2015年10月28日12時34分
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設計画について、沖縄防衛局は28日、沖縄県に対し、移設先の同県名護市辺野古で海の埋め立てを開始するための届けを提出した。政府は今後、数日内に埋め立てに向けた工事を始める方針だ。また、石井啓一国土交通相は同日、沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が行った埋め立て承認の取り消しを是正するよう勧告する文書を同県に送った。
届け出は県の環境影響評価条例に基づくもの。同日午前、沖縄防衛局の職員が県庁に提出した。届け出上は、着工予定日が今月29日、完工予定日が2020年10月末とされている。
菅義偉官房長官は28日午前の記者会見で、「現在の普天間飛行場は極めて危険な状況で、固定化は絶対あってはならない」と指摘。そのうえで「政府としては関連法令に基づき、自然環境や住民生活環境に最大限配慮しながら移設を進めたい」と述べた。
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