人間関係に悩むあの人に教えてあげよう!相手に好かれるための【会話術】 5つのコツ
こんにちは!
キャリアアドバイザー界の自称風雲児、伊集院ナオコです。
突然ですが、あなたは職場の人間関係に悩んでいませんか?
もし、あなたが悩んでいないとしても、部下から相談を受けることはありませんか?
「上司がなかなか自分の意見を聞いてくれなくて・・・」「部下が思うように動いてくれなくて・・・」「お客様が自分のことを信用してくれない・・・」そんな悩みを抱えている人は多いと思います。
厚生労働省の労働者調査によると、仕事をしている約40%の人が仕事における人間関係にストレスを抱えているそうです。
人間関係のストレスはあらゆる仕事に影響します。
自分ひとりで進める仕事ならいいのですが、誰かと進める仕事の場合、コミュニケーションのちょっとしたズレがあなたの生産性を奪ってしまうことになります。
そうすると、成功する仕事も成功しなくなることも・・・。
そこで今回は、仕事におけるわずらわしい人間関係を一気に解消するためのテクニックをお教えします!
それは名付けて「人たらし」のテクニック!
たとえば、あなたの職場には「なぜ、あんなに上司と仲良くできるんだろう・・・?」「なぜ、あんなにお客様と仲良く仕事できるんだろう・・・?」という人がいませんか?
その人が相手から気に入られている理由は、実は「人たらし」のテクニックを身につけているからなんです。
「たらし」という言葉を聞くと「女たらし」のような軽いイメージをもたれるかもしれませんが、今回使う「人たらし」という言葉は決して悪い意味ではありません。
「人たらし」とは、“多くの人から好かれる魅力をもった人”のことを指すと考えてください。
多くの人から好かれている人は、“天性の人たらし”であることが多く、自身が気付かぬうちに、“人が喜ぶ行動”をとっていることが多くあります。
今回は、その行動とは何かを会話術の観点から分析し、人から好かれやすくなるための会話テクニックをまとめてみました。
たとえば、
- 人と話す時は、話し声は「ラ」の音を意識するといいって知ってました?
- 相手に話を聞いてもらうためには、健康系の雑談ネタから入るといいって知ってました?
実は「人たらし」になるためには、そういうちょっとしたテクニックを積み重ねるだけでいいんです。
というわけで、今回の記事では、積み重ねるだけで仕事でモテモテになる会話術をいくつかご紹介します!
これらのテクニックさえ知っていれば、あなたが将来新しい職場に転職するとしても、どんな職場でもモテモテになること間違いなし!
今日からすぐに実践していただけるテクニックばかりなので、ぜひチェックしてくださいね。
それではまいりますっ!
人たらしになるためには「聞き・褒め・話し・謝り・見極め」上手になることが大事!
- 聞き上手になる
- 褒め上手になる
- 話し上手になる
- 謝り上手になる
- タイミングの見極め上手になる
それぞれのポイントをカテゴリに分けて、テクニックを紹介していきますね。
1、聞き上手になる
そのため、聞き上手になるだけで、相手から好かれやすくなります。
相手の話に耳を傾けることを「傾聴(けいちょう)」と呼びます。
「傾聴」という言葉の意味は、“相手の言うことに耳を傾けて熱心に聴く”ということ。
ちなみに漢字の「聞く」と「聴く」は、それぞれ意味が異なり、「聞く」が相手の言葉を受動的にきく、自然に耳に入れるという意味に対して、「聴く」は相手の言葉を能動的・積極的にきく、という意味になります。
「傾聴」という言葉が「聴く」という漢字を使っている理由は、相手の言葉を自分から積極的にきく、という意味なのです。
つまり、相手の話を聞くときに、「聴く」という漢字を意識するようにすれば、相手に好印象を与えることができます。
「俺の薬局」という有名薬局を経営する薬師寺五郎さんという方は、「傾聴」で大事なのは、以下の3つのポイントだと仰っています。
- 相手の話に合わせて、うなずく
- オウム返しをする(相手の言ったことを自分も繰り返して言う)
- リアクションは大きめで
(参考:どんな仕事にも使える!クレーム対応の極意は「傾聴」「謝罪」「感謝」だった。(俺の薬局))
これらのポイントを意識するだけで、相手は「この人は自分の話をしっかり聴いてくれている!」という気持ちになるんですね。
リアクションに関しては、あまり大きすぎるとわざとらしくなりますが、「へえ~!そうなんですね!」と大袈裟に驚いたりするほうが、黙って聞くよりも好印象を与えられることが多いです。
