﾌﾞ率60％の【埼玉県1番GK清水】のﾌﾟﾚｯｼｬｰからか、ｼｭｰﾄが枠内へ飛ばない。6分半、ｺﾞｰﾙ前の展開で三重県に退水、このﾁｬﾝｽを【埼玉県7番纐纈】がGKの間近からﾊﾞｳﾝﾄﾞｼｭｰﾄを決め、先制（0-1）。勢いがついた埼玉県は、6分過ぎ、速攻から相手のﾏｰｸﾐｽを誘い、ｺﾞｰﾙ正面でﾉｰﾏｰｸになっていた【7番纐纈】にﾎﾞｰﾙが渡り、落ち着いてｼｭｰﾄを決める（0-2）。このまま埼玉県が流れをつかむかとも思われたが、三重県も粘りお互いに得点を重ねられないままこのﾋﾟﾘｵﾄﾞを終了する。三重県は、2回の退水のﾁｬﾝｽをものにできなかった。
第2ピリオド、6分半、速攻からﾉｰﾏｰｸを作りﾐﾄﾞﾙﾚﾝｼﾞからｼｭｰﾄを放った埼玉県であったが、これまでの2試合でﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄのｾｰﾌﾞ率100％の【三重県1番GK橋本】に追加点を阻まれる。6分過ぎ、埼玉県の攻撃、ﾌﾛｰﾀｰ【6番若杉】のﾌﾟﾚｰ、ｾﾝﾀｰﾎﾟｼﾞｼｮﾝから右へ流れながらﾘｰﾀｰﾝｼｭｰﾄ、勢いはなかったがGKの頭の上を抜けｺﾞｰﾙ（0-3）。4分半、三重県にﾁｬﾝｽ、退水ｾｯﾄから【5番角野】が得点（1-3）。しかし、試合の流れは埼玉県、4分過ぎ、ﾊﾟｽｶｯﾄから速攻、【7番纐纈】の得点、3分過ぎ、退水から【2番笠原】の得点、2分過ぎ、【6番若杉】がｾﾝﾀｰﾎﾟｼﾞｼｮﾝでﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄを決め、一気に三重県を突き放した（1-6）。
第3ピリオド、埼玉県の速攻が決まりだす、競り抜け出しﾉｰﾏｰｸをつくり得点を重ねる。6分半【7番纐纈】、3分半【2番笠原】、3分と2分半には【10番齋藤】、30秒【4番ｷｬﾌﾟﾃﾝ金城】が連続して得点（1-11）。三重県もｼｭｰﾄを放つものことごとく【埼玉県1番GK清水】のｽｰﾊﾟｰｾｰﾌﾞに阻まれる。終了間際、埼玉県ｺﾞｰﾙ前の混戦の中、【三重県5番角野】がﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決め1点を返すが、（2-11）と大量ﾘｰﾄﾞされ最終ﾋﾟﾘｵﾄﾞへ。
第4ピリオド、ﾌｧ-ｽﾄｵﾌｪﾝｽは三重県、しかし単純なﾊﾟｽﾐｽ、そこから埼玉県に速攻を許し、【4番金城】に10点差となるｼｭｰﾄを決められ、勝敗を決定付けられる（2-12）。攻めにも守りにも泳ぎの勢いが見られなくなってきた三重県だが、ﾘｰｸﾞ戦ということ考えれば1点でも多くとっておきたい。4分半、退水ｾｯﾄから【三重県5番角野】が得点。3分半、【埼玉県5番田邊】がﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞﾌﾟﾚｰから得点。その次のﾀｰﾝでは【三重県5番角野】の得点。お互いに得点を取り合う展開となる。【三重県7番佐々木】が得点した後は、埼玉県の3連続得点、【2番笠原】【9番神保】【4番金城】（5-16）。三重県は11回に及ぶ退水のﾁｬﾝｽを活かせなかった。
この試合を制した埼玉県はﾘｰｸﾞ戦2勝目、次の福岡県戦に決勝進出をかける。惜しくも敗れた三重県はﾘｰｸﾞ戦1勝1敗、同じく1勝1敗の東京都と午後から決戦、より上位をかけた試合に臨む。
記 録 者 志水 啓介
ゲームＮｏ１６ 群馬県 １２ − ９ 大分県
群馬県は「国体3連覇」という偉業達成に向け、京都府を初戦で破り、準決勝ﾘｰｸﾞでは鹿児島県に圧勝、この試合でも勝利し準決勝ﾘｰｸﾞ1位通過を狙う。群馬県【7番広江】はこれまでの2試合で、ﾁｰﾑ最多の11得点を挙げ、【4番志賀】もｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸ5本をすべてｺﾞｰﾙに結び付けており、計8点を挙げる活躍を見せる。一方の大分県は初戦で鳥取県を破り、準決勝ﾘｰｸﾞでは鹿児島県に敗れはしたものの、次の兵庫県に圧勝し1勝1敗、ﾁｰﾑ一丸となり悲願でもある「開催県優勝」に臨みをつなげたい。【主将2番穴見】【4番橋本】【8番勝連】の活躍に期待。試合前からｽﾀﾝﾄﾞ中が大分応援団の大声援。
第1ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは大分県。試合開始からお互いの出方をはからず、いきなりのﾄｯﾌﾟｷﾞｱ。ｶｳﾝﾀｰ攻撃、ｻｲﾄﾞｱﾀｯｸを両ﾁｰﾑとも見せるが、得点ができない。試合が動いたのは開始3分半、退水誘発からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを群馬県【5番星野】が決め先制点（1-0）。大分県は残り1分、【11番相澤】が退水誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ、落ち着いてﾎﾞｰﾙをまわし【8番勝連】がｺﾞｰﾙ（1-1）。
第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは群馬県。そのままｾｯﾄ攻撃へ移る。右ｻｲﾄﾞからﾎﾞｰﾙをもらった【3番小熊】がｺﾞｰﾙ左隅へｼｭｰﾄ（1-2）。離されたくない大分県は【4番橋本】がｷｰﾊﾟｰの逆を付き、目の覚めるような10mのﾛﾝｸﾞｼｭｰﾄ（2-2）。大分県の同点も束の間、再び群馬県【3番小熊】、7ｍ付近から抜群のｺﾝﾄﾛｰﾙでﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決める（2-3）。大分県は追い付きたいが群馬県も得点を許さない。やっと開始5分過ぎ、ｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸから大分県【9番逸見】が決め同点（3-3）。両ﾁｰﾑ全くの互角、観客も手に汗握る熱戦から目を離せない。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。そのままｾｯﾄ攻撃。ﾌﾛｰﾀｰの【8番勝連】にﾎﾞｰﾙを託すと、力強いﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞから一気にﾊﾞｯｸｼｭｰﾄでｺﾞｰﾙを奪う（3-4）。大分県はこの試合始めてのﾘｰﾄﾞを奪う。しかし再開直後、群馬県は【2番山田】が滞空時間長く体を浮かしﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決めた。その後【2番山田】【4番志賀】【5番星野】が3連続得点を挙げ一気に逆転に成功（7-4）。意気消沈するかに思えた大分県だが4分半過ぎに群馬県ｷｰﾌﾟﾚｲﾔｰをこの試合3つ目の退水で永久退水させ、試合の流れを奪いにかかる。すると【8番勝連】がﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰから得点、2点差へ詰め寄る（7-5）。試合の流れを止めたのは群馬県【7番広江】。ｺﾞｰﾙ前ﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞから全国一と評判のある体使いでﾘﾀｰﾝｼｭｰﾄを決める（8-5）。群馬県はその後も【2番山田】が得点を挙げ4点差をつける（9-5）。
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは群馬県。そのｾｯﾄ攻撃を守った大分県は、【10番吉村】がｶｳﾝﾀｰから得点、その後も再び【10番吉村】が得点し、開始1分10秒で2点を挙げ、追い上げﾑｰﾄﾞ（9-7）。再開後、すぐさま大分県は退水を誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰで【4番橋本】が得点し一気に1点差（9-8）。続く攻撃で大分県【9番逸見】が、自らﾊﾟｽｶｯﾄしたﾎﾞｰﾙを自陣奥深くからﾄﾞﾘﾌﾞﾙで駆け上がりｼｭｰﾄ。これがｺﾞｰﾙﾊﾞｰに当り、落ちたﾎﾞｰﾙを【3番武内】が押し込み同点ｺﾞｰﾙ。試合の勝敗が全く判らなくなってきた。その後、大声援が飛び交う中、長いﾗﾘｰが続く。均衡を破ったのは群馬県【7番広江】、残り3分、大分県ｺﾞｰﾙ前、ﾐﾄﾞﾙﾚﾝｼﾞからの縦ﾊﾟｽに反応、敵に囲まれながらも絶妙の個人技で2人を交わし、ﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決める（10-9）。群馬県はその後【5番星野】が７ｍからﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め2点差（11-9）。残り56秒、群馬県は大分県のｲﾘｰｶﾞﾙﾀｲﾑｱｳﾄによりﾍﾟﾅﾙﾃｨｰｽﾛｰを獲得、【7番広江】がｺﾞｰﾙ左隅にきっちり決め得点（12-9）。これで勝負あり。試合終了のﾎｲｯｽﾙが会場に響き渡った。
ともにｶｳﾝﾀｰ攻撃のｽﾋﾟｰﾄﾞには目を見張るものがあり、ｾｯﾄﾌﾟﾚｰも高校生ﾄｯﾌﾟﾚﾍﾞﾙの両ﾁｰﾑの激突は群馬県に軍配が上がった。群馬県は2勝を挙げ明日の1・2位決定戦が確定し、Bﾌﾞﾛｯｸの残り試合の結果を待つ。大分県は1勝2敗となり開催県優勝の目標は潰(つい)えてしまったが開催県の意地を見せ上位獲得へ闘志を燃やす。
記 録 者 有村 俊彦
ゲームＮｏ.１７ 鹿児島県 １３ − ２ 兵庫県
準決勝リーグ1勝1敗の鹿児島県と、0勝1敗の兵庫県の戦い。鹿児島県は地元大分県を僅差で破り、１勝を勝ち取った昨日であった。準決勝リーグ最後の戦い【５番キャプテン江��】のシュートがこの試合でも爆発するか見ものである。一方兵庫県は地元大分県との対戦で破れはしたものの、【2番キャプテン中庭】を中心にどんなプレーを見せてくれるか楽しみである。
第１ピリオド 先制したのは鹿児島県、右サイドから【8番有村信】がミドルシュートを決め１−０とする。兵庫県も鹿児島県のダブル退水のチャンスに【4番玉田】がシュートを決め１−１の同点とする。昨日までとは一変して動きに切れがない鹿児島県。しかし【2番吉満】・【5番キャプテン江崎】らが得点し点差をつける。追加点がほしい兵庫県は【2番キャプテン中庭】が２人のディフェンスがついた難しい状態からディフェンスのすきを突き、見事なハンドリングシュートを決める（３−２）。その後は鹿児島県【8番有村信】がこの試合2得点目となるシュートを決め、点差を2点差としこのピリオドを終了する（４−２）。
第２ピリオド 何か歯車が噛合わない鹿児島県は、再三シュート放つがボールはクロスバーに当るなど中々得点することができず、ただ時間だけが過ぎていく。鹿児島県の速攻が見られず、兵庫県の速攻を封じた策にはまった格好となる。そんな中鹿児島県【5番キャプテン江崎】がミドルシュートを連続得点しさらに点差をひらく（６−２）。
第３ピリオド 兵庫県は攻撃の選手を少なくし、鹿児島県の速攻を封じ込め、失点を最小限にする策がはまったのか、鹿児島県の動きに影響があるようで、中々昨日までの動きが見受けられない。そんな中鹿児島県【4番宿里】が退水のチャンスからパワープレイでシュートを決め、点差をひらく。兵庫県も退水のチャンスでシュートを放つも鹿児島県【GK牧口】の好セーブもあり中々追加点が奪えない。鹿児島県は【3番川畑】が右サイドから絶妙なループシュートを決めるなど点差を6点差と引き離す（８−２）。
第４ピリオド 鹿児島県は【4番宿里】・【5番キャプテン江崎】・【9番有村慶】・【8番有村信】らがシュートを決め点差をさらにひろげ、確実に追加点を奪い終わってみれば11点の大差で勝利する。兵庫県は鹿児島県のディフェンスに、なかなかシュートチャンスを得ることができず、惜しくも負けてしまう。
この試合に勝った鹿児島県は2勝1敗となり準決勝リーグを終え、明日の順位決定戦を迎える。一方負けた兵庫県は0勝2敗で、この後ゲームNo.20群馬県と準決勝リーグ最後の試合を行うこととなる。
記 録 者 森 田 徹
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準決勝ﾘｰｸﾞ2日目。昨日の試合結果から1勝どうしのﾁｰﾑ。この試合に勝てばﾘｰｸﾞﾄｯﾌﾟ通過の道筋が見える。大会も3日目となり、選手の疲労もピークだろう、少しの判断ﾐｽが敗因になりかねない、泳ぎ合いも意地のぶつかり合いになるだろう。それぞれに注目する選手は、【三重県5番ｷｬﾌﾟﾃﾝ角野】と【埼玉県7番纐纈】、お互いに得点嗅覚の利くﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ、速攻に抜け出すﾀｲﾐﾝｸﾞも見所、ｶｳﾝﾀｰからの得点率はお互いに高い。
第1ピリオド、三重県の攻めからｽﾀｰﾄ。埼玉県はｺﾞｰﾙ前を警戒した引き気味のﾃﾞｨﾌｪﾝｽから速攻を狙う構え。三重県は空いた上の選手がﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを狙うがこれまでの2試合でﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄのｾｰﾌﾞ率60％の【埼玉県1番GK清水】のﾌﾟﾚｯｼｬｰからか、ｼｭｰﾄが枠内へ飛ばない。6分半、ｺﾞｰﾙ前の展開で三重県に退水、このﾁｬﾝｽを【埼玉県7番纐纈】がGKの間近からﾊﾞｳﾝﾄﾞｼｭｰﾄを決め、先制（0-1）。勢いがついた埼玉県は、6分過ぎ、速攻から相手のﾏｰｸﾐｽを誘い、ｺﾞｰﾙ正面でﾉｰﾏｰｸになっていた【7番纐纈】にﾎﾞｰﾙが渡り、落ち着いてｼｭｰﾄを決める（0-2）。このまま埼玉県が流れをつかむかとも思われたが、三重県も粘りお互いに得点を重ねられないままこのﾋﾟﾘｵﾄﾞを終了する。三重県は、2回の退水のﾁｬﾝｽをものにできなかった。
第2ピリオド、6分半、速攻からﾉｰﾏｰｸを作りﾐﾄﾞﾙﾚﾝｼﾞからｼｭｰﾄを放った埼玉県であったが、これまでの2試合でﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄのｾｰﾌﾞ率100％の【三重県1番GK橋本】に追加点を阻まれる。6分過ぎ、埼玉県の攻撃、ﾌﾛｰﾀｰ【6番若杉】のﾌﾟﾚｰ、ｾﾝﾀｰﾎﾟｼﾞｼｮﾝから右へ流れながらﾘｰﾀｰﾝｼｭｰﾄ、勢いはなかったがGKの頭の上を抜けｺﾞｰﾙ（0-3）。4分半、三重県にﾁｬﾝｽ、退水ｾｯﾄから【5番角野】が得点（1-3）。しかし、試合の流れは埼玉県、4分過ぎ、ﾊﾟｽｶｯﾄから速攻、【7番纐纈】の得点、3分過ぎ、退水から【2番笠原】の得点、2分過ぎ、【6番若杉】がｾﾝﾀｰﾎﾟｼﾞｼｮﾝでﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄを決め、一気に三重県を突き放した（1-6）。
第3ピリオド、埼玉県の速攻が決まりだす、競り抜け出しﾉｰﾏｰｸをつくり得点を重ねる。6分半【7番纐纈】、3分半【2番笠原】、3分と2分半には【10番齋藤】、30秒【4番ｷｬﾌﾟﾃﾝ金城】が連続して得点（1-11）。三重県もｼｭｰﾄを放つものことごとく【埼玉県1番GK清水】のｽｰﾊﾟｰｾｰﾌﾞに阻まれる。終了間際、埼玉県ｺﾞｰﾙ前の混戦の中、【三重県5番角野】がﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決め1点を返すが、（2-11）と大量ﾘｰﾄﾞされ最終ﾋﾟﾘｵﾄﾞへ。
