久木良太
2015年10月28日23時22分
古賀誠・元自民党幹事長が28日に東京都内で講演し、自民は「一強多弱」状態で党内議論が不十分だと指摘し、「チェック・アンド・バランスを党内で行わない限り、独裁政治に陥ってしまう」と批判した。
古賀氏は、集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法について「党内議論がわずかで通っていくこと自体、自民党はおかしな政党になってきている。独裁政治は政治の貧困を招く」と語った。安倍晋三首相が無投票で再選を決めた9月の党総裁選にも触れ、「(党内の不満が)たまるくらいならまだ見込みがあるが、たまらない。情けない」「どんどん党全体が劣化していく」と嘆いた。
古賀氏はまた、天皇陛下が靖国神社に参拝できる環境作りを安倍首相に求め、「あなたならできるし、あなたしかできない。あなたの周りの極めて右寄りな人たちがあなたに信頼を持って政権を任せている、この時代が最大のチャンスだ」と述べた。(久木良太)
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