また、相手の話を聞く際は、批判から入るよりも、まずは、相手の言うことを飲み込みましょう。
相手が見当違いのことを言っていたとしても、「へ~、なるほどね」と一旦は飲み込んであげることで、その後のあなたの反論を聞いてもらいやすくなります。
2、褒め上手になる
聞き上手を意識できたら、次は「褒め上手」を意識しましょう。
先ほど、ほとんどの人は、相手の話を聞くことより、自分の話を聞いてもらうことに興味があるとお話しましたが、その源泉にあるのがいわゆる「承認欲求」と呼ばれる欲求です。
この欲求は、相手に自分のことを認めてもらいたい!、という欲求を指します。
たとえば、Twitterなどで多くの人がつぶやく理由にはこの承認欲求があるといわれています。
みんな「自分の言うことを聞いてもらいたい」「自分の意見に賛同・共感してほしい」という気持ちがあるんですね。
ですから、聞き上手になるだけで、相手から好印象を得られるんです。
そして、聞き上手から、褒め上手になることで、相手からさらに好印象を得ることができます。
なぜなら、相手を褒めるということは、相手を認めることにつながり、相手の承認欲求を満たすことができるからです。
それでは、相手を褒めるときはどのように褒めるとよいのでしょうか?
褒めるポイントとしては、以下の2点を意識してください。
- 相手の細かな変化(要素)を褒める
- “特別感”を与える感じで褒める
相手を褒めるときは、「ほかの人が気付かないような、本人だけが意識している部分」を見つけ、ピンポイントで褒めてあげると喜ばれます。
たとえば、女性を褒めるときは、全体の変化よりも髪型の変化といった、“ちょっとした変化”を褒めるほうが喜ばれるといわれます。
いわゆる、モテる男性(モテ男)がよく使う会話テクニックに、髪を切った女性に対して「あ、もしかして髪切った?カワイイじゃん」と褒めるというものがありますが、それこそがまさに褒めテクニックの極意。
相手の細かな変化を見つけて褒めてあげる、というテクニックです。
なぜ、人は自分の細かな変化を褒められるとうれしいのでしょうか?
それは「この人、私の細かな変化に気付いてくれているんだ・・・!」という、“相手が自分をしっかり見てくれている感”を感じるからです。
たとえば、モテるビジネスマンは相手の服装の変化に敏感なケースが多いです。
モテるビジネスマンは、上司や部下、取引先の方と会ったとき、すかさず、相手の服装の変化をチェックします。
そして、以下のようなセリフを発するのです。
「あ、ネクタイ、変わりましたね。今日のネクタイもとっても素敵です」
「あ、靴変わりましたね。今回の靴もすごくお似合いです」
そう言われた相手は、「おおお、この人、自分の服装まで憶えてくれているのか、きっと、自分に興味をもってくれているんだろうな」と感じるのですね。
この“細かな変化を褒める”というテクニックはいろいろな場面で使えます。
たとえば、誰かが作ったプレゼンの資料ひとつにしても、「あ、このグラフの入れ方、うまいね」とか、「このキャッチフレーズ、分かりやすいね」など、ピンポイントで褒めポイントを見つけて褒めてあげれば、褒められたほうはあなたに心を許すようになるのです。
そういえば、こんなエピソードもありました。
ある会社の上司が、部下のスーツについていた“フケ”が気になって、こんな風に言ったそうです。
「おい、田中、お前、スーツにフケがついてるぞ。
・・・多分、家に帰ってから疲れてすぐに寝たんだろ。
せっかくのいいスーツにこんなにフケをつけて、お前、いつも遅くまでがんばってくれていたんだな。ありがとう」
普通の上司であれば「おい、フケがついているぞ」という注意だけで終わりそうなところを、その上司は、スーツについたフケを注意するとともに、日頃の業務をねぎらう言葉をかけたのです。
その言葉をかけた翌日、部下のスーツからフケはすっかり消え、部下の顔も笑顔になっていたそうです。
そのほかにも、この褒めテクニックはさまざまな場面で使えます。
たとえば、部下や上司からメールの返信を受け取った時、そこに書かれている内容よりも、“送信された時間”に注目するようにしてください。
そして、もしそのメールが深夜に送信されたものであれば、「遅くまで本当にありがとうございます」という一言を添えるだけで、相手に伝わる印象は全然変わってくるんですね。
いかがでしょうか。
褒め方ひとつで、相手からの好意が変わることを理解してもらえましたか?
