<やめたい!避けたい!“ブラックパート”>
専門家ゲスト:須田美貴さん(社会保険労務士・NPO法人「労働者を守る会」代表)、栗田隆子さん(NGO「働く女性の全国センター」代表)
ゲスト:宮崎美子さん(女優)、玉ちゃん(タレント)
リポーター:瀬田宙大アナウンサー
<【番組冒頭】人気!室内の砂遊び!>
リポーター:中谷文彦アナウンサー
最近、問題になっているブラック企業。女性にとって身近なパートの職場でも、困った事態が続々と起きています。「忙しすぎる状況について意見を言ったら、突然解雇された」「残業しているのに残業代が出ない」など、パートの弱い立場につけ込まれている実態を取材し、そういう場合、どこに相談すればいいのか、どうすれば解決できるのか、専門家とともにお伝えしました。
(※「改正労働者派遣法」の放送は、11月4日(水)に延期になりました。)
仏壇や仏具を売る店でパートとして働いていた、のりこさん(仮名・40代)のケースをもとに、突然解雇された場合の対応について考えました。
労働基準法では、解雇する場合は、少なくとも30日前に解雇の予告をしなければならないという決まりがあります。予告の日数が30日に満たない場合は、その不足日数分の平均賃金を支払う必要があります。
実際に「解雇」が行われたという事実を証明する書類で、労働基準法でも「労働者が退職するとき、労働者がその退職事由(退職事由が解雇の場合はその理由)などについて、証明書を請求した場合は、会社は遅滞なくそれを交付しなければならない」と定められています。
失業期間に支給される給付金を受け取る際、「自己都合」での退職か「会社都合」での退職かによって、給付を受けられる期間やタイミングが異なるため、「解雇された」という事実を証明する書類が重要になります。
金融機関でパートをしている、しおりさん(仮名・50代)のケースをもとに、残業をしているのに残業をつけられなかったり、残業代を申請できない場合の対応のについて考えました。
いきなり上司に言うのではなく、まずは「同僚」や「親しい正社員」に相談してみる。
まずは「社内のコンプライアンス室」などに相談。直接、上司に言う際は、言い方に注意。
敵対するのではなく、「困っている」と相談をもちかけるように言うとよい。
それでも改善しなければ、労働基準監督署や労働組合、社会保険労務士など、外部に相談する。
食品工場でパートとして働く、ゆきさん(仮名・40代)のケースをもとに、社会保険に加入させてもらえない場合の対応について考えました。
下記の2つとも満たせば、会社は従業員を社会保険に加入させなければならない義務があります。
・1日または1週の所定労働時間が一般社員のおおむね4分の3以上
・月の所定労働日数が一般社員のおおむね4分の3以上
個人でも加入できる労働組合です。組合に加入すれば、会社側に「団体交渉」を申し入れることができます。交渉を要求された場合、会社側は断ることができません。
勤務日数や勤務時間の欄に「○○日以内」や「○○時間程度」という表記があった場合、どれぐらいの幅があるのかを、会社側に事前に確認しておくことが大切です。
自分で労働時間や勤務日数、待遇などを記したメモを作り、企業の担当者に手渡したり、メールで送っておくと、いざというときに役立ちます。
無料の電話相談:03-6458-9744
※相談時間の目安はお1人様30分程度
※ 電話相談のほか、メールや対面での個別相談なども行っています。
詳細はホームページをご覧ください。
ホームページ:http://www.roudousha-mamorukai.com/
「働く女性の全国ホットライン」
フリーダイヤル:0120-787-956
※相談日:毎月5、10、15、20、25、30日(毎月5日はセクハラ集中相談日)
※相談時間:平日 午後6時~9時 土日祝 午後2時~5時
●NPO法人「労働相談センター」矢部明浩さん(副理事長)
電話相談・面接相談:03-3604-1294
※相談日時:月~金 午前9時~午後5時 日曜 午後0時~5時
※最終金曜のみ、夜6時から9時まで、夜間相談を受けつけています。
※電話相談のほか、メールや対面での個別相談なども行っています。
ホームページ:http://www.rodosodan.org/
●労働組合「なのはなユニオン」鴨桃代さん(委員長)
電話相談:047-407-3245
※相談日時:月~金 午前11時~午後6時
※電話相談のほか、メールや対面での個別相談なども行っています。
ホームページ:http://park22.wakwak.com/~nanohana/index.html
「全国社会保険労務士会連合会」のホームページで、各都道府県の社会保険労務士会および社会保険労務士の連絡先が検索できます。
ホームページ:http://www.shakaihokenroumushi.jp/footer/list/
労働局「労働条件相談ほっとライン」
フリーダイヤル:0120-811-610
相談日時:月・火・木・金 午後5時~10時/土・日 午前10時~午後5時まで
砂遊びは外でするもの!そんな常識が変わりつつあります。商業施設に設置された砂場や、砂遊びができるゲーム機、さらには自宅で遊べる砂遊びキットまで。いま、室内で砂遊びが手軽に楽しめるものがさまざま登場しているんです。
様変わりしつつある室内での砂遊び事情とその背景を取材しました。