韓国の造船大手、大宇造船海洋の経営再建に向け、債権団の産業銀行と韓国輸出入銀行が計4兆2000億ウォン(約4450億円)規模の資金支援を新たに実施することを決めた。同社は海洋プラント分野などで5兆3000億ウォン(約5610億円)の累積損失を抱えていると調査された。
金融当局の関係者は27日、資金支援の内訳について「大株主の産業銀行による有償増資が1兆ウォン(約1060億円)で、残りの3兆2000億ウォン(約3390億円)は産業銀行と輸出入銀行が半分ずつ支援する」と説明。また「産業銀行が大宇造船海洋への融資金のうち1兆ウォンについて債務の株式化を行うことを決め、支援規模は総額5兆2000億ウォン(約5510億円)と見なすこともできる」と伝えた。
産業銀行は大宇造船海洋の負債比率を適正水準に下げるため、有償増資と債務の株式化を実施することを決めたものの、これらの支援は来年上半期にかけ段階を踏んで進められるもようだ。
産業銀行の関係者は、大宇造船海洋の損失額を確定するための会計事務所による調査は厳正に行われたと説明している。この関係者は「厳格な基準を適用したため、調査で確認された損失は大宇造船海洋が帳簿に記載して処理する金額よりも多くなった」と話した。大宇造船海洋は海洋プラントの設計変更などで発注側から6000億ウォン(約640億円)以上の返金があると見込んだが、調査では「可能性は低い」と判断して損失に計上するなどしたという。
大宇造船海洋はこの日、7-9月期も1兆2171億ウォン(約1290億円)の営業赤字を計上したと発表した。4-6月期には、これまで決算書に反映していなかった累積損失3兆2000億ウォンを公表した。