あ、そうそう、相手を褒める際には“特別感”を与えてあげることもいいでしょう。
たとえば、相手を褒める際に、たくさんの人がいる前で褒めることもいいですが、あえて、こっそりどこかに呼び出して褒める、という方法もありです。
ふたりで飲みや食事に行ったときに、「俺さ、人前ではこんなこと言わないんだけど、お前がいつも夜遅くまでがんばっていること知ってるよ。ありがとう」ということを言われると、褒められた側は特別感を感じ、より一層あなたに心を許すかもしれません。
一緒に飲みに行かなくても、こっそりメールを送って、「いつも感謝してます」的な気持ちを伝えるのもいいかもですね。
3、話し上手になる
続いてご紹介したいのが、話し上手になるテクニックです。
実は話し上手になることは、聞き上手、褒め上手より難しいって知ってましたか?
なぜなら、聞いたり褒めたりすることに関しては、基本“受け身”でいいのですが、話し上手になると、こちらから相手に積極的に言葉を発しなければならないため、どうしても、“受け身”ではなく“攻め”の姿勢になってしまうからです。
ただ、攻めるといっても、相手を言葉のナイフで傷つけてしまっては大変です。
話し方や言葉の選び方には慎重になりましょう。
というわけで、続けて、話し上手になるためのテクニックをいくつかご紹介します!
話すときはとりあえず笑顔を意識!
会話の最後に「イ」をつける気持ちで話そう
その見た目はというのは、話す際の“表情”です。
話す際の表情はとっても大事。
イメージしてみてください。
無愛想な表情で話しかけてきた人の言葉は、どれだけいいことを言っていても、どことなくネガティブに感じてしまいますよね。
でも、笑顔で話しかけられると、どんな話でも、まずは聞いてみようかな・・・という気持ちになります。
というわけで、相手と話すときは、まずは笑顔を意識するようにしましょう。
笑顔といっても、引きつったような笑顔になってしまっては逆効果。
あくまでも自然な笑顔を心がける必要があります。
そこでオススメしたいのが、“会話の最後に「イ」をつける気持ちで話す”というテクニックです。(参考:「人たらし」のブラック心理術~初対面で100%好感を持たせる方法)
もし、お近くに鏡があれば、鏡の前で「イー」と喋ってみてください。
口角が上がっていることを確認してもらえると思います。
口角が上がれば、自然な笑顔になります。
ですので、実際の話言葉の中で毎回「イ」をつけるわけではありませんが、「イ」という言葉をつけるイメージで話すようにしましょう。
実はこれ、会社の受付の方が使うテクニックなんです。
受付の方がいつも素敵な笑顔をしている理由は、こんなテクニックにあったんですね。
また、笑顔を意識する上で重要なのは、楽しい話をする際には、自分から「アハハハハ」と声を出して笑うことです。
そうすることで、相手にもその笑いが伝播(でんぱ)し、場が明るくなります。
心理学の世界には「ミラーリング」という考え方があり、私たち人間は、今自分がコミュニケーションをとっている相手の立ち振るまいがうつりやすいといわれています。
たとえば、テレビのお笑い番組などには、観客が笑う声が効果音として入っています。
なぜ、観客の笑う声を入れているかというと、観客の笑う声を入れることで、視聴者に「ここで笑ってもいいよ」というタイミングを教え、視聴者が心おきなく笑えるように演出してあげているんですね。
その手法を専門用語で「ディレクティブ」と呼びます。
このディレクティブ、お笑い番組だけでなく、感動系番組でも使われます。
感動系番組で、出演者が泣いているシーンが大きく取り上げれるのは、「ここで泣くところですよ」というタイミングを視聴者に教えてあげているんですね。
視聴者からすると、余計なお世話だと思われるかもしれませんが、このディレクティブがいろいろな番組の演出に一役買っていることは否めません。
実生活も同じ。
心理学の「ミラーリング」と、テレビ番組の「ディレクティブ」を意識し、自分から笑うことで、相手を笑顔の渦にどんどん巻き込んでいきましょう。
話すときの声の高さは、ドレミの「ラ」の音階を意識しよう!