第4ピリオド、ﾌｧ-ｽﾄｵﾌｪﾝｽは三重県、しかし単純なﾊﾟｽﾐｽ、そこから埼玉県に速攻を許し、【4番金城】に10点差となるｼｭｰﾄを決められ、勝敗を決定付けられる（2-12）。攻めにも守りにも泳ぎの勢いが見られなくなってきた三重県だが、ﾘｰｸﾞ戦ということ考えれば1点でも多くとっておきたい。4分半、退水ｾｯﾄから【三重県5番角野】が得点。3分半、【埼玉県5番田邊】がﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞﾌﾟﾚｰから得点。その次のﾀｰﾝでは【三重県5番角野】の得点。お互いに得点を取り合う展開となる。【三重県7番佐々木】が得点した後は、埼玉県の3連続得点、【2番笠原】【9番神保】【4番金城】（5-16）。三重県は11回に及ぶ退水のﾁｬﾝｽを活かせなかった。
この試合を制した埼玉県はﾘｰｸﾞ戦2勝目、次の福岡県戦に決勝進出をかける。惜しくも敗れた三重県はﾘｰｸﾞ戦1勝1敗、同じく1勝1敗の東京都と午後から決戦、より上位をかけた試合に臨む。
記 録 者 志水 啓介
ゲームＮｏ１６ 群馬県 １２ − ９ 大分県
群馬県は「国体3連覇」という偉業達成に向け、京都府を初戦で破り、準決勝ﾘｰｸﾞでは鹿児島県に圧勝、この試合でも勝利し準決勝ﾘｰｸﾞ1位通過を狙う。群馬県【7番広江】はこれまでの2試合で、ﾁｰﾑ最多の11得点を挙げ、【4番志賀】もｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸ5本をすべてｺﾞｰﾙに結び付けており、計8点を挙げる活躍を見せる。一方の大分県は初戦で鳥取県を破り、準決勝ﾘｰｸﾞでは鹿児島県に敗れはしたものの、次の兵庫県に圧勝し1勝1敗、ﾁｰﾑ一丸となり悲願でもある「開催県優勝」に臨みをつなげたい。【主将2番穴見】【4番橋本】【8番勝連】の活躍に期待。試合前からｽﾀﾝﾄﾞ中が大分応援団の大声援。
第1ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは大分県。試合開始からお互いの出方をはからず、いきなりのﾄｯﾌﾟｷﾞｱ。ｶｳﾝﾀｰ攻撃、ｻｲﾄﾞｱﾀｯｸを両ﾁｰﾑとも見せるが、得点ができない。試合が動いたのは開始3分半、退水誘発からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを群馬県【5番星野】が決め先制点（1-0）。大分県は残り1分、【11番相澤】が退水誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ、落ち着いてﾎﾞｰﾙをまわし【8番勝連】がｺﾞｰﾙ（1-1）。
第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは群馬県。そのままｾｯﾄ攻撃へ移る。右ｻｲﾄﾞからﾎﾞｰﾙをもらった【3番小熊】がｺﾞｰﾙ左隅へｼｭｰﾄ（1-2）。離されたくない大分県は【4番橋本】がｷｰﾊﾟｰの逆を付き、目の覚めるような10mのﾛﾝｸﾞｼｭｰﾄ（2-2）。大分県の同点も束の間、再び群馬県【3番小熊】、7ｍ付近から抜群のｺﾝﾄﾛｰﾙでﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決める（2-3）。大分県は追い付きたいが群馬県も得点を許さない。やっと開始5分過ぎ、ｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸから大分県【9番逸見】が決め同点（3-3）。両ﾁｰﾑ全くの互角、観客も手に汗握る熱戦から目を離せない。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。そのままｾｯﾄ攻撃。ﾌﾛｰﾀｰの【8番勝連】にﾎﾞｰﾙを託すと、力強いﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞから一気にﾊﾞｯｸｼｭｰﾄでｺﾞｰﾙを奪う（3-4）。大分県はこの試合始めてのﾘｰﾄﾞを奪う。しかし再開直後、群馬県は【2番山田】が滞空時間長く体を浮かしﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決めた。その後【2番山田】【4番志賀】【5番星野】が3連続得点を挙げ一気に逆転に成功（7-4）。意気消沈するかに思えた大分県だが4分半過ぎに群馬県ｷｰﾌﾟﾚｲﾔｰをこの試合3つ目の退水で永久退水させ、試合の流れを奪いにかかる。すると【8番勝連】がﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰから得点、2点差へ詰め寄る（7-5）。試合の流れを止めたのは群馬県【7番広江】。ｺﾞｰﾙ前ﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞから全国一と評判のある体使いでﾘﾀｰﾝｼｭｰﾄを決める（8-5）。群馬県はその後も【2番山田】が得点を挙げ4点差をつける（9-5）。
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは群馬県。そのｾｯﾄ攻撃を守った大分県は、【10番吉村】がｶｳﾝﾀｰから得点、その後も再び【10番吉村】が得点し、開始1分10秒で2点を挙げ、追い上げﾑｰﾄﾞ（9-7）。再開後、すぐさま大分県は退水を誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰで【4番橋本】が得点し一気に1点差（9-8）。続く攻撃で大分県【9番逸見】が、自らﾊﾟｽｶｯﾄしたﾎﾞｰﾙを自陣奥深くからﾄﾞﾘﾌﾞﾙで駆け上がりｼｭｰﾄ。これがｺﾞｰﾙﾊﾞｰに当り、落ちたﾎﾞｰﾙを【3番武内】が押し込み同点ｺﾞｰﾙ。試合の勝敗が全く判らなくなってきた。その後、大声援が飛び交う中、長いﾗﾘｰが続く。均衡を破ったのは群馬県【7番広江】、残り3分、大分県ｺﾞｰﾙ前、ﾐﾄﾞﾙﾚﾝｼﾞからの縦ﾊﾟｽに反応、敵に囲まれながらも絶妙の個人技で2人を交わし、ﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決める（10-9）。群馬県はその後【5番星野】が７ｍからﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め2点差（11-9）。残り56秒、群馬県は大分県のｲﾘｰｶﾞﾙﾀｲﾑｱｳﾄによりﾍﾟﾅﾙﾃｨｰｽﾛｰを獲得、【7番広江】がｺﾞｰﾙ左隅にきっちり決め得点（12-9）。これで勝負あり。試合終了のﾎｲｯｽﾙが会場に響き渡った。
ともにｶｳﾝﾀｰ攻撃のｽﾋﾟｰﾄﾞには目を見張るものがあり、ｾｯﾄﾌﾟﾚｰも高校生ﾄｯﾌﾟﾚﾍﾞﾙの両ﾁｰﾑの激突は群馬県に軍配が上がった。群馬県は2勝を挙げ明日の1・2位決定戦が確定し、Bﾌﾞﾛｯｸの残り試合の結果を待つ。大分県は1勝2敗となり開催県優勝の目標は潰(つい)えてしまったが開催県の意地を見せ上位獲得へ闘志を燃やす。
記 録 者 有村 俊彦
ゲームＮｏ.１７ 鹿児島県 １３ − ２ 兵庫県
準決勝リーグ1勝1敗の鹿児島県と、0勝1敗の兵庫県の戦い。鹿児島県は地元大分県を僅差で破り、１勝を勝ち取った昨日であった。準決勝リーグ最後の戦い【５番キャプテン江��】のシュートがこの試合でも爆発するか見ものである。一方兵庫県は地元大分県との対戦で破れはしたものの、【2番キャプテン中庭】を中心にどんなプレーを見せてくれるか楽しみである。
第１ピリオド 先制したのは鹿児島県、右サイドから【8番有村信】がミドルシュートを決め１−０とする。兵庫県も鹿児島県のダブル退水のチャンスに【4番玉田】がシュートを決め１−１の同点とする。昨日までとは一変して動きに切れがない鹿児島県。しかし【2番吉満】・【5番キャプテン江崎】らが得点し点差をつける。追加点がほしい兵庫県は【2番キャプテン中庭】が２人のディフェンスがついた難しい状態からディフェンスのすきを突き、見事なハンドリングシュートを決める（３−２）。その後は鹿児島県【8番有村信】がこの試合2得点目となるシュートを決め、点差を2点差としこのピリオドを終了する（４−２）。
第２ピリオド 何か歯車が噛合わない鹿児島県は、再三シュート放つがボールはクロスバーに当るなど中々得点することができず、ただ時間だけが過ぎていく。鹿児島県の速攻が見られず、兵庫県の速攻を封じた策にはまった格好となる。そんな中鹿児島県【5番キャプテン江崎】がミドルシュートを連続得点しさらに点差をひらく（６−２）。
第３ピリオド 兵庫県は攻撃の選手を少なくし、鹿児島県の速攻を封じ込め、失点を最小限にする策がはまったのか、鹿児島県の動きに影響があるようで、中々昨日までの動きが見受けられない。そんな中鹿児島県【4番宿里】が退水のチャンスからパワープレイでシュートを決め、点差をひらく。兵庫県も退水のチャンスでシュートを放つも鹿児島県【GK牧口】の好セーブもあり中々追加点が奪えない。鹿児島県は【3番川畑】が右サイドから絶妙なループシュートを決めるなど点差を6点差と引き離す（８−２）。
第４ピリオド 鹿児島県は【4番宿里】・【5番キャプテン江崎】・【9番有村慶】・【8番有村信】らがシュートを決め点差をさらにひろげ、確実に追加点を奪い終わってみれば11点の大差で勝利する。兵庫県は鹿児島県のディフェンスに、なかなかシュートチャンスを得ることができず、惜しくも負けてしまう。
この試合に勝った鹿児島県は2勝1敗となり準決勝リーグを終え、明日の順位決定戦を迎える。一方負けた兵庫県は0勝2敗で、この後ゲームNo.20群馬県と準決勝リーグ最後の試合を行うこととなる。
記 録 者 森 田 徹
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ゲームＮｏ.１４ 東京都 １７ − ７ 福岡県
両チーム準決勝リーグ2試合目、東京都と福岡県との戦い。東京都はゲームNo.10にて埼玉県に負け0勝1敗、福岡県もゲームNo.11にて三重県に負け0勝1敗とどちらも1勝を取るための大事な試合である。
第1ピリオド 東京都の攻撃から始まる。開始してしばらくは攻防が続く。6分17秒先制したのは東京都【3番植田】が速攻3対2からシュートを確実に決め１−０とする。その直後福岡県は退水のチャンスに痛恨のミスが出てしまいシュートまでいたらず再び攻防が続く。3分46秒東京都は、またもや速攻で【4番吉田】がディフェンスを背負いながらシュートを決め２−０と点差をひらく。その後互いにチャンスをものにできず時間が経過する。何とか得点したい福岡県は46秒に【4番目野】がミドルシュートを放ち２−１とする。
第2ピリオド 東京都の攻撃から始まる。東京都は7分10秒退水のチャンスにパワープレイから【3番植田】がこの試合2得点目となるシュートを決め、点差をさらに広げる。その後も【4番キャプテン吉田】・【9番並木】がそれぞれシュートを決め、流れは東京都に流れ始める（５−１）。4分02秒福岡県は退水のチャンスにタイムを取り、指示を受けたあとパワープレイで右サイドから【3番藤】が追加点をあげ５−２とする。しかし東京都は【10番北川】・【5番キャプテン山脇】がゴールし点差をさらに広げ、前半で5点差とする。
第3ピリオド 東京都の攻撃から始まる。勢いが止まらない東京都は【3番植田】・【4番キャプテン吉田】・【7番倉田】が連続得点しその差を8点差とする。福岡県はシュートを放つがディフェンスにボールカットされ中々得点することができない。しかし福岡県は【8番深川】がミドルシュートを決め何とか追加点を奪う。しかしその直後東京都【6番小川】がシュートを決め、点差を再び戻し8点差とする。しばらく攻防が続き互いに2得点ずつをとり8点差のままこのピリオドを終了する（１３−５）。
第4ピリオド 流れはかわらず東京都の攻撃は続く。【4番キャプテン吉田】・【5番山脇】が連続得点し、点差をさらに広げる。その後福岡県はペナルティファールにて【3番藤】がペナルティシュートを放つが、東京都【GK松山】の好セーブとなり得点ならず。しかし福岡県【8番深川】・【7番安河内】が連続得点し流れを変えようとするが、東京都は【7番倉田】・【5番山脇】が得点を重ね、終わってみれば10点差で終了となる。
泳力（速攻）・ディフェンス力が勝る東京都のチーム力がでた形となった。
勝った東京都は1勝1敗となり明日三重県と対戦、一方負けた福岡県は0勝2敗となり明日埼玉県と対戦となる。両チームともに上位入賞目指し、最高のパフォーマンスが出来ることを期待する。
記 録 者 森 田 徹
更新が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。
アクセス数が１日５０００近くまであがるということは、いかに全国の方々が国体に関心を持っているか、また、大分県の情報伝達がいかに遅れているかということにつながります。
近年、全国大会では動画配信が行われてきていましたが、そこには莫大な費用がかかるようです。国体予算削減のため、大分では実現できませんでしたが、できるかぎりで情報をお届けしたいと思います。
ランキング水球
両チーム準決勝リーグ2試合目、東京都と福岡県との戦い。東京都はゲームNo.10にて埼玉県に負け0勝1敗、福岡県もゲームNo.11にて三重県に負け0勝1敗とどちらも1勝を取るための大事な試合である。
第1ピリオド 東京都の攻撃から始まる。開始してしばらくは攻防が続く。6分17秒先制したのは東京都【3番植田】が速攻3対2からシュートを確実に決め１−０とする。その直後福岡県は退水のチャンスに痛恨のミスが出てしまいシュートまでいたらず再び攻防が続く。3分46秒東京都は、またもや速攻で【4番吉田】がディフェンスを背負いながらシュートを決め２−０と点差をひらく。その後互いにチャンスをものにできず時間が経過する。何とか得点したい福岡県は46秒に【4番目野】がミドルシュートを放ち２−１とする。
第2ピリオド 東京都の攻撃から始まる。東京都は7分10秒退水のチャンスにパワープレイから【3番植田】がこの試合2得点目となるシュートを決め、点差をさらに広げる。その後も【4番キャプテン吉田】・【9番並木】がそれぞれシュートを決め、流れは東京都に流れ始める（５−１）。4分02秒福岡県は退水のチャンスにタイムを取り、指示を受けたあとパワープレイで右サイドから【3番藤】が追加点をあげ５−２とする。しかし東京都は【10番北川】・【5番キャプテン山脇】がゴールし点差をさらに広げ、前半で5点差とする。
第3ピリオド 東京都の攻撃から始まる。勢いが止まらない東京都は【3番植田】・【4番キャプテン吉田】・【7番倉田】が連続得点しその差を8点差とする。福岡県はシュートを放つがディフェンスにボールカットされ中々得点することができない。しかし福岡県は【8番深川】がミドルシュートを決め何とか追加点を奪う。しかしその直後東京都【6番小川】がシュートを決め、点差を再び戻し8点差とする。しばらく攻防が続き互いに2得点ずつをとり8点差のままこのピリオドを終了する（１３−５）。
