
「ゲームジェネラル」特集

まずは序盤戦を突破せよ!! 『POWER DoLLS 1(パワードール ワン)』プレイガイド
3月27日に発売された『POWER DoLLS 1(パワードール ワン)』。
いざゲームを始めて見ると、いきなり部隊が全滅してしまった……なんて事態に直面している人も少なからずいるだろう。
「サクサク進んでるよ」という強者はともかく、やはり最初のマップをどうにかクリアできないと後味が悪い。
そこで、まずは1面を何とか切り抜けるためには何に注意すべきなのか、間単にまとめてみたい。
なお、パイロットの配置、パワーローダー各機の装備はあえて変更せず、初期設定のままで進めている。
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オリジナル版『パワードール』は1994年の発売。その魅力的な数々のキャラクター達と、兵器であると同時に洗練された機能美でまとめられたパワーローダーの姿、本格的でシビアなゲーム性などが話題となった。
今回の『1』も、見た目や内部のシステムなどで変化はあるものの、オリジナル版の特徴をそのまま継承している。
そう、これはかなりシビアなゲームなのだ(!!)。適当に進めていて勝てる戦闘はなく、一つのミスが全体の危機を呼び込むこともある。
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| ▲ 3月27日発売の『パワードール ワン』。チュートリアルなしでいきなり実戦開始の作品なので、最初のシナリオを円滑に進めることができるかどうかが結構重要になる。 |
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最初のマップは、敵部隊が陣取っているダムを爆破するという作戦。
ちょっと勘違いしやすいので、最初にミッション内容について補足しておくと、
・ダムを破壊するには、「3個」のTX48高性能爆薬を仕掛けないといけない。
・それぞれのTX48は、「3段階」の作業工程を経ないとセットが完了しない。
つまり、TX48高性能爆薬は設置しただけではダメで、しっかり作業工程を終えてセットを完了させなければ意味がない。
設置しただけで安心してしまうと「あれ?」ということになるので、あらかじめお含み置きを。
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| ▲ パワーローダーには、バランス型の「装甲歩兵」、偵察型の「装甲偵察歩兵」、重武装型の「装甲突撃歩兵」の3タイプがある。それぞれの特徴をうまく活かして作戦を進めていこう。 |
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さて、プレイヤーが率いる部隊は、降下部隊が2波に分かれて空挺降下を行う。初期設定通りに作戦を始めると、まず強襲輸送機・AC15から先発隊の先行降下部隊「シルバーフォックス(SILVER FOX)」3機を降下させることになる。
初期設定では、1機がバランス型の「装甲歩兵」、1機が偵察型の「装甲偵察歩兵」、1機が重武装型の「装甲突撃歩兵」で、誘導弾ではなく火砲メインの装備をしている。
先発隊の「仕事」は、攻撃目標であるダム周辺の敵情を探りつつ、後続の本隊を待つこと。敵に気付かれずに降下し、どの程度の兵力がどこに配置されているかを探ろう。
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ここでのポイントは、「どの辺に降下するか」「降下した後どうするか」ということ。
降下地点は、木立などを盾にする格好で、ダム方向から直接視認できない位置にしたいところ。強襲輸送機の移動範囲ぎりぎりに設定しても良いが、状況によっては戦場に展開している敵部隊からの「臨機射撃」を受け、緊急降下を余儀なくされることもあるので注意。
降下して最初にすることは、偵察型パワーローダー「装甲偵察歩兵」で周辺の偵察を行うこと。これは本作では基本中の基本で、移動前にまず偵察し、移動先でも偵察を行うことで、「不意打ち」を食らわずに済む。
偵察任務が得意な隊員が搭乗していれば、通常よりも少ない「AP」(行動ポイント)消費で偵察を行える。
木立を隠れ蓑にして移動し、自機を隠蔽しつつ偵察を行う。
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ダムがある川と並行する道路には、敵の戦車隊が多数うろついている。考えなしに「見敵必殺だ」とばかり攻撃を始めてしまうと、視界外から続々と増援が現れて、あっという間に袋叩きに遭ってしまう。
パワーローダーの強みは、その機動性を活かした一撃離脱で、戦車と真正面から撃ち合うのは得策ではない。
特にダム付近は3方向から戦車が出没するので、非常に危険。ここは自重して、川下側からダム方向をうかがいつつ、ダムからの距離があり、明らかに他の敵部隊からは離れている戦車を発見した場合のみ、集中砲火を浴びせて迅速に撃破しておこう。
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| ▲ ダムがある川沿いの道路は、敵戦車がうろうろしている。先行降下部隊はわずか3機編成なので、ダム周辺の偵察をしっかり行い敵戦力の把握に務め、後続の第2降下部隊が降下して来るのを待とう。 |
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とにかく、限られた戦力しか有していない先発隊は「忍」の一字なのだ。
首尾良くダム周辺の偵察に成功し、敵部隊が集結しているようであれば、すかさず支援砲部隊「シュガー(SUGAR)」に支援砲撃を要請しよう。