実は、会話において、表情と同じくらいに大切なのが、声のトーン(音程)。
どれだけ表情が明るくても、声に元気がなければ、アンバランスです。
ですので、声はできるだけ元気な声を出すようにしましょう。
元気な声といっても、大きな声を出すということではありません。
あまり大きな声は、相手にとって耳障りでしかないため、声の大きさではなく、声のトーン(音程)で勝負しましょう。
そこでオススメしたいのが、ドレミの「ラ」の音階の高さを意識して声を出すということです。(参考:「人たらし」のブラック心理術~初対面で100%好感を持たせる方法)
なぜ「ラ」の音を意識するとよいのか?という理由を私なりに説明すると、楽器を演奏した経験がある人は分かると思いますが、実は「ラ」の音は音楽の世界でいうところの基準音だからです。
基準音ということは、多くの人にとっては聞き馴染みのある音程といえます。
その基準音である「ラ」を意識して声を出すことで、万人に対して聞き心地のよい声になるということです。
話す内容は、相手にとっての「自分事」になるよう意識する!
それはつまり、相手に何か話をする際は、相手にとって興味のある内容にしなければならないということです。
とはいえ、すべての話を相手にとって興味のある話にするのは大変。
そこでオススメしたいのが、話す内容に、相手にとっての「自分事(じぶんごと)」の要素を入れるというテクニックです。
たとえば、あなたは、以前リコちゃんが書いたこちらの記事を知っていますか?
こちらの記事はタイトルの通り「生理痛」に関する記事ですが、実はこの記事、女性だけでなく、男性にも多く読まれているんです。
「えっ!?なぜ、男性が生理痛の記事を読むの!?」と驚かれた女性は多いと思いますが、実はこの記事、男性にとっての「自分事(じぶんごと)」の要素を入れていることで、男性も読みたくなる内容に構成されているんです。
一文を抜き出しますね。
単刀直入ですが、あなたは男性ですか?女性ですか?
もし、あなたが男性だったら、生理痛のつらさを一生経験することはないでしょう。
ただ、あなたの周りの女性には、今日も生理痛で苦しんでいる方がいるんです!たとえば、あなたのまわりに、腹痛で定期的にお仕事をお休みされる女性はいらっしゃいませんか?
もしくは、体調不良を理由に遅刻される女性などはいませんか?そんなとき、「腹痛や体調不良くらい、みんな、我慢してるのになあ・・・」と思ったりしていませんか?
もし、その欠勤や遅刻の本当の理由が、ひどい「生理痛」だとしたら、どうか優しく見守ってあげてください。
なぜなら、生理痛って、女性にとっては本当に辛いんです・・・。
いかがでしょうか?
もし、あなたが男性だとしたら、この記事の続きを読みたくなりませんか?
