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トルコ爆弾テロ ISから直接指示受ける
10月29日 6時30分

トルコの首都アンカラで今月10日に起きた爆弾テロ事件で、検察当局は、自爆した2人が所属していた組織が、過激派組織IS=イスラミックステートから直接指示を受けていたことが分かったと発表し、来月1日に行われる総選挙の妨害を狙ったとみて捜査を進めています。
この事件は、今月10日、トルコの首都アンカラで、政府軍とクルド人武装組織の和平を訴えるデモが行われていた際、男2人が自爆して、102人が死亡したものです。
検察当局は28日、これまでの捜査で押収した電子データなどを分析した結果、2人がトルコ南東部などに拠点がある複数の小さなグループが集まってできた組織に所属していて、シリア国内のISの本部から直接指示を受けていたことが分かったと発表しました。
2人が所属していた組織は、ことし7月に南東部のスルチで30人以上が死亡した自爆テロを実行していて、ISから定期的に資金の提供を受けたり、軍の施設などへの新たなテロを計画したりしていたことも分かったとしています。また、シリアから逃れてきた難民の若者たちを勧誘しようとしていたということです。
検察当局は、この組織が今回の事件によって、来月1日に行われる総選挙を妨害するとともに政権と野党の対立をあおり、トルコを不安定な状態に追い込むのを狙ったとみて、さらに捜査を進めています。

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