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“知日派”元米下院議長が有罪認める FBIに虚偽証言で起訴
多額の現金を届け出なく第三者に渡し、連邦捜査局(FBI)に虚偽の証言をしたとして起訴されたハスタート元米下院議長=共和党=は28日、罪状認否で有罪を認めた。ロイター通信が伝えた。ハスタート氏は知日派として知られる米政界の重鎮。
起訴状によると、ハスタート氏は2010年ごろ、知人に対し過去に「不適切な行為」をしたことへの口止め料として多額の金を払うことで合意。当局への届け出義務を回避するため複数の銀行から少額に分割して現金を引き出し、渡していた。
FBIの捜査に、引き出した金は現金で保管していると虚偽の説明をした。「不適切な行為」の内容は明らかにされていないが、性的行為に絡むものだとみられている。
ハスタート氏は1999年から8年間下院議長を務めた。日米関係への貢献で10年には旭日大綬章を受章している。(共同)