不自然な外部リンクを多数作ることで、かつて検索順位を上げていた時代があったそうな。それらのリンク元をリンクファームと呼び、こういった悪い検索エンジン対策、いわゆるブラックハットSEOと呼ばれるものは、現在ではペナルティを受け、淘汰されている。
冒頭で引用させて頂いた記事では、ランキングサイトがリンクファームに該当するのか?ということを問うている。
現時点でランキングサイトに登録している方は多い。どこぞの記事にお邪魔しても、「ランキングに参加しています、クリックお願いします」的な記述とともに、バナーが設置してあるのを良く見る。これらが悪のリンクであるなら、誰も貼る人などいないはずである。今のところは悪い物じゃないのだろうか?
ところが、引用先の記事で気になることが書かれていたのだ。
ウェブマスターツールを使ってグーグルにインデックス登録済みのページを見てみると、100ほどあった登録済み数が、記事を更新した途端わずか2日で、50まで減少しているとの報告がありました。
これは只事ではない。なんせ、インデックス数が2日間で半減してしまったのだ。もう立派なペナルティである。
この筆者は、以下の施策を試みている。
「ランキングサイトから外れる」
「無意味な外部リンクが100件ほどあったサイトからのリンクをブロックする」
この結果、インデックス数が回復したとのことである。惜しいのは、このどちらかを時間差で実施していれば、その犯人の特定に至ったのではないかということ。だが、どちらかが犯人であったということも確かなのだろう。(無意味な100件リンクが怪しいが...)
このように僅かでもインデックス化に悪影響を及ぼしている可能性があるということ、さらに将来的にこれらのリンク元がgoogleに「リンクファーム」と認識され、当ブログに厄災となってふりかからない保証はない。
現在も多くの人が利用しているランキングサイトを批判することは憚られる。だが、今一度考えてみたい。これらを貼るメリットは本当にあるのか?
そこで私も、とある調査を行った。
アナリティクスで一昨日までの統計を見てみたのだ。
10/12~10/27 16日間トータル21,972セッションのうち
ランキングサイトA:24セッション(全体の0.11%)
ランキングサイトB:22セッション(全体の0.10%)
という衝撃の事実が判明。
おいおい、0.1%ってなんなんだ。
今日日、雀でももう少し涙を流すと思う。
これはあまりにも少なすぎるのではないだろうか。
バズりなどの影響もあって、開設初期にしてはスタートダッシュ型のブログだろうし、全体のアクセス数の対比で考えるのはちと酷かもしれない。だけど、この数字は壮絶すぎると言わざるを得ない。両方のサイトを合わせても46セッション。ブログ開設から17日間なので、平均すると1日2~3セッション。これでモチベーションが高まる要素になるとは思えない。
「貼るだけでSEOに効果あり!」どこぞの掲示板で見かけたが、いったいどうやってその効果を証明してくれるのだろう。目に見えない効果は、励みにならない。むしろ、狭いところにバナーやランキングを張り付けることで、ごちゃごちゃした感じになって汚く見えてしまうじゃないか。
逆に、これらアンテナサイトに対する恩恵は大きくても、こちらへの恩恵なんてほとんどないのではないか。
騙されてるんじゃないか、とすら思えてきた。
- インデックス化の妨げになっている可能性有
- 将来的にブラックハット化する可能性有
- アクセスが雀の涙以下
- SEO効果も不透明
- サイトが汚く見える
上記理由から登録を解除し
バナーとランキングを外すことにした。
これによりアクセスが一気に落ちるだとか、そういった思わぬ裏切りを...
期待はできそうもないな。