第4ピリオド 流れはかわらず東京都の攻撃は続く。【4番キャプテン吉田】・【5番山脇】が連続得点し、点差をさらに広げる。その後福岡県はペナルティファールにて【3番藤】がペナルティシュートを放つが、東京都【GK松山】の好セーブとなり得点ならず。しかし福岡県【8番深川】・【7番安河内】が連続得点し流れを変えようとするが、東京都は【7番倉田】・【5番山脇】が得点を重ね、終わってみれば10点差で終了となる。
泳力（速攻）・ディフェンス力が勝る東京都のチーム力がでた形となった。
勝った東京都は1勝1敗となり明日三重県と対戦、一方負けた福岡県は0勝2敗となり明日埼玉県と対戦となる。両チームともに上位入賞目指し、最高のパフォーマンスが出来ることを期待する。
記 録 者 森 田 徹
更新が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。
アクセス数が１日５０００近くまであがるということは、いかに全国の方々が国体に関心を持っているか、また、大分県の情報伝達がいかに遅れているかということにつながります。
近年、全国大会では動画配信が行われてきていましたが、そこには莫大な費用がかかるようです。国体予算削減のため、大分では実現できませんでしたが、できるかぎりで情報をお届けしたいと思います。
ランキング水球
ゲームＮｏ１３ 兵庫県 ３ − ２６ 大分県
兵庫県は昨日、香川県と対戦し準決勝ﾘｰｸﾞに駒を進めた。兵庫県のｷｰﾌﾟﾚｲﾔｰは【2番中庭】。ﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞ、素早いﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄなど安定したﾌﾟﾚｰでﾁｰﾑ得点の70％を占めﾁｰﾑを牽引し勝利した。一方、地元開催での大声援を受け鳥取県に勝利し、準決勝ﾘｰｸﾞに進んだ大分県。ﾏﾝﾂｰﾏﾝﾏｰｸ､ｿﾞｰﾝﾃﾞｨﾌｪﾝｽと厳しい基礎練習に裏打ちされた総合的な守備力が兵庫県【2番中庭】の動きを封じ、【3番武内】【9番逸見】を中心にした多彩な攻撃で得点を奪いたいところ。
第1ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは大分県。開始1分、【9番逸見】がｺﾞｰﾙ前ｶｯﾄｲﾝ、ﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄで兵庫県ｺﾞｰﾙを揺らす（0-1）。大分県は間髪入れず、次の攻撃ﾀｰﾝでも退水を奪い【4番橋本】がｺﾞｰﾙを決める（0-2）。さらに大分県、またしても退水からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰで【8番勝連】がｼｭｰﾄを決め得点差を広げる（0-3）。勢いに乗る大分県は【4番橋本】【2番穴見】が得点を上げ、試合開始4分で合計5点と完全に試合の主導権を握った（0-5）。兵庫県は縦長に布陣しｾｯﾄ攻撃で反撃を試みるが、大分の勢いを止められず【4番橋本】に3連続得点を挙げられる（0-8）
第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。大分県は素早いﾊﾟｽﾜｰｸで兵庫県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽを翻弄しｺﾞｰﾙを量産。【11番相澤】【2番穴見】【4番橋本】【10番吉村】【8番勝連】と連続得点（0-15）。兵庫県は【2番中庭】【4番玉田】【3番川上】と果敢に大分県ｺﾞｰﾙに襲い掛かるが、ｺﾞｰﾙを堅守する守備の壁を破れない。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。大分は開始1分半、兵庫県ｺﾞｰﾙ前でﾍﾟﾅﾙﾃｨｰﾌｧｰﾙを【4番橋本】獲得すると【8番勝連】が落ち着いてｼｭｰﾄを決める（0-16）。兵庫県が得点を挙げたのは実に3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ4分過ぎであった。右ｻｲﾄﾞからﾄﾞﾘﾌﾞﾙで駆け上がった【3番川上】が乾坤一擲のｼｭｰﾄを放ち待望の得点を挙げる（1-17）。さらに、兵庫県は【2番中庭】がｺﾞｰﾙ前で相手からのﾌﾟﾚｯｼｬｰを受けながらｼｭｰﾄを放ちｺﾞｰﾙを挙げた（2-19）。しかし大分県はその後も力強い攻撃を続け兵庫県から大量得点を奪い（2−21）と第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞを終了する。
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。大分県は得点を加え続けるが兵庫県選手の闘志は全く衰えることなく幾度となく得点を狙いに攻める。開始1分半過ぎ【2番中庭】がｺﾞｰﾙ前から力強いﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞからｼｭｰﾄを放ち3点目を挙げる（3-23）。しかし大分はその後も【10番吉村】などの追加点で大差をつけた（3−26）。
試合結果は大差がついたが、両ﾁｰﾑとも高校生同士、試合開始から終了まで正々堂々ﾌｪｱﾌﾟﾚｰし、全力で試合に臨む姿は好感が持てるものであった。
この試合結果で兵庫県は0勝1敗、大分県は1勝1敗となった。兵庫県は明日14日、鹿児島県と群馬県との対戦。大分県は群馬県との対戦が控えている。
申し訳ありませんが、最終試合Ｎｏ．１４は明日の朝アップ致します。
兵庫県は昨日、香川県と対戦し準決勝ﾘｰｸﾞに駒を進めた。兵庫県のｷｰﾌﾟﾚｲﾔｰは【2番中庭】。ﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞ、素早いﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄなど安定したﾌﾟﾚｰでﾁｰﾑ得点の70％を占めﾁｰﾑを牽引し勝利した。一方、地元開催での大声援を受け鳥取県に勝利し、準決勝ﾘｰｸﾞに進んだ大分県。ﾏﾝﾂｰﾏﾝﾏｰｸ､ｿﾞｰﾝﾃﾞｨﾌｪﾝｽと厳しい基礎練習に裏打ちされた総合的な守備力が兵庫県【2番中庭】の動きを封じ、【3番武内】【9番逸見】を中心にした多彩な攻撃で得点を奪いたいところ。
第1ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは大分県。開始1分、【9番逸見】がｺﾞｰﾙ前ｶｯﾄｲﾝ、ﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄで兵庫県ｺﾞｰﾙを揺らす（0-1）。大分県は間髪入れず、次の攻撃ﾀｰﾝでも退水を奪い【4番橋本】がｺﾞｰﾙを決める（0-2）。さらに大分県、またしても退水からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰで【8番勝連】がｼｭｰﾄを決め得点差を広げる（0-3）。勢いに乗る大分県は【4番橋本】【2番穴見】が得点を上げ、試合開始4分で合計5点と完全に試合の主導権を握った（0-5）。兵庫県は縦長に布陣しｾｯﾄ攻撃で反撃を試みるが、大分の勢いを止められず【4番橋本】に3連続得点を挙げられる（0-8）
第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。大分県は素早いﾊﾟｽﾜｰｸで兵庫県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽを翻弄しｺﾞｰﾙを量産。【11番相澤】【2番穴見】【4番橋本】【10番吉村】【8番勝連】と連続得点（0-15）。兵庫県は【2番中庭】【4番玉田】【3番川上】と果敢に大分県ｺﾞｰﾙに襲い掛かるが、ｺﾞｰﾙを堅守する守備の壁を破れない。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。大分は開始1分半、兵庫県ｺﾞｰﾙ前でﾍﾟﾅﾙﾃｨｰﾌｧｰﾙを【4番橋本】獲得すると【8番勝連】が落ち着いてｼｭｰﾄを決める（0-16）。兵庫県が得点を挙げたのは実に3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ4分過ぎであった。右ｻｲﾄﾞからﾄﾞﾘﾌﾞﾙで駆け上がった【3番川上】が乾坤一擲のｼｭｰﾄを放ち待望の得点を挙げる（1-17）。さらに、兵庫県は【2番中庭】がｺﾞｰﾙ前で相手からのﾌﾟﾚｯｼｬｰを受けながらｼｭｰﾄを放ちｺﾞｰﾙを挙げた（2-19）。しかし大分県はその後も力強い攻撃を続け兵庫県から大量得点を奪い（2−21）と第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞを終了する。
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは大分県。大分県は得点を加え続けるが兵庫県選手の闘志は全く衰えることなく幾度となく得点を狙いに攻める。開始1分半過ぎ【2番中庭】がｺﾞｰﾙ前から力強いﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞからｼｭｰﾄを放ち3点目を挙げる（3-23）。しかし大分はその後も【10番吉村】などの追加点で大差をつけた（3−26）。
試合結果は大差がついたが、両ﾁｰﾑとも高校生同士、試合開始から終了まで正々堂々ﾌｪｱﾌﾟﾚｰし、全力で試合に臨む姿は好感が持てるものであった。
この試合結果で兵庫県は0勝1敗、大分県は1勝1敗となった。兵庫県は明日14日、鹿児島県と群馬県との対戦。大分県は群馬県との対戦が控えている。
申し訳ありませんが、最終試合Ｎｏ．１４は明日の朝アップ致します。
ゲームＮｏ.１１ 三重県 １３ − ６ 福岡県
昨日のブロック別トーナメントにて青森県に対し後半の爆発力で大差をつけ見事に勝利し、準決勝リーグに駒を進めた三重県と、広島県に対し3点差をひっくり返すなど見事な逆転劇で勝利し同じく準決勝リーグに駒を進めた福岡県との戦い。三重県は【5番キャプテン角野】を中心とし得点を重ねることができるのか、一方福岡県は昨日得点3得点、退水誘発でチャンスをつくった【10番原口】がこの試合もシュートを決められるかが楽しみだ。
1ピリオド 福岡県からの攻撃。開始早々福岡県【７番安河内】がゴール前で退水誘発、パワープレーで先制点を狙うもシュートチャンスを活かせず、逆に三重県【５番角野】が先制のシュートを決める（１−０）。追い付きたい福岡県、失点後直ぐに【７番安河内】がゴール前でまたもや退水誘発、チャンスを得るがシュートを打つことができず無得点。しかし再びチャンスは訪れた、５分【７番安河内】が自らバックシュートを放ち同点とする（１−１）。その後再びペナルティファールのチャンスに【３番藤】が確実にペナルティシュート決め１−２と逆転する。しばらく攻防が続き追加点がほしい福岡県だが、三重県のディフェンスに阻まれシュートチャンスを得ることができない状況、そんな中三重県【７番佐々木】が見事なミドルシュートを決め、同点する（２−２）。互いに攻防が続きこのまま第１ピリオド終了。
第２ピリオド 互いにディフェンスに阻まれ中々シュートまで打てず攻防が続く。３分が経過するころ、三重県【５番角野】がこの試合２得点目のミドルシュートを決め逆転とする。その後福岡県は再三シュート放つも、三重県【GK橋本】の好セーブもあり三重県のゴールネットを揺らすことができない。４分２６秒三重県は退水でチャンスを得る。すかさずタイムアウトを取り、指示を得てパワープレイから【５番角野】が左サイドからシュートを決め、点差を２点差とし、流れは三重県へ移りはじめる。少ないチャンスで三重県はさらに【７番佐々木】がゴール前でディフェンス、ゴールキーパーを回しこみシュート、点差をさらに広げる。
第３ピリオド 点差を縮め、追い付き逆転につなげたい福岡県。昨日も３点差をひっくり返し逆転へと見事勝利した戦いがよぎる。しかし先に得点したのは三重県【３番川那子】が３対２のチャンスでシュートを決め、点差を４点差とする。さらに三重県は【４番森島】が難しい体勢からシュートを決め７−２、残り１分をきり【９番今井】もシュートを決めるなど点差さらに広げる。追加点がほしい福岡県は第３ピリオド終了間際退水のチャンスに【７番安河内】がバックシュートを決め、５点差とする。
第４ピリオド 追加点をあげたい福岡県だが三重県のディフェンスにシュートまでいけず、逆に三重県は退水のチャンスで【９番今井】がシュートを決め、点差をさらに広げる。その後両チーム点の取り合いとなりそれぞれ３得点を追加する（１２−６）。昨日の逆転劇で勝利した福岡県だがこのゲームでは再現にはいたらなかった。ゲーム中盤を制し試合を優位に運びチャンス活かした三重県が勝利。両チーム次試合での健闘を祈る。
ゲームＮｏ１２ 群馬県 １２ − ４ 鹿児島県
埼玉IHで優勝した前橋商業高校の選手で構成された群馬県ﾁｰﾑと前の試合で強豪大分県を相手に劇的な勝利を飾り、勢いにのる鹿児島県の対戦。どこからでもｼｭｰﾄを打てるｵﾌｪﾝｽが自慢の群馬県、その猛攻をしのぎ個人技を活かした攻めで得点を重ねられるか鹿児島県。
第1ピリオド、先制点は群馬県、【7番着ｷｬﾌﾟﾃﾝ広江】の粘りのﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞで鹿児島県に退水誘発。ｺﾞｰﾙを決めたのは【4番志賀】、中心選手2人の活躍で先制（1-0）。続く、群馬県の攻めでは、中盤でﾎﾞｰﾙｶｯﾄから速攻で飛び出した【4番志賀】が右ｻｲﾄﾞからｺﾞｰﾙ（2-0）、ここまで開始から2分で2得点。3分、群馬県の連係ﾌﾟﾚｰ、右ｻｲﾄﾞ【3番小熊】からのﾌﾘｰｽﾛｰﾊﾟｽに【5番星野】が鋭く反応し、ﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決める（3-0）。
鹿児島県は、群馬県のﾏﾝﾂｰﾏﾝによるﾊｰﾄﾞﾏｰｸに攻め込みきれず、無得点で終わる。
第2ピリオド、何とか1点を返したい鹿児島県だが、最前線の選手の位置が高く、群馬県に容易に守られてしまう。しかし、群馬県の攻めも少し単調になり、ｼｭｰﾄﾎﾟｼﾞｼｮﾝが遠く、ことごとくGKにはじかれてしまう。長いﾗﾘｰが続くなか、2分、ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰ時の混戦で群馬県に退水者が出る、この機に鹿児島県はﾀｲﾑｱｳﾄを請求、このｾｯﾄｵﾌｪﾝｽを【2番吉満】が決める（3-1）。
