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 宮崎市中心部で28日、歩道を暴走した軽乗用車にはねられ2人が死亡、4人が重軽傷を負った事故で、運転していた男性(73)が歩道と車道を間違えて走行した可能性があることが宮崎県警への取材でわかった。事故直後、警察官らが男性に車道と誤ったのか尋ね、認める反応をしたという。

 県警は29日朝、運転していた鹿児島県日置市東市来町、川内実次(みつぎ)さんの自宅を自動車運転死傷処罰法違反容疑で家宅捜索した。川内さんは外傷性くも膜下出血で治療中で、県警は回復を待って事情を聴く。故意に人をはねた可能性は低いとみている。

 県警によると、事故は28日午後2時50分ごろに起きた。軽乗用車が同市橘通東4丁目で歩道に乗り上げたまま約700メートル直進。歩行者ら6人を次々とはね、JR宮崎駅前の交差点で横転して止まった。いずれも宮崎市に住む無職藤本みどりさん(66)と会社員高木喜久枝さん(50)が死亡。高校3年の女子生徒(17)ら2人が重傷を負い、女性2人が軽いけがをした。

 現場付近では29日朝、立ち止まって手を合わせたり献花したりする人の姿があった。近所の70代女性は「自分があの時間に現場にいたらと思うと……。亡くなった方のご冥福を祈りたい」と話した。