先週、児童買春・児童ポルノ・人身取引に関する国連の特別報告者と面会しました。

一度はColaboでサポートする女子高生たちと。

性的虐待や児童買春、JKビジネスなどでの性暴力の被害、福祉や制度のはざまに落ちた過程、行政に思うこと等について、女の子たちも自分の言葉で伝えました。

一人は入院中の病院から、もう一人はテストの合間に来てくれました。私でも緊張しそうなシチュエーションで、言葉にして伝えようとする二人の姿が頼もしかった。

Colaboにどんなサポートを受けたか、それをどう感じたかという質問もあり、一人が「コラボでは食卓を囲むことを大切にしていて、そこで色んな人と出会えたことで視野を広げ前を向けるようになった」と、Colaboの活動を紹介しつつ答えてくれた。

将来については、「これまでいい大人と悪い大人を見てきたから、それを生かして中高生の理解者になれるような仕事がしたい」と。

次にもう一人が「あなたも同じ感じですか？」と聞かれたとき、「私は違います」といって、自分の感じていることを話してくれた。「違います」ということは簡単じゃないけど、ちゃんと言ってくれたことにも嬉しくなる。

それぞれ違う形でコラボに関わってきたし、私たちも、それぞれに必要な場面で必要なサポートができればと思って関わってきた。 

後者の彼女はColaboのシェルター利用者で、

「コラボに出会うまでは民間シェルター、福祉施設、病院を転々としていた。児童相談所は適切な対応をせず、福祉施設で性被害にあったり、保護施設では何度も入居を断られた。身寄りもなく、ホームレス状態で誰かのところを転々とするしかなかったときに、友達に教えられてコラボを知った。これまでの支援者と違って軽い感じ(笑)で話せないことも話せた。ここでだめなら死のうと思っていた」と。

将来の夢について聞かれたときも、「私もいつか自分のような子の支えになりたいけど、まず今は自分のケアをしたい」と。とても大事なことだと思う。

出会ったときは、「どうしたい？と言われても希望なんてないよ」と言っていた。そんな想いをどうやって伝えるかも一緒に考えている。みんなとつくる毎日が希望。