第3ピリオド、開始早々ｹﾞｰﾑが動く、鹿児島県のｺﾞｰﾙ前、ｾﾝﾀｰのﾎﾟｼﾞｼｮﾝ争いの中、鹿児島県に不用意な退水。これを【群馬県7番広江】がｸｲｯｸｼｭｰﾄ（4-1）。その次のﾀｰﾝでは群馬県に退水、鹿児島県のｾｯﾄでは華麗なﾊﾟｽ回し、【8番有村信】からの矢のようなﾊﾟｽを【7番野元】がｺﾞｰﾙ（4-2）。攻めの流れが出てきた鹿児島県は、5分、【8番有村信】がﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決め、連続得点、1点差に詰め寄る（4-3）。しかしお互いに退水がたくさん出始めた状況の中、【群馬県4番志賀】が退水のｾｯﾄｵﾌｪﾝｽから鹿児島県のｺﾞｰﾙﾈｯﾄを打ち抜く（5-3）。次の1点が試合の流れを左右するであろう。
第4ピリオド、鹿児島県は先ほどの大分県戦で見せたﾂｲﾝﾌﾛｰﾀｰを構えるようになる。このﾋﾟﾘｵﾄﾞの先制は群馬県、7分に【4番志賀】が速攻で抜け出しｺﾞｰﾙを決める（6-3）。5分にも同じような形から【群馬県3番小熊】が得点（7-3）。一気に4点差をつける。ここからは群馬県の猛攻、【7番広江】がﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞやﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄなど個人技を見せつけ4得点、【4番志賀】が速攻から1得点とこのﾋﾟﾘｵﾄﾞ、大量7得点をあげる。鹿児島県は、1分半に、【5番江崎】がﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決め、1点を返すのがやっと。ﾄｰﾀﾙ12-4と大差がつく試合となった。
この試合を制したのは群馬県、現在国体2連覇中であり、夢の3連覇へ近づく1勝となった。 鹿児島県は大分県に競り勝っていることがｱﾄﾞﾊﾞﾝﾃｰｼﾞになっており、明日の兵庫県戦に上位進出をかけることになった。
昨日のブロック別トーナメントにて青森県に対し後半の爆発力で大差をつけ見事に勝利し、準決勝リーグに駒を進めた三重県と、広島県に対し3点差をひっくり返すなど見事な逆転劇で勝利し同じく準決勝リーグに駒を進めた福岡県との戦い。三重県は【5番キャプテン角野】を中心とし得点を重ねることができるのか、一方福岡県は昨日得点3得点、退水誘発でチャンスをつくった【10番原口】がこの試合もシュートを決められるかが楽しみだ。
1ピリオド 福岡県からの攻撃。開始早々福岡県【７番安河内】がゴール前で退水誘発、パワープレーで先制点を狙うもシュートチャンスを活かせず、逆に三重県【５番角野】が先制のシュートを決める（１−０）。追い付きたい福岡県、失点後直ぐに【７番安河内】がゴール前でまたもや退水誘発、チャンスを得るがシュートを打つことができず無得点。しかし再びチャンスは訪れた、５分【７番安河内】が自らバックシュートを放ち同点とする（１−１）。その後再びペナルティファールのチャンスに【３番藤】が確実にペナルティシュート決め１−２と逆転する。しばらく攻防が続き追加点がほしい福岡県だが、三重県のディフェンスに阻まれシュートチャンスを得ることができない状況、そんな中三重県【７番佐々木】が見事なミドルシュートを決め、同点する（２−２）。互いに攻防が続きこのまま第１ピリオド終了。
第２ピリオド 互いにディフェンスに阻まれ中々シュートまで打てず攻防が続く。３分が経過するころ、三重県【５番角野】がこの試合２得点目のミドルシュートを決め逆転とする。その後福岡県は再三シュート放つも、三重県【GK橋本】の好セーブもあり三重県のゴールネットを揺らすことができない。４分２６秒三重県は退水でチャンスを得る。すかさずタイムアウトを取り、指示を得てパワープレイから【５番角野】が左サイドからシュートを決め、点差を２点差とし、流れは三重県へ移りはじめる。少ないチャンスで三重県はさらに【７番佐々木】がゴール前でディフェンス、ゴールキーパーを回しこみシュート、点差をさらに広げる。
第３ピリオド 点差を縮め、追い付き逆転につなげたい福岡県。昨日も３点差をひっくり返し逆転へと見事勝利した戦いがよぎる。しかし先に得点したのは三重県【３番川那子】が３対２のチャンスでシュートを決め、点差を４点差とする。さらに三重県は【４番森島】が難しい体勢からシュートを決め７−２、残り１分をきり【９番今井】もシュートを決めるなど点差さらに広げる。追加点がほしい福岡県は第３ピリオド終了間際退水のチャンスに【７番安河内】がバックシュートを決め、５点差とする。
第４ピリオド 追加点をあげたい福岡県だが三重県のディフェンスにシュートまでいけず、逆に三重県は退水のチャンスで【９番今井】がシュートを決め、点差をさらに広げる。その後両チーム点の取り合いとなりそれぞれ３得点を追加する（１２−６）。昨日の逆転劇で勝利した福岡県だがこのゲームでは再現にはいたらなかった。ゲーム中盤を制し試合を優位に運びチャンス活かした三重県が勝利。両チーム次試合での健闘を祈る。
ゲームＮｏ１２ 群馬県 １２ − ４ 鹿児島県
埼玉IHで優勝した前橋商業高校の選手で構成された群馬県ﾁｰﾑと前の試合で強豪大分県を相手に劇的な勝利を飾り、勢いにのる鹿児島県の対戦。どこからでもｼｭｰﾄを打てるｵﾌｪﾝｽが自慢の群馬県、その猛攻をしのぎ個人技を活かした攻めで得点を重ねられるか鹿児島県。
第1ピリオド、先制点は群馬県、【7番着ｷｬﾌﾟﾃﾝ広江】の粘りのﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞで鹿児島県に退水誘発。ｺﾞｰﾙを決めたのは【4番志賀】、中心選手2人の活躍で先制（1-0）。続く、群馬県の攻めでは、中盤でﾎﾞｰﾙｶｯﾄから速攻で飛び出した【4番志賀】が右ｻｲﾄﾞからｺﾞｰﾙ（2-0）、ここまで開始から2分で2得点。3分、群馬県の連係ﾌﾟﾚｰ、右ｻｲﾄﾞ【3番小熊】からのﾌﾘｰｽﾛｰﾊﾟｽに【5番星野】が鋭く反応し、ﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決める（3-0）。
鹿児島県は、群馬県のﾏﾝﾂｰﾏﾝによるﾊｰﾄﾞﾏｰｸに攻め込みきれず、無得点で終わる。
第2ピリオド、何とか1点を返したい鹿児島県だが、最前線の選手の位置が高く、群馬県に容易に守られてしまう。しかし、群馬県の攻めも少し単調になり、ｼｭｰﾄﾎﾟｼﾞｼｮﾝが遠く、ことごとくGKにはじかれてしまう。長いﾗﾘｰが続くなか、2分、ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰ時の混戦で群馬県に退水者が出る、この機に鹿児島県はﾀｲﾑｱｳﾄを請求、このｾｯﾄｵﾌｪﾝｽを【2番吉満】が決める（3-1）。
第3ピリオド、開始早々ｹﾞｰﾑが動く、鹿児島県のｺﾞｰﾙ前、ｾﾝﾀｰのﾎﾟｼﾞｼｮﾝ争いの中、鹿児島県に不用意な退水。これを【群馬県7番広江】がｸｲｯｸｼｭｰﾄ（4-1）。その次のﾀｰﾝでは群馬県に退水、鹿児島県のｾｯﾄでは華麗なﾊﾟｽ回し、【8番有村信】からの矢のようなﾊﾟｽを【7番野元】がｺﾞｰﾙ（4-2）。攻めの流れが出てきた鹿児島県は、5分、【8番有村信】がﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決め、連続得点、1点差に詰め寄る（4-3）。しかしお互いに退水がたくさん出始めた状況の中、【群馬県4番志賀】が退水のｾｯﾄｵﾌｪﾝｽから鹿児島県のｺﾞｰﾙﾈｯﾄを打ち抜く（5-3）。次の1点が試合の流れを左右するであろう。
第4ピリオド、鹿児島県は先ほどの大分県戦で見せたﾂｲﾝﾌﾛｰﾀｰを構えるようになる。このﾋﾟﾘｵﾄﾞの先制は群馬県、7分に【4番志賀】が速攻で抜け出しｺﾞｰﾙを決める（6-3）。5分にも同じような形から【群馬県3番小熊】が得点（7-3）。一気に4点差をつける。ここからは群馬県の猛攻、【7番広江】がﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞやﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄなど個人技を見せつけ4得点、【4番志賀】が速攻から1得点とこのﾋﾟﾘｵﾄﾞ、大量7得点をあげる。鹿児島県は、1分半に、【5番江崎】がﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決め、1点を返すのがやっと。ﾄｰﾀﾙ12-4と大差がつく試合となった。
この試合を制したのは群馬県、現在国体2連覇中であり、夢の3連覇へ近づく1勝となった。 鹿児島県は大分県に競り勝っていることがｱﾄﾞﾊﾞﾝﾃｰｼﾞになっており、明日の兵庫県戦に上位進出をかけることになった。
ゲームＮｏ９ 鹿児島県 ７ − ６ 大分県
順決勝ﾘｰｸﾞのﾌｧｰｽﾄｹﾞｰﾑ。昨日のﾄｰﾅﾒﾝﾄ戦と違い、勝敗だけでなく、得失点も順位に関係していくため、各県総力を挙げて試合に臨むことだろう。
奇しくも同ﾌﾞﾛｯｸ対決となったこの試合、ﾌﾞﾛｯｸ予選では大分県に軍配が上がっている。初の国体優勝を目指し応援団も盛り上がる大分県、ｾﾝﾀｰの【8番勝連】のﾌﾟﾚｰに絡むﾌｫﾜｰﾄﾞ陣の動きに注目したい。対する鹿児島県も全国大会の常連として名を馳せるﾁｰﾑ、とくに【5番ｷｬﾌﾟﾃﾝ江崎】の個人技は全国でもﾄｯﾌﾟｸﾗｽで、埼玉IHでも観客を沸かせた。お互いにｼﾞｭﾆｱの年代から九州のﾄｯﾌﾟで切磋琢磨してきた両ﾁｰﾑのﾒﾝﾊﾞｰたち、熱戦になること間違いない。
第１ピリオド、鹿児島県の攻撃からｽﾀｰﾄ。開始1分過ぎ、ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰから抜け出た鹿児島県の攻めに、大分県にﾏｰｸﾐｽが起きる。このﾁｬﾝｽに【鹿児島県4番宿里】がｺﾞｰﾙ正面6ｍの位置からGKのﾀｲﾐﾝｸﾞをずらしたﾊｰﾌﾙｰﾌﾟｼｭｰﾄを決めて先制（1-0）。大分県はｾﾝﾀｰ【8番勝連】を警戒した引き気味の鹿児島県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽｼﾌﾄに阻まれｼｭｰﾄまでたどり着けずにいる。鹿児島県のｵﾌｪﾝｽはﾂｲﾝﾌﾛｰﾀｰｼﾌﾄでｱﾝﾌﾞﾚﾗの中を広く取る作戦のようだ。肝心のｽﾀｰﾄでうまくﾘｽﾞﾑを作れない大分県は、4分にﾀｲﾑｱｳﾄを請求。その後のﾌﾟﾚｰで退水を誘発させ、ﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰから【2番ｷｬﾌﾟﾃﾝ穴見】が同点弾を放つ（1-1）。しかし、試合の流れは未だ鹿児島県に傾いている。3分、鹿児島県のﾊﾟｽｶｯﾄ、この機を絶妙の嗅覚でいち早く攻めに転じた【5番江崎】がﾉｰﾏｰｸ速攻から得点（2-1）。
続く得点も【鹿児島県5番江崎】ｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰから見事なﾊﾞｯｸｼｭｰﾄ（3-1）。
第２ピリオド、5分大分県は泳ぎ勝ち、退水を誘発させる。しかし、このｾｯﾄｵﾌｪﾝｽを決められない、流れの悪さが出ている。4分【大分県4番橋本】がGKの腕を弾き飛ばす豪快なﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決め１点差に詰め寄る（3-2）が、3分、大分県はまたもや退水のｾｯﾄｵﾌｪﾝｽを決めきれず、【鹿児島県5番江崎】に速攻を許してしまう（4-2）。意地の大分県、終了間際、【大分県4番橋本】がまたもﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決めこのﾋﾟﾘｵﾄﾞは大分県がﾘｰﾄﾞして終わる（4-3）。前半を終了するが、大分県の動きにはまだまだ硬さが見られる。
第３ピリオド、お互いの攻め手もわかり、単調なﾗﾘｰが続く。この間、お互いに1回ずつ退水ｾｯﾄのﾁｬﾝｽを得るがものにできず、長い膠着状態となった。次の1点をどちらが取るのか、試合の勝敗を大きく左右する1点。3分、大分県の攻め、右ｻｲﾄﾞ【9番逸見】からｺﾞｰﾙ前の【3番武内】へ絶妙のﾛﾝｸﾞﾌｨｰﾄﾞ、しかしこのｼｭｰﾄは【鹿児島県1番GK牧口】のｽｰﾊﾟｰｾｰﾌﾞに阻まれる。2分、【鹿児島県5番江崎】を警戒し下がった大分県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽの隙をつき、【鹿児島県6番高嶺】がｺﾞｰﾙ正面6ｍの位置からﾊｰﾌﾙｰﾌﾟｼｭｰﾄを決める（5-3）。終了間際、鹿児島県にﾌｧｰﾙﾄﾗﾌﾞﾙ（ES）、【大分県2番穴見】が決め、1点差で最終ﾋﾟﾘｵﾄﾞへ（5-4）。
第４ピリオド、大分県の猛攻、6分半、【大分県4番橋本】が退水ｾｯﾄ崩れから豪快なﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め同点（5-5）。応援団の声援が沸く。4分半、鹿児島県にまたもﾌｧｰﾙﾄﾗﾌﾞﾙ、2人退水、【大分県8番勝連】のｺﾞｰﾙで逆転（5-6）。大分県の底力に、会場の熱気が増す。しかし鹿児島県も負けない、2分半、【8番有村】が左ｻｲﾄﾞからのｾﾝﾀﾘﾝｸﾞﾊﾟｽに反応、目の前のﾏｰｸともつれながらもﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決め、またもや同点（6-6）。熱い凌ぎ合いを繰り返し、このまま同点で終了かと思われた間際、残り20秒から鹿児島県最後のｵﾌｪﾝｽ、やはり【5番江崎】にﾎﾞｰﾙが回ってきた。ﾃﾞﾌｪﾝｽひしめくｺﾞｰﾙ前、ｾﾝﾀｰﾎﾟｼﾞｼｮﾝから、左ﾎﾟｽﾄにあたって入るｼｭｰﾄを決める劇的な幕切れとなった（7-6）。
最終的に退水の数は、大分県2に対して鹿児島県は10、この退水のﾁｬﾝｽを活かせなかったことが大分県にとっての敗因ではないだろうか。
この対決を制した鹿児島県は次の試合、埼玉IH優勝の群馬県（前橋商業高校）と、大分県は群雄割拠の近畿ﾌﾞﾛｯｸを勝ち上がってきた兵庫県と対戦する。
ゲームＮｏ１０ 東京都 ８ − １２ 埼玉県
東京都は昨日の秋田県戦で【4番吉田】が19点中6点を奪う活躍をし、準決勝ﾘｰｸﾞに駒を進めた。埼玉県も【4番金城】4点【6番若杉】3点と2人でﾁｰﾑ得点12点中7点と半分以上を叩き出し、好調さを感じさせ、沖縄県に勝利し初戦突破を果たす。関東ﾌﾞﾛｯｸを東京都は2位・埼玉県は3位で国体出場権を手にし、お互いに手の内を知り尽くした両ﾁｰﾑの対戦。
第1ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは東京都。試合が動いたのは開始3分過ぎ。埼玉県【7番纐纈(こうけつ)】の5ｍﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ（0-1）。埼玉県は再三退水を取りﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを仕掛けるが【東京都１番GK安部】の3連続ｾｰﾌﾞにあい得点ができなかった。ようやく4分過ぎに追加点を【2番笠原】が挙げる（0-2）。ここで離されたくない東京都も退水誘発からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰへ持ち込み【9番並木】がｼｭｰﾄを放ちｺﾞｰﾙ（1-2）。
