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 11月に総選挙があるミャンマーで反イスラムを掲げる仏教僧らが、優勢とされるアウンサンスーチー氏の野党・国民民主連盟(NLD)を「イスラム寄りだ」と批判。同党に投票しないよう信者に呼びかけている。NLDは、多数派の仏教徒の反感をあおる動きとして警戒を強めている。

 ヤンゴン北郊で9月26日にあった反イスラム仏教僧の説法会。朝日新聞が入手した映像などによると、僧は「スーチー氏の署名付きでイスラム教徒向けに出されたNLDの声明」とされる文書を、数百人の信者の前で読み上げた。

 「総選挙で我が党候補が勝利し、政権を握ればイスラム教徒の要望を実現できる」。僧は文書を読み終えると、「次の政権を担う人たちは、我が民族と宗教を保護する考えを持つ必要がある」と語り、暗にNLDに投票しないよう訴えた。