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国連総会:対キューバ制裁解除を求める決議

毎日新聞 2015年10月29日 01時52分

 【ニューヨーク草野和彦】国連総会(193カ国)は27日、米国の対キューバ禁輸措置の解除を求める決議案の採決を行い、賛成191の圧倒的多数で採択した。採択は24年連続で、反対は米国とイスラエルの2カ国だけだった。総会決議に法的拘束力はないが、国際社会の意思が明確に示された。

 キューバとの国交を再開した米国だが、禁輸解除には野党・共和党が多数を占める米議会の承認が必要。オバマ大統領は議会に解除を求めており、米国代表は採決前、決議案にオバマ政権の取り組みが十分反映されていないと批判した。一方で、「今後もキューバとの真の2国間協力に取り組む」と述べ、キューバにも民主化促進を求めた。

 キューバのロドリゲス外相は「禁輸措置がある限り、非難決議案を提出し続ける」と強調した。

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