なぜ読みたくなったのか、それは、先ほども何度もお伝えしている通り、男性にとっての「自分事(じぶんごと)」要素を入れているからです。
男性の中には、生理痛が原因で遅刻してくる女性に関して、「なぜ、遅れてくるんだろう・・・」「そんなに生理痛って大変なの・・・?」という感情をもっている人がいます。
そのため、上記の記事では、その感情をもつ男性へ向けた文章を“あえて”入れてあるんですね。
そうすることで、男性には関係のなかった生理痛の話を、男性にとっての「自分事(じぶんごと)」にしたわけです。
つまり、どんな話も、相手にとっての「自分事(じぶんごと)」にしてしまえば、話を聞いてもらいやすくなります。
というわけで、あなたが誰かと話をするときは、どういう話し方をすれば、自分の話が相手にとっての「自分事(じぶんごと)」になるのかを考えて、話すようにしましょう。
えっ?そう言われても、どういう風にすれば分からない?
なるほどです。
承知いたしました。
それでは、誰もすぐに使える自分事(じぶんごと)のテクニックを紹介しておきます!
自分の話に「食」「健康」「芸能」の話題を組み合わせよう!
自分の話を相手にとっての「自分事」にするためのオススメテクニックは、自分の話に「食」「健康」「芸能」の話題を交えることです。
食べることが嫌いな人はいませんよね。
ですので、自分の会話の中に「食べ物」の話をうまく取り入れることで、相手の興味をひきつけることができます。
ただ、人によっては「今、ダイエットしているんだけど・・・」という人もいるかもしれません。
そういう人には「健康」に関する話を取り入れればいいでしょう。
また、若い人と話すときは、「芸能」の話を取り入れると話を聞いてもらいやすくなります。
「例えば、この話を芸能人に例えると・・・」と話せば、あなたの話に食いついてもらいやすいはずです。
賛否両論あるかもしれませんが、芸能人のゴシップネタは鉄板です。
ちなみに上記の「自分事(じぶんごと)」テクニックは、自分の話にうまく組み合わせられればいいのですが、話慣れていないと敷居が高く感じると思います。
であれば、自分の話の前に「雑談」という形で、ボクシングでいうジャブ的に話を取り入れるといいでしょう。
自分の話に興味をもってもらえさえすれば、そのあとの話も聞いてもらいやすくなります。
話し上手な人は「雑談上手」な人といわれます。
彼らは相手の自分事となる雑談をうまく活用することで、相手の興味をひくテクニックを熟知しているんですね。
自分から話しかけにくい人は、相手に何か質問することを意識しよう!
そんな方にオススメしたいのが、“とりあえず相手に何か質問してみる”というテクニックです。
最初にお伝えした通り、人は自分のことに関心をもってもらいたい生き物。
であれば、自分に関心を寄せて質問してくる人のことをおざなりにすることは少ないでしょう。
ただ、その質問内容があまりにもくだらないものになるのはNG。
「褒め上手になる」というポイントでお話したとおり、できるだけ、その人が喜びそうなポイントを見つけて、質問してあげるといいでしょう。
「その素敵なネクタイ、どこで買ったんですか?」
「そのプレゼン資料で使われている素敵なフォント、どこのフォントですか?」
そういった質問をすれば、相手も会話を楽しんでくれるはずです。
相手の話を聞き出すという意味では、この質問のテクニックも「聞くテクニック」といえそうですね。
あ、そうそう、医療の現場で働く看護師も、このテクニックを用いて患者さんとコミュニケーションをとることが多いんですよ。
「患者さんは話を“聞いて”もらいたがっているの。だから、あなたはまず“聞く力”を養いなさい」と。
人間には元来、「自分の話を聞いてほしい」という心理があるとのことでした。
難しい言葉で、「承認欲求」と呼ぶそうです。
(人にもっと認められたい、自分の存在をもっと大切にしてほしい、という心理だそうです)そして、患者さんの場合、ベッドの上で何日も過ごしていたりするので、何かを表現したくても表現できないというストレスがたまっているので、より強い承認欲求が生まれ、「自分の話を聞いてほしい」と強く思うそうなんです。
(もちろん、すべての患者さんがそうなるわけではありません)
4、謝り上手になる
でも、人たらしの人は、そんなシチュエーションも転機に変えます。
なぜなら、上手に謝る(謝罪する)テクニックを知っているからです。
謝罪を成功させるテクニックは以下の3つのポイントです。
- 最速かつ最上級の謝罪を意識する