第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは東京都。狭い間隔でｾｯﾄ攻撃を仕掛け【4番金城】が退水誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰから【5番山脇】が左ｻｲﾄﾞからの長いﾊﾟｽを受けｼｭｰﾄし、ｺﾞｰﾙ（2-2）。埼玉県も4分過ぎﾍﾟﾅﾙﾃｨｽﾛｰを獲得、【4番金城】が得点を挙げる（2-3）。東京も反撃、ｾｯﾄ攻撃から【9番並木】が得点する（3-3）。埼玉県はその30秒後、再びﾍﾟﾅﾙﾃｨｰｽﾛｰを獲得、【4番金城】が先程と同じｺｰｽに落ち着いて決めﾘｰﾄﾞを得る（3-4）。埼玉県は続いて【10番斉藤】【2番笠原】が連続得点し3点差がつく（3-6）。やや押され気味の東京都であるが残り30秒でﾍﾟﾅﾙﾃｨｽﾛｰを獲得。【9番並木】が落ち着いて右下にｼｭｰﾄしｺﾞｰﾙ（4-6）。東京都2点のﾋﾞﾊｲﾝﾄﾞで前半を終了。ただし、両チームとも互角、試合展開が全く予測できない。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは東京都。早い時間帯に得点を挙げ、追いつきたい東京都は埼玉県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽの合間をくぐり【10番北川】→【5番山脇】の絶妙なﾊﾟｽ＆ｼｭｰﾄでｺﾞｰﾙを挙げる（5-6）。東京が追い上げを見せ始めるがすぐに埼玉県も反撃。【2番笠原】が得点し再び2点差（5-7）。勢いの止まらない埼玉県は続いて【6番若杉】が追加点を加えﾘｰﾄﾞを広げる（5-8）。さらに埼玉県は【2番笠原】が相手を背負いながらもゴール前にｶｯﾄｲﾝ、ﾌﾟﾚｯｼｬｰを受けながらもGKの脇下へﾊﾞｳﾝﾄﾞｼｭｰﾄを決める（5-9）。
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは東京都。4点差を縮めたい東京都だがﾊﾟｽﾐｽから2-1のｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸを出され得点を許しﾘｰﾄﾞを広げられる（5-10）。さらに埼玉県は【4番金城】がｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸを出し得点（5-11）。埼玉県は6連続得点で完全に試合の主導権を握る。東京都は今後のﾘｰｸﾞ戦での得失点差にも影響があり、何とか得点を挙げたい。3分半過ぎ、粘り強いﾌﾟﾚｰを続け、ようやく、退水から得たﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを【10番北川】が決める（6-11）。その後も【10番北川】がフローティングから振り向きざまにｼｭｰﾄを放ちｺﾞｰﾙ（7-11）。続いて残り1分半で【10番北川】が右ｻｲﾄﾞの難しい位置からｼｭｰﾄを打ち抜きｺﾞｰﾙ（8-11）。しかし埼玉県も残り1秒で【2番笠原】がｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸで得点し、試合終了（8-12）。
試合中、特に活躍を見せたのは【埼玉県1番GK清水】。東京都の攻撃に対して好ｾｰﾌﾞを連発、東京都の攻撃のリズムを奪った。
この試合結果で東京都は0勝1敗、埼玉県は1勝0敗となった。この1勝で埼玉県ﾁｰﾑは2年連続国体優勝の可能性がぐっと広がった。
順決勝ﾘｰｸﾞのﾌｧｰｽﾄｹﾞｰﾑ。昨日のﾄｰﾅﾒﾝﾄ戦と違い、勝敗だけでなく、得失点も順位に関係していくため、各県総力を挙げて試合に臨むことだろう。
奇しくも同ﾌﾞﾛｯｸ対決となったこの試合、ﾌﾞﾛｯｸ予選では大分県に軍配が上がっている。初の国体優勝を目指し応援団も盛り上がる大分県、ｾﾝﾀｰの【8番勝連】のﾌﾟﾚｰに絡むﾌｫﾜｰﾄﾞ陣の動きに注目したい。対する鹿児島県も全国大会の常連として名を馳せるﾁｰﾑ、とくに【5番ｷｬﾌﾟﾃﾝ江崎】の個人技は全国でもﾄｯﾌﾟｸﾗｽで、埼玉IHでも観客を沸かせた。お互いにｼﾞｭﾆｱの年代から九州のﾄｯﾌﾟで切磋琢磨してきた両ﾁｰﾑのﾒﾝﾊﾞｰたち、熱戦になること間違いない。
第１ピリオド、鹿児島県の攻撃からｽﾀｰﾄ。開始1分過ぎ、ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰから抜け出た鹿児島県の攻めに、大分県にﾏｰｸﾐｽが起きる。このﾁｬﾝｽに【鹿児島県4番宿里】がｺﾞｰﾙ正面6ｍの位置からGKのﾀｲﾐﾝｸﾞをずらしたﾊｰﾌﾙｰﾌﾟｼｭｰﾄを決めて先制（1-0）。大分県はｾﾝﾀｰ【8番勝連】を警戒した引き気味の鹿児島県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽｼﾌﾄに阻まれｼｭｰﾄまでたどり着けずにいる。鹿児島県のｵﾌｪﾝｽはﾂｲﾝﾌﾛｰﾀｰｼﾌﾄでｱﾝﾌﾞﾚﾗの中を広く取る作戦のようだ。肝心のｽﾀｰﾄでうまくﾘｽﾞﾑを作れない大分県は、4分にﾀｲﾑｱｳﾄを請求。その後のﾌﾟﾚｰで退水を誘発させ、ﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰから【2番ｷｬﾌﾟﾃﾝ穴見】が同点弾を放つ（1-1）。しかし、試合の流れは未だ鹿児島県に傾いている。3分、鹿児島県のﾊﾟｽｶｯﾄ、この機を絶妙の嗅覚でいち早く攻めに転じた【5番江崎】がﾉｰﾏｰｸ速攻から得点（2-1）。
続く得点も【鹿児島県5番江崎】ｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰから見事なﾊﾞｯｸｼｭｰﾄ（3-1）。
第２ピリオド、5分大分県は泳ぎ勝ち、退水を誘発させる。しかし、このｾｯﾄｵﾌｪﾝｽを決められない、流れの悪さが出ている。4分【大分県4番橋本】がGKの腕を弾き飛ばす豪快なﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決め１点差に詰め寄る（3-2）が、3分、大分県はまたもや退水のｾｯﾄｵﾌｪﾝｽを決めきれず、【鹿児島県5番江崎】に速攻を許してしまう（4-2）。意地の大分県、終了間際、【大分県4番橋本】がまたもﾌﾘｰｽﾛｰｼｭｰﾄを決めこのﾋﾟﾘｵﾄﾞは大分県がﾘｰﾄﾞして終わる（4-3）。前半を終了するが、大分県の動きにはまだまだ硬さが見られる。
第３ピリオド、お互いの攻め手もわかり、単調なﾗﾘｰが続く。この間、お互いに1回ずつ退水ｾｯﾄのﾁｬﾝｽを得るがものにできず、長い膠着状態となった。次の1点をどちらが取るのか、試合の勝敗を大きく左右する1点。3分、大分県の攻め、右ｻｲﾄﾞ【9番逸見】からｺﾞｰﾙ前の【3番武内】へ絶妙のﾛﾝｸﾞﾌｨｰﾄﾞ、しかしこのｼｭｰﾄは【鹿児島県1番GK牧口】のｽｰﾊﾟｰｾｰﾌﾞに阻まれる。2分、【鹿児島県5番江崎】を警戒し下がった大分県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽの隙をつき、【鹿児島県6番高嶺】がｺﾞｰﾙ正面6ｍの位置からﾊｰﾌﾙｰﾌﾟｼｭｰﾄを決める（5-3）。終了間際、鹿児島県にﾌｧｰﾙﾄﾗﾌﾞﾙ（ES）、【大分県2番穴見】が決め、1点差で最終ﾋﾟﾘｵﾄﾞへ（5-4）。
第４ピリオド、大分県の猛攻、6分半、【大分県4番橋本】が退水ｾｯﾄ崩れから豪快なﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め同点（5-5）。応援団の声援が沸く。4分半、鹿児島県にまたもﾌｧｰﾙﾄﾗﾌﾞﾙ、2人退水、【大分県8番勝連】のｺﾞｰﾙで逆転（5-6）。大分県の底力に、会場の熱気が増す。しかし鹿児島県も負けない、2分半、【8番有村】が左ｻｲﾄﾞからのｾﾝﾀﾘﾝｸﾞﾊﾟｽに反応、目の前のﾏｰｸともつれながらもﾜﾝﾀｯﾁｼｭｰﾄを決め、またもや同点（6-6）。熱い凌ぎ合いを繰り返し、このまま同点で終了かと思われた間際、残り20秒から鹿児島県最後のｵﾌｪﾝｽ、やはり【5番江崎】にﾎﾞｰﾙが回ってきた。ﾃﾞﾌｪﾝｽひしめくｺﾞｰﾙ前、ｾﾝﾀｰﾎﾟｼﾞｼｮﾝから、左ﾎﾟｽﾄにあたって入るｼｭｰﾄを決める劇的な幕切れとなった（7-6）。
最終的に退水の数は、大分県2に対して鹿児島県は10、この退水のﾁｬﾝｽを活かせなかったことが大分県にとっての敗因ではないだろうか。
この対決を制した鹿児島県は次の試合、埼玉IH優勝の群馬県（前橋商業高校）と、大分県は群雄割拠の近畿ﾌﾞﾛｯｸを勝ち上がってきた兵庫県と対戦する。
ゲームＮｏ１０ 東京都 ８ − １２ 埼玉県
東京都は昨日の秋田県戦で【4番吉田】が19点中6点を奪う活躍をし、準決勝ﾘｰｸﾞに駒を進めた。埼玉県も【4番金城】4点【6番若杉】3点と2人でﾁｰﾑ得点12点中7点と半分以上を叩き出し、好調さを感じさせ、沖縄県に勝利し初戦突破を果たす。関東ﾌﾞﾛｯｸを東京都は2位・埼玉県は3位で国体出場権を手にし、お互いに手の内を知り尽くした両ﾁｰﾑの対戦。
第1ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは東京都。試合が動いたのは開始3分過ぎ。埼玉県【7番纐纈(こうけつ)】の5ｍﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ（0-1）。埼玉県は再三退水を取りﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを仕掛けるが【東京都１番GK安部】の3連続ｾｰﾌﾞにあい得点ができなかった。ようやく4分過ぎに追加点を【2番笠原】が挙げる（0-2）。ここで離されたくない東京都も退水誘発からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰへ持ち込み【9番並木】がｼｭｰﾄを放ちｺﾞｰﾙ（1-2）。
第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは東京都。狭い間隔でｾｯﾄ攻撃を仕掛け【4番金城】が退水誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰから【5番山脇】が左ｻｲﾄﾞからの長いﾊﾟｽを受けｼｭｰﾄし、ｺﾞｰﾙ（2-2）。埼玉県も4分過ぎﾍﾟﾅﾙﾃｨｽﾛｰを獲得、【4番金城】が得点を挙げる（2-3）。東京も反撃、ｾｯﾄ攻撃から【9番並木】が得点する（3-3）。埼玉県はその30秒後、再びﾍﾟﾅﾙﾃｨｰｽﾛｰを獲得、【4番金城】が先程と同じｺｰｽに落ち着いて決めﾘｰﾄﾞを得る（3-4）。埼玉県は続いて【10番斉藤】【2番笠原】が連続得点し3点差がつく（3-6）。やや押され気味の東京都であるが残り30秒でﾍﾟﾅﾙﾃｨｽﾛｰを獲得。【9番並木】が落ち着いて右下にｼｭｰﾄしｺﾞｰﾙ（4-6）。東京都2点のﾋﾞﾊｲﾝﾄﾞで前半を終了。ただし、両チームとも互角、試合展開が全く予測できない。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは東京都。早い時間帯に得点を挙げ、追いつきたい東京都は埼玉県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽの合間をくぐり【10番北川】→【5番山脇】の絶妙なﾊﾟｽ＆ｼｭｰﾄでｺﾞｰﾙを挙げる（5-6）。東京が追い上げを見せ始めるがすぐに埼玉県も反撃。【2番笠原】が得点し再び2点差（5-7）。勢いの止まらない埼玉県は続いて【6番若杉】が追加点を加えﾘｰﾄﾞを広げる（5-8）。さらに埼玉県は【2番笠原】が相手を背負いながらもゴール前にｶｯﾄｲﾝ、ﾌﾟﾚｯｼｬｰを受けながらもGKの脇下へﾊﾞｳﾝﾄﾞｼｭｰﾄを決める（5-9）。
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは東京都。4点差を縮めたい東京都だがﾊﾟｽﾐｽから2-1のｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸを出され得点を許しﾘｰﾄﾞを広げられる（5-10）。さらに埼玉県は【4番金城】がｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸを出し得点（5-11）。埼玉県は6連続得点で完全に試合の主導権を握る。東京都は今後のﾘｰｸﾞ戦での得失点差にも影響があり、何とか得点を挙げたい。3分半過ぎ、粘り強いﾌﾟﾚｰを続け、ようやく、退水から得たﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを【10番北川】が決める（6-11）。その後も【10番北川】がフローティングから振り向きざまにｼｭｰﾄを放ちｺﾞｰﾙ（7-11）。続いて残り1分半で【10番北川】が右ｻｲﾄﾞの難しい位置からｼｭｰﾄを打ち抜きｺﾞｰﾙ（8-11）。しかし埼玉県も残り1秒で【2番笠原】がｶｳﾝﾀｰｱﾀｯｸで得点し、試合終了（8-12）。
試合中、特に活躍を見せたのは【埼玉県1番GK清水】。東京都の攻撃に対して好ｾｰﾌﾞを連発、東京都の攻撃のリズムを奪った。
この試合結果で東京都は0勝1敗、埼玉県は1勝0敗となった。この1勝で埼玉県ﾁｰﾑは2年連続国体優勝の可能性がぐっと広がった。
ゲームＮｏ７ 広島県 ７ − ９ 福岡県
近年、小・中・女子のｸﾗﾌﾞﾁｰﾑが組織されｼﾞｭﾆｱ育成が功を奏しﾚﾍﾞﾙｱｯﾌﾟが成功した広島県は激戦区、中国ﾌﾞﾛｯｸを勝ち抜いて本大会に出場。一方、平成2年とびうめ国体で優勝、平成3年・9年には準優勝,伝統と実績をもつ福岡県との対戦。広島県ﾁｰﾑは主将を務める【3番三反田】が精神的支柱となりﾁｰﾑをまとめ、試合の主導権を握りたいところ、一方、福岡県は昨年度のｲﾝﾀｰﾊｲ・国体の主力ﾒﾝﾊﾞｰがわずか1名とﾒﾝﾊﾞｰ構成の中で一抹の不安があるが、持ち味の怒涛のカウンター攻撃が決まり始めると手に負えない爆発力を持つ福岡県。会場が声援で包まれる中、試合開始が告げられる。
第１ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは福岡県。ｾｯﾄ攻撃からｼｭｰﾄを狙うが得点ならず長いﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰが続く。均衡を破ったのは広島県【6番白河】。広めに取ったｾｯﾄ攻撃からﾌﾛｰﾀｰ勝負で福岡県ﾈｯﾄを揺らす（1−0）。再開後、焦る福岡県を尻目にすぐさまカウンター攻撃で広島県【2番野田】のｼｭｰﾄが決まり点差を広げる（2−0）。福岡県は何度も広島県ｺﾞｰﾙを脅かすが決定力不足。広島県は数少ないﾁｬﾝｽをものにし5分過ぎ【5番檜垣】がﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄをｺﾞｰﾙ右隅に決める（3−0）。第１ﾋﾟﾘｵﾄﾞを終了。
