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民主、執行部批判ドミノ止まらず…今度は来年改選の桜井元政調会長「このままなら参院選惨敗。野党再編と代表選を」
民主党元政調会長の桜井充参院議員は29日のメールマガジンで「執行部に危機感が感じられない。この執行部のままで来年の参院選を戦ったら惨敗することは目に見えている」と党執行部を批判した上で、「早期に野党再編を行い、併せて代表選挙を行うべきである」と求めた。
岡田克也代表の任期は平成29年9月末までで、代表選の前倒しを求めた形だ。民主党では27日に松本剛明元外相が安全保障関連法に関する執行部の対応などを批判して離党届を提出。細野豪志政調会長も岡田氏が前向きな共産党との選挙協力を批判するなど、執行部への不満が相次いでいる。
宮城選挙区選出の桜井氏は、25日投開票の宮城県議選について「惨敗」とした上で、敗北の原因について「党のどっちつかずの方向性」を挙げた。
安倍晋三政権との対決姿勢を鮮明にしている共産党が県議選で議席を倍増させたことを挙げ、「安倍政権批判の受け皿は、民主党ではなく共産党に流れた」「民主党のように、どちらにも良い顔をしようとして、どちらからも支持を得られない、それが現実である」などと記した。
桜井氏は来年が改選で、宮城選挙区は改選数が1減して「1人区」となる。