- 流暢(りゅうちょう)な対応をしすぎない
- 謝罪相手のタイプに合わせた“複数の選択肢”を持っておく
それぞれのテクニックについてお話していきますね。
最速かつ最上級の謝罪を意識する
最上級の謝罪というのは、土下座をしましょうということではありません。
どんな些細なトラブルに対しても、「ごめんなさい!」「申し訳ございません!」という気持ちを心から伝えるということです。
この謝罪テクニックについても、「俺の薬局」という有名薬局を経営する薬師寺五郎さんが名言を残されています。
そもそも、相手がどれだけ怒っているかなんて、こっちにゃあ分からない。
なら、謝る際は最上級の謝罪を意識しておくほうがいいのさ。謝罪の目的は、相手に対して「私はあなたの感情をこれだけしっかり受け止めているんです」という意思表示することだからな。
「すいませんでした」というシンプルな謝罪だと、「なんだ、そんな程度にしか思ってないのか!」と逆に相手を怒らせてしまう可能性が高い。
なら、最初から最上級で謝っておくに越したことはないのさ。
五郎さんの仰る通り、相手がどれだけ怒っているかなんて、本人じゃないと分かりません。
なら、謝る時は最上級で謝っておくほうがいいんですね。
「人たらし」の人は謝る時に「本当に申し訳ございません・・・!!」という風に、大袈裟なほど丁寧に謝ります。
これは、まさに上記の最上級で謝罪するテクニックなんですね。
また、できるだけ早く謝ることも大切です。
相手に『謝れ!』と言われるまえに、自分から潔く謝ってしまったほうが、相手に誠意が伝わります。
また、言い訳から始めないことも大事。
謝罪より先に言い訳から入ってしまうと、相手をイライラさせる原因になってしまいます。
どうしても言い訳したいのであれば、まずは謝り、相手の怒りを静める。
それから言い訳しましょう。
流暢(りゅうちょう)な対応をしすぎない
普通、心から謝罪をする時は、言葉を噛んだり、たどたどしい対応になるはずです。
気をつけるようにしましょう。
謝罪相手のタイプに合わせた“複数の選択肢”を持っておく
たとえば、企業がおこなう謝罪対応には下記のような選択肢があります。
- お詫びだけでなく、商品の割引などで納得してもらう
- 文書による謝罪文や経緯報告書を用意する
ビジネスにおいてお客様と対話をする際は、こういった選択肢も考えておいたほうがよいでしょう。
ちなみに、企業対個人で謝罪の場が必要になった場合は、頭数で勝負することもオススメです。
それはつまり、謝罪に行く人数を増やすことです。
たとえば、テレビなどで見かける謝罪会見はたくさんの人が謝っているケースをよく目にします。
あれには理由があり、謝罪する人が多ければ多いほど、謝罪する側に連帯感が生まれ、各人のストレスを減らすことができる効果と、謝罪される側も大勢の前で怒り狂うのは気がひけるため、怒りが鎮静化しやすいという効果を狙っています。
豆知識として憶えておいてください。
5、タイミングの見極め上手になる
どんな会話も、タイミングが悪ければうまくいきません。
最適なタイミングというのは、相手の状況によって変わってきますが、「今、相手に話しかけても大丈夫だろうか?」ということを常に意識して行動するようにしましょう。
たとえば、部下を叱るのに適したタイミングは「週末の帰宅直前」がオススメです。
なぜなら、週末の帰宅直前であれば、叱られたあとに土日を挟むため、叱った方と叱られた側が顔を合わせない冷却時間を作れるからです。
一般的に、叱った側は一度叱ると湯水のように叱りたくなる傾向があり、叱られた側も一度叱られると、そのあとの言葉が頭に入ってこない傾向があります。
なので、叱るときには、冷却時間を設けることが大切なんですね。
それを考えると、最悪なタイミングは「月曜日の午前中」です。
月曜ということは、そのあと金曜まで一緒にいることになり、部下は上司の顔を見るたびに叱られたことを思い出してしまいます。
また、部下を叱るのと同じような感じで、謝罪に適した時間帯もあります。
それは「お昼過ぎの午後2時くらい」です。
午後2時はお昼ごはんを食べたあとですので、気持ちにゆとりが出やすい時間。
また、睡魔に襲われがちで判断力が鈍る時間でもあります(爆)。
そのため、その時間帯に謝罪すると、相手側が深く考えずに水に流してくれる可能性が高まるんですね。
もちろん、誠意をもって最上級の謝罪することは大事ですが、相手が受け入れやすいタイミングを狙うのが、人たらしのテクニックです。
いかがでしたか?