第2ピリオド。CBを獲ったのは福岡県。その流れでﾎﾞｰﾙをまわし【4番目野】がｼｭｰﾄを決める（3−1）。1点を取り動きが良くなる福岡県。広島県の泳ぎが止まりかけるがここで広島県ﾌﾛｰﾀｰ【6番白河】がﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞで退水を誘発させ【3番三反田】へﾊﾟｽ。落ち着いてこれを決め、点差が開く（4−1）。福岡は何度も広島県ｺﾞｰﾙへ挑むが広島県GK【１番曽我】の活躍もあり終了30秒前に退水からのﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ【6番樺島】の１得点のまま（4−2）で第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ終了。この時点で退水の数が広島県6、福岡県2と圧倒的に福岡県が試合の主導権は握るが得点を奪えない状況である。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは広島県。開始1分半、広島県のｺﾞｰﾙをやっと福岡県がこじ開ける。【3番藤】→【10番原口】のｸｲｯｸﾊﾟｽで完全にｷｰﾊﾟｰの逆を狙いｺﾞｰﾙ（4−3）。失点とﾐｽが目立ち始めた広島県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽ、福岡県は勢いにのり退水誘発→ﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰで【6番樺島】が得点し同点（4−4）。短時間で同点に追いついた福岡県は突き放しにかかる。残り1分で退水誘発からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ。ﾎﾞｰﾙを十分にまわしｺﾞｰﾙ前の【10番原口】が得点（4−5）。しかし、粘る広島県、ﾌﾛｰﾀｰの【6番白河】にﾎﾞｰﾙを託す。白河はﾃﾞｨﾌｪﾝｽのﾌﾟﾚｯｼｬｰを受けながらも廻しこみｼｭｰﾄが得点につながる（5−5）これで第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ終了
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは福岡県。そのままｾｯﾄ攻撃で退水を誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ。十分にﾎﾞｰﾙをまわし【4番目野】が得点（5−6）。その後も福岡県【7番安河内】がｺﾞｰﾙを決め2点差とする（5−7）。3分半経過しまたも福岡県が退水誘発。ここで福岡県ベンチが動く。タイムアウトを取りパワープレーを指示。選手も落ち着いてﾎﾞｰﾙを回し【8番深川】がｼｭｰﾄを決める（5−8）。これ以上点差を離されたくない広島県は退水誘発後、タイムアウト。ﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを【8番西森】が決めて（6−8）。残り3分半。広島県の逆転も可能な時間帯だが試合の流れを引き戻したのは福岡県【6番樺島】の8mからの豪快ﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ。これが決まり（6−9）残り1分半、広島県も退水誘発、パワーﾌﾟﾚｰで【4番田所】のｺﾞｰﾙが決まる（7−9）。逆転へ望みを繋ぐが、これを守りきった福岡県が勝利の笛を聞いた。広島県は福岡県の泳ぐﾌﾟﾚｰを止めることができず退水10とリズムに乗れなかった。一方、福岡県もこの試合ｼｭｰﾄ決定率28％弱と課題が残るが最大3点差をひっくり返した精神力は素晴しいものかある。明日からの準決勝リーグで修正し上位進出を狙いたい。
ゲーム Ｎｏ.８ 沖縄県 ８ − １２ 埼玉県
ブロック別予選トーナメント第8試合、九州ブロック第三代表の沖縄県と関東ブロック第二代表の埼玉県との試合。
1ピリオド 先制したのは【埼玉県4番金城】がシュートを決め０−１とする。さらに【6番若杉】が得点０−２となるが、沖縄県は【6番与古田】がゴール前から得点、さらに【4番樋口】がミドルシュートを放ち２−２の同点とする。このままシーソーゲームになるかと思われたが、埼玉県のディフェンスに沖縄県は攻略できず、速攻を決められる。埼玉県はボールカットから速攻で【7番纐纈・4番金城・6番若杉・5番田邊・2番笠原】が続けて得点を重ね一方的な展開となる（２−８）。
2ピリオド 埼玉県はシュートを放つものの、得点できず点差を広げることができない。一方沖縄県は点差を縮め追いつきたいところだが、埼玉県のディフェンスに阻まれシュートチャンスを得ることができない状態で時間だけが過ぎている。そんな空気を一掃したのは【埼玉県6番若杉】がシュートを決め、ゲームが動いた。しかしその後は【沖縄県2番金城】さらに【7番真喜屋】が続けて得点し、このピリオド２−１としトータル４−９となる。
３ピリオド 両チームともにミスが多く攻防が続き、なかなかシュートを放つことができず決め手に欠ける。しかし【沖縄県7番真喜屋】がシュートを決め、なんとか追加点をあげる。その後も沖縄県は追加点を重ねるが【埼玉県4番金城】がこの試合3得点目のシュートを放ち得点する。このピリオド２−１としトータル６−１０となる。
４ピリオド 試合の流れは変わらず、シーソーゲームの展開となる。互いにシュートを放つも得点することができず、一つのミスが得点につながっていくため両チームとも気が抜けない状態。そんな中点差を縮めたい沖縄県は【2番金城】のシュートで3点差とするが、その直後【埼玉県5番田邊】がこの試合2得点目のシュートを決め、再び4点差とする。その後も互いに1点づつを決め、点差かわらないまま試合終了。８−１２となる。
第1ピリオドは埼玉県の圧倒的なゲーム展開ではあったが、第2ピリオド以降は沖縄県が健闘し、点差を縮める展開となった。しかし、埼玉県の泳力が勝り勝利した。
勝利した埼玉県は明日からの準決勝リーグに移り、最終日順位決定戦へと駒を進める。
更新が遅れてしまい、申し訳ございません。アクセス数・履歴をみてわかるように、たくさんの方が国体の結果を心待ちにしているようですので、時間の許される限りで速報を載せたいと思います。
近年、小・中・女子のｸﾗﾌﾞﾁｰﾑが組織されｼﾞｭﾆｱ育成が功を奏しﾚﾍﾞﾙｱｯﾌﾟが成功した広島県は激戦区、中国ﾌﾞﾛｯｸを勝ち抜いて本大会に出場。一方、平成2年とびうめ国体で優勝、平成3年・9年には準優勝,伝統と実績をもつ福岡県との対戦。広島県ﾁｰﾑは主将を務める【3番三反田】が精神的支柱となりﾁｰﾑをまとめ、試合の主導権を握りたいところ、一方、福岡県は昨年度のｲﾝﾀｰﾊｲ・国体の主力ﾒﾝﾊﾞｰがわずか1名とﾒﾝﾊﾞｰ構成の中で一抹の不安があるが、持ち味の怒涛のカウンター攻撃が決まり始めると手に負えない爆発力を持つ福岡県。会場が声援で包まれる中、試合開始が告げられる。
第１ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは福岡県。ｾｯﾄ攻撃からｼｭｰﾄを狙うが得点ならず長いﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰが続く。均衡を破ったのは広島県【6番白河】。広めに取ったｾｯﾄ攻撃からﾌﾛｰﾀｰ勝負で福岡県ﾈｯﾄを揺らす（1−0）。再開後、焦る福岡県を尻目にすぐさまカウンター攻撃で広島県【2番野田】のｼｭｰﾄが決まり点差を広げる（2−0）。福岡県は何度も広島県ｺﾞｰﾙを脅かすが決定力不足。広島県は数少ないﾁｬﾝｽをものにし5分過ぎ【5番檜垣】がﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄをｺﾞｰﾙ右隅に決める（3−0）。第１ﾋﾟﾘｵﾄﾞを終了。
第2ピリオド。CBを獲ったのは福岡県。その流れでﾎﾞｰﾙをまわし【4番目野】がｼｭｰﾄを決める（3−1）。1点を取り動きが良くなる福岡県。広島県の泳ぎが止まりかけるがここで広島県ﾌﾛｰﾀｰ【6番白河】がﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞで退水を誘発させ【3番三反田】へﾊﾟｽ。落ち着いてこれを決め、点差が開く（4−1）。福岡は何度も広島県ｺﾞｰﾙへ挑むが広島県GK【１番曽我】の活躍もあり終了30秒前に退水からのﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ【6番樺島】の１得点のまま（4−2）で第2ﾋﾟﾘｵﾄﾞ終了。この時点で退水の数が広島県6、福岡県2と圧倒的に福岡県が試合の主導権は握るが得点を奪えない状況である。
第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは広島県。開始1分半、広島県のｺﾞｰﾙをやっと福岡県がこじ開ける。【3番藤】→【10番原口】のｸｲｯｸﾊﾟｽで完全にｷｰﾊﾟｰの逆を狙いｺﾞｰﾙ（4−3）。失点とﾐｽが目立ち始めた広島県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽ、福岡県は勢いにのり退水誘発→ﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰで【6番樺島】が得点し同点（4−4）。短時間で同点に追いついた福岡県は突き放しにかかる。残り1分で退水誘発からﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ。ﾎﾞｰﾙを十分にまわしｺﾞｰﾙ前の【10番原口】が得点（4−5）。しかし、粘る広島県、ﾌﾛｰﾀｰの【6番白河】にﾎﾞｰﾙを託す。白河はﾃﾞｨﾌｪﾝｽのﾌﾟﾚｯｼｬｰを受けながらも廻しこみｼｭｰﾄが得点につながる（5−5）これで第3ﾋﾟﾘｵﾄﾞ終了
第4ﾋﾟﾘｵﾄﾞ。CBを獲ったのは福岡県。そのままｾｯﾄ攻撃で退水を誘発させﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰ。十分にﾎﾞｰﾙをまわし【4番目野】が得点（5−6）。その後も福岡県【7番安河内】がｺﾞｰﾙを決め2点差とする（5−7）。3分半経過しまたも福岡県が退水誘発。ここで福岡県ベンチが動く。タイムアウトを取りパワープレーを指示。選手も落ち着いてﾎﾞｰﾙを回し【8番深川】がｼｭｰﾄを決める（5−8）。これ以上点差を離されたくない広島県は退水誘発後、タイムアウト。ﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｰを【8番西森】が決めて（6−8）。残り3分半。広島県の逆転も可能な時間帯だが試合の流れを引き戻したのは福岡県【6番樺島】の8mからの豪快ﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ。これが決まり（6−9）残り1分半、広島県も退水誘発、パワーﾌﾟﾚｰで【4番田所】のｺﾞｰﾙが決まる（7−9）。逆転へ望みを繋ぐが、これを守りきった福岡県が勝利の笛を聞いた。広島県は福岡県の泳ぐﾌﾟﾚｰを止めることができず退水10とリズムに乗れなかった。一方、福岡県もこの試合ｼｭｰﾄ決定率28％弱と課題が残るが最大3点差をひっくり返した精神力は素晴しいものかある。明日からの準決勝リーグで修正し上位進出を狙いたい。
ゲーム Ｎｏ.８ 沖縄県 ８ − １２ 埼玉県
ブロック別予選トーナメント第8試合、九州ブロック第三代表の沖縄県と関東ブロック第二代表の埼玉県との試合。
1ピリオド 先制したのは【埼玉県4番金城】がシュートを決め０−１とする。さらに【6番若杉】が得点０−２となるが、沖縄県は【6番与古田】がゴール前から得点、さらに【4番樋口】がミドルシュートを放ち２−２の同点とする。このままシーソーゲームになるかと思われたが、埼玉県のディフェンスに沖縄県は攻略できず、速攻を決められる。埼玉県はボールカットから速攻で【7番纐纈・4番金城・6番若杉・5番田邊・2番笠原】が続けて得点を重ね一方的な展開となる（２−８）。
2ピリオド 埼玉県はシュートを放つものの、得点できず点差を広げることができない。一方沖縄県は点差を縮め追いつきたいところだが、埼玉県のディフェンスに阻まれシュートチャンスを得ることができない状態で時間だけが過ぎている。そんな空気を一掃したのは【埼玉県6番若杉】がシュートを決め、ゲームが動いた。しかしその後は【沖縄県2番金城】さらに【7番真喜屋】が続けて得点し、このピリオド２−１としトータル４−９となる。
３ピリオド 両チームともにミスが多く攻防が続き、なかなかシュートを放つことができず決め手に欠ける。しかし【沖縄県7番真喜屋】がシュートを決め、なんとか追加点をあげる。その後も沖縄県は追加点を重ねるが【埼玉県4番金城】がこの試合3得点目のシュートを放ち得点する。このピリオド２−１としトータル６−１０となる。
４ピリオド 試合の流れは変わらず、シーソーゲームの展開となる。互いにシュートを放つも得点することができず、一つのミスが得点につながっていくため両チームとも気が抜けない状態。そんな中点差を縮めたい沖縄県は【2番金城】のシュートで3点差とするが、その直後【埼玉県5番田邊】がこの試合2得点目のシュートを決め、再び4点差とする。その後も互いに1点づつを決め、点差かわらないまま試合終了。８−１２となる。
第1ピリオドは埼玉県の圧倒的なゲーム展開ではあったが、第2ピリオド以降は沖縄県が健闘し、点差を縮める展開となった。しかし、埼玉県の泳力が勝り勝利した。
勝利した埼玉県は明日からの準決勝リーグに移り、最終日順位決定戦へと駒を進める。
更新が遅れてしまい、申し訳ございません。アクセス数・履歴をみてわかるように、たくさんの方が国体の結果を心待ちにしているようですので、時間の許される限りで速報を載せたいと思います。
５．東京都 １９点 − １２点 秋田県
ブロック別予選トーナメント第5試合、関東ブロック第三代表の東京都と北海道・東北ブロック第一代表の秋田県との試合。
1ピリオド 先制したのは東京都、【7番倉田】がゴール前からバックシュートを放ち得点。その後もディフェンス力が優る東京都は、ボールカットから速攻で得点を重ねる。秋田県も【4番高橋】がチャンスを活かしシュートを決め２−１となる。その後【東京都小川・山脇・藤田】と連続得点し５−１と追撃を許さない。大きく点差が開く。しかし、秋田県も東京都のミスをチャンスとし【4番高橋】が続けて得点、点差を縮める（５−３）。さらに【8番金子】も得点し点差を1点差まで縮めるも第1ピリオド残りわずかに【東京都4番吉田に得点を許し６−４で終了した。
