日本と取り引きがある韓国企業の半数以上は、日本とのFTA=自由貿易協定の締結に賛成していることが分かりました。
韓国貿易協会が28日まとめた報告書によりますと、韓国企業1000社を対象に調査したところ、日本企業と取り引きがある韓国企業の53.6%は日本との自由貿易協定締結に賛成しました。
また自由貿易協定を締結した場合に輸出の拡大が期待される品目としては、飲料水、タバコ、シリアル食品、コーヒーや茶などを挙げ、輸入拡大可能性が高い品目としては、輸送機械、電気電子製品、精密化学製品などを挙げました。
これについて国際貿易研究院の関係者は、韓国、日本、中国が中心となった東アジア地域包括的経済連携交渉に向けて、事前に品目別の具体的な交渉戦略を準備する必要がある。韓国がTPP=環太平洋パートナシップ協定に加わる場合は、東アジア地域包括的経済連携より高い水準の韓日自由貿易協定を締結する効果が期待できるだろうと分析しています。