富士通は29日、パソコンと携帯電話端末事業をそれぞれ分社化すると発表した。100%子会社を2社新設する方針で、両事業を継承する。設立時期や人員の規模などは未定で今後詰める。分社化によって経営の意思決定をスムーズにすることで収益改善を急ぐ。
パソコンと携帯電話事業の合計売上高は7093億円で、富士通全体の売上高に占める割合は15%程度。両事業とも新興企業とのシェア競争が激しく、収益は伸び悩んでいた。IT(情報技術)サービスは堅調だが、両事業が足を引っ張っていた。
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