２ピリオド しばらく攻防が続くが互いにチャンスを活かせず得点することができない状態が続く。そんな中で【東京都7番倉田】がこの試合2得点目のシュートを放ち７−４とする。しかし秋田県も【4番高橋・黒田】と続けて得点、７−６と1点差とする。点差を縮められた東京都は【4番吉田】のゴール前からのスタンディングシュートで連続得点し点差を3点差とする。【東京都2番笠原】が絶妙なループシュートを放ち点差をさらに広げる。（１０−６）ピリオド終了間際【秋田県4番高橋】がこの試合3得点目となるシュートを決め、１０−７となる。
３ピリオド開始早々【東京都10番北川】がゴール前からスタンディングシュートを決め、１１−７となり点差を広げる。しかし、秋田県もすぐさま【3番黒田】がフリースローシュートを決め１１−８とする。その後は東京都のディフェンスが勝り、ボールカットから速攻へとつなげ【4番吉田】が得点を重ねる（１３−８）。秋田県は再三攻め続けるが、東京都のディフェンスに阻まれ、得点することができず、逆に【東京都3番植田】にループシュートは放たれ追加点を決められる。
４ピリオド 秋田県はなかなか東京都のディフェンスを攻略出来ず、得点差を縮めることができない。しかし【3番黒田】がこの試合3得点目となるシュートを決め5点差とする。さらに試合途中に負傷した【9番菅原】が復帰し絶妙なアシストパスで【4番高橋】のこの試合６得点目の得点を演出する。その後は泳力の勝る東京都の【10番北川・3番植田・9番並木・5番山脇】らが速攻で得点を重ね、点差をさらに広げゲームを終了した。
勝利した東京都は明日からの準決勝リーグに移り、最終日順位決定戦へと駒を進める。
６．青森県 ４ − １１ 三重県
東北ﾌﾞﾛｯｸ第2代表の青森県、埼玉IHは秋田、山形に阻まれ出場することができなかったが、その分しっかりと強化をしてきただろう。三重県はほとんどが埼玉IHに出場した津田学園の選手、その経験を活かせるか。ともにｼﾞｭﾆｱからの一環指導体制で選手育成を行っている両県。三重県の注目選手はﾚﾌﾃｨﾄﾞﾗｲﾊﾞｰで【ｷｬﾌﾟﾃﾝの5番角野】。青森県もﾄﾞﾗｲﾊﾞｰの【4番佐藤】がﾁｰﾑを牽引する。ｺﾞｰﾙ前での泳ぎ合いで前をとるのはどちらのﾁｰﾑか期待が高まる。
第1ピリオド、三重県の攻撃からスタート。お互いに出方を伺うかのような雰囲気で一進一退の攻防が続く。5分半、右ｻｲﾄﾞでﾎﾞｰﾙを競り取った三重県、【4番森島】が泳ぎ抜け出し【8番泉】とのﾊﾟｽﾜｰｸからｼｭｰﾄを放つが、【青森県1番GK四家】のｸﾞｯﾄﾞｾｰﾋﾞﾝｸﾞにより得点ならず。しかし、この流れで、先制点を挙げたのは三重県。ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰの展開でｺﾞｰﾙ前にﾉｰﾏｰｸとなった【5番角野】にﾎﾞｰﾙがわたり、これを落ち着いて決めた。1分後、青森県は右ｻｲﾄﾞ【3番古川】が高い位置からのﾌﾘｰｽﾛｰをｺﾞｰﾙ前で待つ【4番佐藤】へｼﾞｬｽﾄﾊﾟｽ、このﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄを確実に決め、同点（1-1）。ﾛｰｽｺｱの展開をにおわせながらこのﾋﾟﾘｵﾄﾞを閉じる。
第2ピリオド、ﾊｰﾄﾞなﾏｰｸもなくお互いに攻め急がない両ﾁｰﾑ、ｺﾞｰﾙの枠内へと飛ばないｼｭｰﾄをお互いに数発ずつ放つほどで、長い膠着状態が続く。2分、業を煮やした三重県は、ﾀｲﾑｱｳﾄを取りこの展開を打破しようとする。しかし、このﾀｰﾝを決めることができず、ゆっくりとした展開を作ろうとする青森県の術中にはまっているようである。そんな中、2分を切ったところで青森県にﾁｬﾝｽ到来、三重県ｺﾞｰﾙ前で右ｻｲﾄﾞからのﾙｰﾌﾟﾊﾟｽに【青森県7番佐々木】が反応、ﾏｰｸを背負い泳ぎこんできた状態で、沈みながらも手首でﾎﾞｰﾙをｺﾝﾄﾛｰﾙしﾀｯﾌﾟｼｭｰﾄを決める（2-1）。やはりｽﾛｰな展開のまま後半戦へ。
第3ピリオド、泳いで自分たちの攻めの展開を作りたい三重県だが、絶妙な距離を置いた青森県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽに阻まれてしまう。6分半、【青森県4番佐藤】がﾌﾛｰﾀｰﾌﾟﾚｰから1点を挙げる（3-1）。少しずつ泳ぎ抜けてきた三重県に待望の得点。5分半、【8番泉】が右ｻｲﾄﾞを駆け上がり、そのまま角度のないところからﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄを決め1点差（3-2）。ここから青森県はｼｭｰﾄﾐｽが出始める。この機を逃さず泳ぎが増した三重県、4分、先ほどと同じような展開で【8番泉】が右ｻｲﾄﾞにﾃﾞｨﾌｪﾝｽの注意を引きつけ、ｺﾞｰﾙ正面にﾉｰﾏｰｸとなった【7番高谷】へとﾊﾟｽ、ｷｰﾊﾟｰをよく見て落ち着いて同点ｺﾞｰﾙを決める（3-3）。さらに2分半、泳いで相手のﾏｰｸﾐｽを誘い、【5番角野】がﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め、逆転（3-4）。三重県の流れに変わってきた。
第4ピリオド、開始15秒に三重県が追加点。【3番川那子】が右ｻｲﾄﾞを駆け上がり、そのまま角度のないところから半ば強引にﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄを決める（3-5）。その後も【三重県5番角野】が退水での数的優位状況から、【6番広川】と【8番佐々木】がﾌﾛｰﾀｰﾌﾟﾚｰから得点を重ねる、その間に【青森県4番佐藤】が1点を返すも、残り時間3分で3点差と青森県には厳しい展開となった。その後は、集中力が切れたように泳げなくなった青森県に対し、三重県が猛攻をかける。【2番中川】がﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄを、【7番佐々木】と【3番古川】が速攻を決め、このﾋﾟﾘｵﾄﾞだけで大量7点を挙げ、試合を決めた。
準決勝ﾘｰｸﾞへの出場権を獲得したのは三重県。埼玉IHでは初戦で東京のﾁｰﾑに惜敗、準決勝ﾘｰｸﾞでも対戦があるなど、この戦いを制した後半の爆発力を見れば、今後の熱戦に期待できる。
ブロック別予選トーナメント第5試合、関東ブロック第三代表の東京都と北海道・東北ブロック第一代表の秋田県との試合。
1ピリオド 先制したのは東京都、【7番倉田】がゴール前からバックシュートを放ち得点。その後もディフェンス力が優る東京都は、ボールカットから速攻で得点を重ねる。秋田県も【4番高橋】がチャンスを活かしシュートを決め２−１となる。その後【東京都小川・山脇・藤田】と連続得点し５−１と追撃を許さない。大きく点差が開く。しかし、秋田県も東京都のミスをチャンスとし【4番高橋】が続けて得点、点差を縮める（５−３）。さらに【8番金子】も得点し点差を1点差まで縮めるも第1ピリオド残りわずかに【東京都4番吉田に得点を許し６−４で終了した。
２ピリオド しばらく攻防が続くが互いにチャンスを活かせず得点することができない状態が続く。そんな中で【東京都7番倉田】がこの試合2得点目のシュートを放ち７−４とする。しかし秋田県も【4番高橋・黒田】と続けて得点、７−６と1点差とする。点差を縮められた東京都は【4番吉田】のゴール前からのスタンディングシュートで連続得点し点差を3点差とする。【東京都2番笠原】が絶妙なループシュートを放ち点差をさらに広げる。（１０−６）ピリオド終了間際【秋田県4番高橋】がこの試合3得点目となるシュートを決め、１０−７となる。
３ピリオド開始早々【東京都10番北川】がゴール前からスタンディングシュートを決め、１１−７となり点差を広げる。しかし、秋田県もすぐさま【3番黒田】がフリースローシュートを決め１１−８とする。その後は東京都のディフェンスが勝り、ボールカットから速攻へとつなげ【4番吉田】が得点を重ねる（１３−８）。秋田県は再三攻め続けるが、東京都のディフェンスに阻まれ、得点することができず、逆に【東京都3番植田】にループシュートは放たれ追加点を決められる。
４ピリオド 秋田県はなかなか東京都のディフェンスを攻略出来ず、得点差を縮めることができない。しかし【3番黒田】がこの試合3得点目となるシュートを決め5点差とする。さらに試合途中に負傷した【9番菅原】が復帰し絶妙なアシストパスで【4番高橋】のこの試合６得点目の得点を演出する。その後は泳力の勝る東京都の【10番北川・3番植田・9番並木・5番山脇】らが速攻で得点を重ね、点差をさらに広げゲームを終了した。
勝利した東京都は明日からの準決勝リーグに移り、最終日順位決定戦へと駒を進める。
６．青森県 ４ − １１ 三重県
東北ﾌﾞﾛｯｸ第2代表の青森県、埼玉IHは秋田、山形に阻まれ出場することができなかったが、その分しっかりと強化をしてきただろう。三重県はほとんどが埼玉IHに出場した津田学園の選手、その経験を活かせるか。ともにｼﾞｭﾆｱからの一環指導体制で選手育成を行っている両県。三重県の注目選手はﾚﾌﾃｨﾄﾞﾗｲﾊﾞｰで【ｷｬﾌﾟﾃﾝの5番角野】。青森県もﾄﾞﾗｲﾊﾞｰの【4番佐藤】がﾁｰﾑを牽引する。ｺﾞｰﾙ前での泳ぎ合いで前をとるのはどちらのﾁｰﾑか期待が高まる。
第1ピリオド、三重県の攻撃からスタート。お互いに出方を伺うかのような雰囲気で一進一退の攻防が続く。5分半、右ｻｲﾄﾞでﾎﾞｰﾙを競り取った三重県、【4番森島】が泳ぎ抜け出し【8番泉】とのﾊﾟｽﾜｰｸからｼｭｰﾄを放つが、【青森県1番GK四家】のｸﾞｯﾄﾞｾｰﾋﾞﾝｸﾞにより得点ならず。しかし、この流れで、先制点を挙げたのは三重県。ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰの展開でｺﾞｰﾙ前にﾉｰﾏｰｸとなった【5番角野】にﾎﾞｰﾙがわたり、これを落ち着いて決めた。1分後、青森県は右ｻｲﾄﾞ【3番古川】が高い位置からのﾌﾘｰｽﾛｰをｺﾞｰﾙ前で待つ【4番佐藤】へｼﾞｬｽﾄﾊﾟｽ、このﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄを確実に決め、同点（1-1）。ﾛｰｽｺｱの展開をにおわせながらこのﾋﾟﾘｵﾄﾞを閉じる。
第2ピリオド、ﾊｰﾄﾞなﾏｰｸもなくお互いに攻め急がない両ﾁｰﾑ、ｺﾞｰﾙの枠内へと飛ばないｼｭｰﾄをお互いに数発ずつ放つほどで、長い膠着状態が続く。2分、業を煮やした三重県は、ﾀｲﾑｱｳﾄを取りこの展開を打破しようとする。しかし、このﾀｰﾝを決めることができず、ゆっくりとした展開を作ろうとする青森県の術中にはまっているようである。そんな中、2分を切ったところで青森県にﾁｬﾝｽ到来、三重県ｺﾞｰﾙ前で右ｻｲﾄﾞからのﾙｰﾌﾟﾊﾟｽに【青森県7番佐々木】が反応、ﾏｰｸを背負い泳ぎこんできた状態で、沈みながらも手首でﾎﾞｰﾙをｺﾝﾄﾛｰﾙしﾀｯﾌﾟｼｭｰﾄを決める（2-1）。やはりｽﾛｰな展開のまま後半戦へ。
第3ピリオド、泳いで自分たちの攻めの展開を作りたい三重県だが、絶妙な距離を置いた青森県ﾃﾞｨﾌｪﾝｽに阻まれてしまう。6分半、【青森県4番佐藤】がﾌﾛｰﾀｰﾌﾟﾚｰから1点を挙げる（3-1）。少しずつ泳ぎ抜けてきた三重県に待望の得点。5分半、【8番泉】が右ｻｲﾄﾞを駆け上がり、そのまま角度のないところからﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄを決め1点差（3-2）。ここから青森県はｼｭｰﾄﾐｽが出始める。この機を逃さず泳ぎが増した三重県、4分、先ほどと同じような展開で【8番泉】が右ｻｲﾄﾞにﾃﾞｨﾌｪﾝｽの注意を引きつけ、ｺﾞｰﾙ正面にﾉｰﾏｰｸとなった【7番高谷】へとﾊﾟｽ、ｷｰﾊﾟｰをよく見て落ち着いて同点ｺﾞｰﾙを決める（3-3）。さらに2分半、泳いで相手のﾏｰｸﾐｽを誘い、【5番角野】がﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め、逆転（3-4）。三重県の流れに変わってきた。
第4ピリオド、開始15秒に三重県が追加点。【3番川那子】が右ｻｲﾄﾞを駆け上がり、そのまま角度のないところから半ば強引にﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄを決める（3-5）。その後も【三重県5番角野】が退水での数的優位状況から、【6番広川】と【8番佐々木】がﾌﾛｰﾀｰﾌﾟﾚｰから得点を重ねる、その間に【青森県4番佐藤】が1点を返すも、残り時間3分で3点差と青森県には厳しい展開となった。その後は、集中力が切れたように泳げなくなった青森県に対し、三重県が猛攻をかける。【2番中川】がﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄを、【7番佐々木】と【3番古川】が速攻を決め、このﾋﾟﾘｵﾄﾞだけで大量7点を挙げ、試合を決めた。
準決勝ﾘｰｸﾞへの出場権を獲得したのは三重県。埼玉IHでは初戦で東京のﾁｰﾑに惜敗、準決勝ﾘｰｸﾞでも対戦があるなど、この戦いを制した後半の爆発力を見れば、今後の熱戦に期待できる。
３．香川県 ７ − １３ 兵庫県
過去２０回の出場を誇る香川県、対するは、４年連続出場で全国大会も顔なじみになってきた兵庫県。守りを固め速攻のﾁｬﾝｽを狙う香川県のﾌﾟﾚｰｽﾀｲﾙに対し、いかにﾄﾞﾗｲﾊﾞｰで崩してﾁｬﾝｽをものにできるか兵庫県の個人技と連携ﾌﾟﾚｰに注目したい。
第１ピリオド、両チーム緊張のﾌｧｰｽﾄﾀｯﾁ、【香川県４番ｷｬﾌﾟﾃﾝ川村】と【兵庫県３番川上】のｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ争い、香川県の攻撃から試合開始。しかし開始10秒高い位置でｱﾝﾀﾞｰｳｫｰﾀｰの反則、【兵庫県3番川上】が鋭い出足で抜け出し速攻からﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄを決め先制する。対する香川県、ｺﾞｰﾙ前の選手にまでﾎﾞｰﾙは渡るがｼｭｰﾄまでは持ち込めない状況でﾗﾘｰを強いられる。待望の同点弾は5分、泳ぎあいﾗﾘｰの中、【4番川村】がｷｰﾊﾟｰの意表をつくﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決める。ｺﾞｰﾙ前までパスはつながるものの決定的なｼｭｰﾄが打てない兵庫県に対し、勢いづいた香川県。ｺﾞｰﾙ前へのﾄﾞﾗｲﾌﾞにﾎﾞｰﾙを受けた【4番川村】が個人技を見せ得点、さらにﾍﾟﾅﾙﾃｨｺﾞｰﾙと連続得点でと突き放しにかかる（3-1）。【4番川村】は3連続得点。終了間際に右ｻｲﾄﾞからのﾛﾝｸﾞｾﾝﾀﾘﾝｸﾞﾊﾟｽにあわせた【2番中庭】のｼｭｰﾄが決まり1点差でこのピリオドを終了する。
第2ピリオド、香川県のﾌｧｰｽﾄｵﾌｪﾝｽ、【3番木村】がｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰで得点（4-2）。このあと、お互いにｼｭｰﾄまでたどり着けない状況でﾗﾘｰが続く。均衡を破ったのは兵庫県、【2番中庭】がｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰでﾃﾞｨﾌｪﾝｽを背負い沈みながら粘りのｼｭｰﾄを決め、1点差（4-3）。兵庫県はﾃﾞｨﾌｪﾝｽに泳ぎを取り戻し、ｺﾞｰﾙ前までﾎﾞｰﾙを運ばせず、このままピリオド終了。