今回の記事を読んで、あなたも「人たらし」になれそうですか?
最後におまけの豆知識をお伝えしておきます。
この日本の歴史の中で、もっとも「人たらし」だといわれた人物をご存じですか?
それは「豊臣秀吉」です。
司馬遼太郎氏の著書『新史太閤記』では、豊臣秀吉は“相手の気持ちを察知し、絶妙のタイミングで行動する天才”と記されています。
秀吉が織田信長の草履を履く前に、その草履を懐に入れて温め、信長からの関心を買った話は有名ですよね。
今回の人たらしのテクニックを使えば、秀吉のような天下統一も夢じゃないかもしれません(笑)
ぜひ、積極的に試してみてくださいね!
※このサイトで紹介している各種ノウハウの効果には、個人差があります。
あくまでみなさんの判断と責任のもとで参考にしてください。
体調が悪いときや身体に異変を感じているときには、自己判断せず、必ず医療機関を受診してくださいね。
ナオコのここだけの話
ナオコさん、相談です。
あら、何かしら?
実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。
今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、大事な自分の個人情報をあちこちにバラまくのもイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。
それだったら、こっちの記事を読むといいわよ!
・・・と言いたいところだけど、転職情報サイトを使うこと自体はいいと思うわよ。
でも、その際にこれだけは憶えておいてね。
(ゴ、ゴクリ)
転職情報サイトを選ぶときは、そのサイトの「運営会社」をチェックすること!
そのサイトの運営会社のポリシーを知れば、選ぶべき転職情報サイトが分かってくる。
運営会社のポリシー・・・ですか?
実は運営会社によっては、転職希望者にオススメできる求人にバラつきがあったりするの。
例えば、大手の●●社では紹介してもらえた求人が、●●社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがある。
えええ!?そんなことがあるんですか・・・!?
当たり前よ。
だって、転職サイト運営会社からすると、“自社がどれだけ魅力的な求人を抱えているか”が大切だもの。
だから、ぶっちゃけなところ、転職業界は大手の求人サイトが強いのよ。
大手の求人サイトは、病院などとのネットワークが強いから、それだけいい求人をたくさん抱えているわ。
ほわわ・・・。
どこも弱肉強食の世界なんですね・・・。
だからね。
転職情報サイトを選ぶときは、できる限り大手が運営しているサイトがいいわ。
また、大手が競合他社より有利な点はもうひとつあるわ。
それは何ですか・・・?
「キャリアアドバイザー」の質よ。
キャリアアドバイザーって、求人を紹介や、面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?
そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの質が違う。
単純にお給料もいいし、ブランド力も強いからね。
「●●でキャリアアドバイザーをしています!」と言ったときに、ハクがつく会社ほど、いいキャリアドバイザーがいると言って過言ではないわ。
まあ、そう言う私もキャリアアドバイザーなんだけど、私の場合は、小さな転職相談所を起業しちゃった派。
とはいえ、実はうちの会社は前職のR社と連携しているから、大手求人を紹介できるのよ。
結構珍しいケースかもしれないけど・・・。
そうだったんですね・・・!
ということを総合すると、私はリクルートが運営している「ナースフル」ってサイトをまずオススメするわ。
大手のリクルートが運営している歴史あるサイトだから。
歴史があるってことは、それだけ利用者が多く、クチコミも多いってことよ。
もし興味があったらチェックしてみるといいわよ。