支援砲撃は、高威力ながら被害半径が小さいか、中威力で中半径か、低威力ながら被害半径が広いかの三択で、発射機が陣地転換を終えればまた支援を要請できる。
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| ▲ 待望の第2降下部隊「チェックメイト」が戦場上空に到達。空挺降下後は、先発の「シルバーフォックス」各機と連携して、ダム周辺の敵戦力を一気に排除しよう。 |
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事前の砲撃でダメージを与えておけば、パワーローダーによる直接攻撃を行うにしても、より少ない攻撃回数での撃破が可能となる。
撃破に要する攻撃回数が少なければ、その分の余剰APは次の行動に費やせるため、うまく活用しよう。
なお、支援砲撃を要請した後、攻撃目標の範囲内に自軍のパワーローダーが留まっていると、被害を受けてしまうので注意。
やがて、時間になると第2降下部隊である「チェックメイト(CHECK MATE)」のローダーを搭載した戦略輸送機・C556が戦場上空に飛来してくる。
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先発隊との連携が取りやすい位置に降下させ、先発隊が得たダム周辺の敵情を踏まえつつ、一気に攻勢に出る(事前に偵察して、敵部隊が集中しているようであれば支援砲撃をお見舞いしておこう)。
まず長距離射撃可能なローダーが「精密射撃」を行い、仕留めきれなかった敵戦車はマシンガンを連射してトドメを刺す。
ダム周辺の敵を一掃できたら、高性能爆薬を携行してきたローダーをダムに移動させ、いよいよ爆薬の設置にかかる。
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先述の通り、なんとかセットが完了するまで持ち堪えることができれば、晴れてミッション終了となる。
せっかくダム周辺を確保したのに、思わぬ方向から敵部隊に肉薄され、肝心のTX48高性能爆薬を携行しているローダーが撃破されてしまって作戦失敗……なんてことがないよう、万全を期したい。
ミッション終了するまで油断することなく、ダム周辺を偵察型ローダー「装甲偵察歩兵」で偵察し、敵部隊が出現したら即座に応戦できるよう、各ローダーを配置・隠蔽しておこう。
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| ▲ 「チェックメイト」降下までに、ダム周辺への支援砲撃を何度か行っておきたい。支援砲撃は一度座標の指定を行ってしまうと、敵味方関係なく被害半径内の全ユニットにダメージを与えるので、その点ご注意を。 |
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本作は「チュートリアル」抜きでいきなり「実戦投入」となってしまう作品なので、その点で面食らってしまう可能性はある。
今回の記事を参考にしつつ、(ちゃんとデータセーブしてから)ダメ元であれこれ試してみると、勘どころというか円滑な作戦の進め方が分かってくることと思う。
オリジナル版と同様、本作もSLG好きが唸る骨太の作品であるので、トライ&エラーでいろいろチャレンジしてみよう。
なお、マニュアルにも記載されているように、たとえミッション中に撃破されてしまっても隊員は必ず帰還・復隊するので、その点はご心配なく。
また、ミッションに失敗してしまっても、即ゲームオーバーになるわけではなく、
・「シナリオ5」終了時以降で、作戦の成功率が50%以下になる。
・「シナリオ2」終了以降で、出撃できる「DoLLS」のメンバーが6人以下になる。
以上の条件に該当しなければゲームを進めていける。
どうしてもクリアできないミッションがある時は、思い切ってクリアを断念して、先に進むことを考えても良いかも知れない。
ともあれ、困難な9つのミッションを乗り越え、その先に何が待つのか、ぜひご自身の目で確認しよう!!(飯島)
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【タイトル】POWER DoLLS 1(パワードール ワン)
【ブランド】工画堂スタジオ
【ジャンル】戦術SLG
【発売日】2009年3月27日
【税込価格】8,980円(本体価格:8,552円)
【メディア】DVD-ROM 1枚+音楽CD 1枚
【対応OS】Windows 2000 Pro/XP/Vista
【動作環境】上記OSが動作する環境/ハードディスク:2.0GB以上
【備考】動作環境などの詳細は公式サイトで要確認/DirectX 9.0以上必須/自作機での動作は保証せず/特典音楽CDには『POWER DoLLS 2』のボーナストラックは含まず
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【タイトル】POWER DoLLS 1(パワードール ワン) ダウンロード版
【ブランド】工画堂スタジオ
【ジャンル】戦術SLG
【発売日】2009年3月27日
【税込価格】5,900円(本体価格:5,619円)
【対応OS】Windows 2000 Pro/XP/Vista
【動作環境】上記OSが動作する環境/ハードディスク:2.0GB以上
【備考】動作環境などの詳細は公式サイトで要確認/DirectX 9.0以上必須/自作機での動作は保証せず/マニュアルはPDF形式のデータで収録/パッケージ版の特典「プロジェクトEGG」版『POWER DoLLS』(PC-9801版)及びサントラCDは付属せず
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