第3ピリオド、追いかける兵庫県の勢い、必死にﾘｰﾄﾞを保ち追加点のﾁｬﾝｽをうかがう香川県、熾烈な後半戦が始まる。開始から2分、ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰの混戦の中、【兵庫県2番中庭】が泳ぎ勝ち香川県に退水誘発、この大事なﾁｬﾝｽを【兵庫県3番川上】が落ちついて決め、同点とする（4-4）。続く5分、ﾄﾞﾗｲﾌﾞで抜け出した【兵庫県2番中庭】が逆ｻｲﾄﾞからのﾛﾝｸﾞﾊﾟｽをﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄ、逆転弾を決める（4-5）。ここから兵庫県は猛攻、【3番川上】のﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄ、【4番玉田】のﾙｰﾌﾟｼｭｰﾄ、【2番中庭】と、それぞれが1対1での個人技を活かしたﾌﾟﾚｰで得点を重ねる、香川県【3番木村】がｺﾞｰﾙ前のｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰで1点を返すも、試合の流れは完全に兵庫県が握る（5-7）。兵庫県の勢いは止まず、このピリオド終了時には香川県5−9兵庫県となった。
第4ピリオド、兵庫県3番川上、2番中庭の得点でさらに差を広げた兵庫県は試合中盤で大幅にﾒﾝﾊﾞｰ交代。これを機に、【香川県４番川村】がｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰと速攻から2連続得点を挙げるがその差は縮まらない（7-11）。徐々に攻め込まなくなっていった香川県に対し、【兵庫県2番中庭】のﾌﾟﾚｰが冴える。3分、ﾃﾞｨﾌｪﾝｽを背負ったままﾄﾞﾘﾌﾞｲﾝし、ﾍﾟﾅﾙﾃｨﾌｧｰﾙを誘発、自身で決める。さらに2分、9ｍ付近からﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄをｺﾞｰﾙ左隅に突き刺す。この2連続得点で差を6点に広げ、そのまま試合終了。
準決勝リーグへと駒を進めたのは兵庫県、しかし、昨年の秋田国体優勝の群馬県、ｲﾝﾀｰﾊｲの雪辱をかける鹿児島県が先に勝ち進んでおり、明日からの2日間はハードな試合が続きそうであり、選手も今日の勝利に気を引き締めるところであろう。
４．鳥取県 7点 − 11点 大分県
大会１日目第４試合は鳥取県ＶＳ大分県の対戦。鳥取県は過去昭和60年・61年に2年連続優勝、平成14年優勝、平成13年・17年は準優勝と経験豊富な鳥取県はブロック別トーナメントの勝利を狙う。一方、今回の本大会開催県でもある大分県チーム。昨年のわか杉国体では4位、その主力メンバーで構成されたチームで近年では見られなかった開催県優勝を目指しゲームに臨む。応援スタンドには会場中に大分応援団がひしめき、大声援が響く。試合の見所はチーム総合力で戦う両チーム、その中でも互いのセンターラインの選手の活躍で勝敗が左右される。鳥取県は【6番岸本】【2番山宮】大分は【8番勝連】【1番溝部】の動きに注目。
第１ピリオドCB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは大分県。開始1分。鳥取から退水を奪った大分県はパワーﾌﾟﾚｰを【3番武内】が落ち着いて決める（0−１）。勢いのついた大分はふたたび【3番武内】。右サイドからのﾊﾟｽをキャッチしダイレクトｼｭｰﾄ（0−2）。しかし鳥取県も反撃。30秒後セット攻撃からのﾐﾄﾞﾙを【6番岸本】が豪快に決める。（1−2）その後、両者一歩も引かず、ターンオーバーが続くがその中、鳥取がカウンター攻撃を仕掛け【5番田村】が渾身のｼｭｰﾄで得点し同点（2−2）。その後、大分【10番吉村】鳥取【6番岸本】が1点ずつ決め同点で第1ピリオド終了
第2ピリオドCBは大分がとり、そのままセット攻撃をしかけゴール前で退水を奪うとパワーﾌﾟﾚｰで【3番武内】がｺﾞｰﾙ左にｼｭｰﾄを決める。（3−4）2ピリオドから徐々に大分【8番勝連】がﾌﾟﾚｰに絡みはじめ3分半過ぎにはまたも相手ゴール前で退水を誘発させパワープレーを自らｼｭｰﾄし得点を得る（3−5）その1分後、大分は【4番橋本】→【9番逸見】のﾊﾟｽワークで相手を翻弄しｺﾞｰﾙを奪う（3−6）残り1分となりが鳥取に疲れ見え始めた頃、大分はカウンター攻撃、右サイドを駆け上がり左サイド【11番相澤】へﾊﾟｽ。それを中央【武内】へダイレクトﾊﾟｽ、ｼｭｰﾄと素早いプレーで得点を奪う（3−7）このまま第２ピリオド終了かと思われたが、鳥取主将【3番米井】が意地のﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ。大分ディフェンスのハンドアップの隙間を突いてｺﾞｰﾙネットを揺らす（4−7）。
第3ピリオドCBを獲ったのは大分。2ピリオド同様、セット攻撃から退水を奪いパワーﾌﾟﾚｰ。【4番橋本】→【2番穴見】と渡りｺﾞｰﾙ（4−8）やや点差が開いたが、大分GKが退水すると鳥取県はすかさず1回目のタイムアウト。GKがいない状態で得点を奪いたい鳥取だったが、大分はピンチのこの場面をしのぎ得点を許さない。その後、3分以上の息の詰まるような膠着状態が続く。この状況を打破したのは大分【9番逸見】。トップ抜けからﾛﾝｸﾞボールを受け取るとGKをかわし落ちついて左隅にｺﾞｰﾙ。（4−9）残り30秒鳥取【4番田中】が退水を奪う。パワーﾌﾟﾚｰを仕掛けるが、またしてもｼｭｰﾄはｺﾞｰﾙネットを揺らせない。大分が5点差をつけ第3ピリオド終了
第4ピリオドCBは大分が獲る。4ピリオドの先制点は鳥取。【3番米井】右サイド10ｍ付近の難しい位置からﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ決める。（5−9）その後、すぐに大分【4番橋本】が8ｍのﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め得点差が縮まらない（5−10）。鳥取は【2番山宮】が得点を奪い必死に追いすがる。（6−12）1分後、大分は相手のマークミスで生まれたノーマークを【9番逸見】が落ち着いて右上にｼｭｰﾄ、鳥取ＧＫ竹田もジャンプしセーブを試みるが無常にもｺﾞｰﾙを許す。（6−12）大分は会場の大声援にも後押しされ鳥取の猛攻を【10番吉岡】の1点で凌ぎきり試合終了。（7−13）
接戦を制した大分県は明日からの準決勝リーグに進出。Ａブロックはこれで勝ち上がりチームが「群馬県」「鹿児島県」「兵庫県」「大分県」と決定し、明日から更なる激戦が予想される。
大分県は悲願の開催県優勝の目標に大きく一歩近づいた。
過去２０回の出場を誇る香川県、対するは、４年連続出場で全国大会も顔なじみになってきた兵庫県。守りを固め速攻のﾁｬﾝｽを狙う香川県のﾌﾟﾚｰｽﾀｲﾙに対し、いかにﾄﾞﾗｲﾊﾞｰで崩してﾁｬﾝｽをものにできるか兵庫県の個人技と連携ﾌﾟﾚｰに注目したい。
第１ピリオド、両チーム緊張のﾌｧｰｽﾄﾀｯﾁ、【香川県４番ｷｬﾌﾟﾃﾝ川村】と【兵庫県３番川上】のｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ争い、香川県の攻撃から試合開始。しかし開始10秒高い位置でｱﾝﾀﾞｰｳｫｰﾀｰの反則、【兵庫県3番川上】が鋭い出足で抜け出し速攻からﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄを決め先制する。対する香川県、ｺﾞｰﾙ前の選手にまでﾎﾞｰﾙは渡るがｼｭｰﾄまでは持ち込めない状況でﾗﾘｰを強いられる。待望の同点弾は5分、泳ぎあいﾗﾘｰの中、【4番川村】がｷｰﾊﾟｰの意表をつくﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決める。ｺﾞｰﾙ前までパスはつながるものの決定的なｼｭｰﾄが打てない兵庫県に対し、勢いづいた香川県。ｺﾞｰﾙ前へのﾄﾞﾗｲﾌﾞにﾎﾞｰﾙを受けた【4番川村】が個人技を見せ得点、さらにﾍﾟﾅﾙﾃｨｺﾞｰﾙと連続得点でと突き放しにかかる（3-1）。【4番川村】は3連続得点。終了間際に右ｻｲﾄﾞからのﾛﾝｸﾞｾﾝﾀﾘﾝｸﾞﾊﾟｽにあわせた【2番中庭】のｼｭｰﾄが決まり1点差でこのピリオドを終了する。
第2ピリオド、香川県のﾌｧｰｽﾄｵﾌｪﾝｽ、【3番木村】がｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰで得点（4-2）。このあと、お互いにｼｭｰﾄまでたどり着けない状況でﾗﾘｰが続く。均衡を破ったのは兵庫県、【2番中庭】がｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰでﾃﾞｨﾌｪﾝｽを背負い沈みながら粘りのｼｭｰﾄを決め、1点差（4-3）。兵庫県はﾃﾞｨﾌｪﾝｽに泳ぎを取り戻し、ｺﾞｰﾙ前までﾎﾞｰﾙを運ばせず、このままピリオド終了。
第3ピリオド、追いかける兵庫県の勢い、必死にﾘｰﾄﾞを保ち追加点のﾁｬﾝｽをうかがう香川県、熾烈な後半戦が始まる。開始から2分、ﾀｰﾝｵｰﾊﾞｰの混戦の中、【兵庫県2番中庭】が泳ぎ勝ち香川県に退水誘発、この大事なﾁｬﾝｽを【兵庫県3番川上】が落ちついて決め、同点とする（4-4）。続く5分、ﾄﾞﾗｲﾌﾞで抜け出した【兵庫県2番中庭】が逆ｻｲﾄﾞからのﾛﾝｸﾞﾊﾟｽをﾊﾝﾄﾞﾂｰｼｭｰﾄ、逆転弾を決める（4-5）。ここから兵庫県は猛攻、【3番川上】のﾄﾞﾘﾌﾞﾙｼｭｰﾄ、【4番玉田】のﾙｰﾌﾟｼｭｰﾄ、【2番中庭】と、それぞれが1対1での個人技を活かしたﾌﾟﾚｰで得点を重ねる、香川県【3番木村】がｺﾞｰﾙ前のｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰで1点を返すも、試合の流れは完全に兵庫県が握る（5-7）。兵庫県の勢いは止まず、このピリオド終了時には香川県5−9兵庫県となった。
第4ピリオド、兵庫県3番川上、2番中庭の得点でさらに差を広げた兵庫県は試合中盤で大幅にﾒﾝﾊﾞｰ交代。これを機に、【香川県４番川村】がｾﾝﾀｰﾌﾟﾚｰと速攻から2連続得点を挙げるがその差は縮まらない（7-11）。徐々に攻め込まなくなっていった香川県に対し、【兵庫県2番中庭】のﾌﾟﾚｰが冴える。3分、ﾃﾞｨﾌｪﾝｽを背負ったままﾄﾞﾘﾌﾞｲﾝし、ﾍﾟﾅﾙﾃｨﾌｧｰﾙを誘発、自身で決める。さらに2分、9ｍ付近からﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄをｺﾞｰﾙ左隅に突き刺す。この2連続得点で差を6点に広げ、そのまま試合終了。
準決勝リーグへと駒を進めたのは兵庫県、しかし、昨年の秋田国体優勝の群馬県、ｲﾝﾀｰﾊｲの雪辱をかける鹿児島県が先に勝ち進んでおり、明日からの2日間はハードな試合が続きそうであり、選手も今日の勝利に気を引き締めるところであろう。
４．鳥取県 7点 − 11点 大分県
大会１日目第４試合は鳥取県ＶＳ大分県の対戦。鳥取県は過去昭和60年・61年に2年連続優勝、平成14年優勝、平成13年・17年は準優勝と経験豊富な鳥取県はブロック別トーナメントの勝利を狙う。一方、今回の本大会開催県でもある大分県チーム。昨年のわか杉国体では4位、その主力メンバーで構成されたチームで近年では見られなかった開催県優勝を目指しゲームに臨む。応援スタンドには会場中に大分応援団がひしめき、大声援が響く。試合の見所はチーム総合力で戦う両チーム、その中でも互いのセンターラインの選手の活躍で勝敗が左右される。鳥取県は【6番岸本】【2番山宮】大分は【8番勝連】【1番溝部】の動きに注目。
第１ピリオドCB（ｾﾝﾀｰﾎﾞｰﾙ）を獲ったのは大分県。開始1分。鳥取から退水を奪った大分県はパワーﾌﾟﾚｰを【3番武内】が落ち着いて決める（0−１）。勢いのついた大分はふたたび【3番武内】。右サイドからのﾊﾟｽをキャッチしダイレクトｼｭｰﾄ（0−2）。しかし鳥取県も反撃。30秒後セット攻撃からのﾐﾄﾞﾙを【6番岸本】が豪快に決める。（1−2）その後、両者一歩も引かず、ターンオーバーが続くがその中、鳥取がカウンター攻撃を仕掛け【5番田村】が渾身のｼｭｰﾄで得点し同点（2−2）。その後、大分【10番吉村】鳥取【6番岸本】が1点ずつ決め同点で第1ピリオド終了
第2ピリオドCBは大分がとり、そのままセット攻撃をしかけゴール前で退水を奪うとパワーﾌﾟﾚｰで【3番武内】がｺﾞｰﾙ左にｼｭｰﾄを決める。（3−4）2ピリオドから徐々に大分【8番勝連】がﾌﾟﾚｰに絡みはじめ3分半過ぎにはまたも相手ゴール前で退水を誘発させパワープレーを自らｼｭｰﾄし得点を得る（3−5）その1分後、大分は【4番橋本】→【9番逸見】のﾊﾟｽワークで相手を翻弄しｺﾞｰﾙを奪う（3−6）残り1分となりが鳥取に疲れ見え始めた頃、大分はカウンター攻撃、右サイドを駆け上がり左サイド【11番相澤】へﾊﾟｽ。それを中央【武内】へダイレクトﾊﾟｽ、ｼｭｰﾄと素早いプレーで得点を奪う（3−7）このまま第２ピリオド終了かと思われたが、鳥取主将【3番米井】が意地のﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ。大分ディフェンスのハンドアップの隙間を突いてｺﾞｰﾙネットを揺らす（4−7）。
第3ピリオドCBを獲ったのは大分。2ピリオド同様、セット攻撃から退水を奪いパワーﾌﾟﾚｰ。【4番橋本】→【2番穴見】と渡りｺﾞｰﾙ（4−8）やや点差が開いたが、大分GKが退水すると鳥取県はすかさず1回目のタイムアウト。GKがいない状態で得点を奪いたい鳥取だったが、大分はピンチのこの場面をしのぎ得点を許さない。その後、3分以上の息の詰まるような膠着状態が続く。この状況を打破したのは大分【9番逸見】。トップ抜けからﾛﾝｸﾞボールを受け取るとGKをかわし落ちついて左隅にｺﾞｰﾙ。（4−9）残り30秒鳥取【4番田中】が退水を奪う。パワーﾌﾟﾚｰを仕掛けるが、またしてもｼｭｰﾄはｺﾞｰﾙネットを揺らせない。大分が5点差をつけ第3ピリオド終了
第4ピリオドCBは大分が獲る。4ピリオドの先制点は鳥取。【3番米井】右サイド10ｍ付近の難しい位置からﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄ決める。（5−9）その後、すぐに大分【4番橋本】が8ｍのﾐﾄﾞﾙｼｭｰﾄを決め得点差が縮まらない（5−10）。鳥取は【2番山宮】が得点を奪い必死に追いすがる。（6−12）1分後、大分は相手のマークミスで生まれたノーマークを【9番逸見】が落ち着いて右上にｼｭｰﾄ、鳥取ＧＫ竹田もジャンプしセーブを試みるが無常にもｺﾞｰﾙを許す。（6−12）大分は会場の大声援にも後押しされ鳥取の猛攻を【10番吉岡】の1点で凌ぎきり試合終了。（7−13）
接戦を制した大分県は明日からの準決勝リーグに進出。Ａブロックはこれで勝ち上がりチームが「群馬県」「鹿児島県」「兵庫県」「大分県」と決定し、明日から更なる激戦が予想される。
大分県は悲願の開催県優勝の目標に大きく一歩近づいた。