千葉の小学校:プールの水20日間出しっぱなし438万円
毎日新聞 2015年10月28日 22時50分
千葉市教委は28日、中央区の市立小学校で今夏、25メートルプールの水を20日間出しっぱなしにし、県水道局から約438万円を請求されたと発表した。無駄になった水道水は少なくともプール28杯分。市教委は料金を誰が負担するか検討している。
市教委によると、7月19日午後2時ごろ、体育主任の20代男性教員が夏休みの水泳教室のためプールを点検したところ、水をろ過する機械が故障していた。それでもプールの水を足し続ければ水質は保たれるため、教員は一時的なつもりで水を出しっぱなしにした。
ろ過する機械は2日後に復旧したが、教員は給水栓を閉じ忘れ、水は別の職員が水道使用量を定期点検に訪れる8月7日まで流れ続けたという。
県水道局との取り決めで、千葉市内の学校はプール12杯分までは水道料金が無料だが、この小学校は今夏、それを9206立方メートル超過してしまった。市教委は「これまで使用量が12杯を超えることはなかった。反省している」と陳謝した。【金森崇之】