韓国製造業売り上げ、昨年は史上初のマイナス

 韓国銀行が27日発表した企業経営分析資料によると、昨年の韓国製造業による売り上げ伸び率はマイナス1.6%となり、統計を取り始めた1961年以降で初めてマイナスに転落した。また、営業利益で利払すらできない企業の割合は過去最高の32.1%に達した。 

 韓銀は金融・保険業を除く営利企業53万641社を対象に企業経営分析資料をまとめた。対象には製造業12万2097社も含まれる。

 昨年の韓国企業の成長性、収益性はいずれも悪化した。成長性を示す売上高の伸び率は調査対象全体ベースで2010年の15.3%から昨年は1.3%まで鈍化した。

 特に製造業の売り上げ伸び率は同じ期間に18.49%からマイナス1.6%へと急激に低下した。機械・電機・電子業種が13年の3.8%から昨年はマイナス5.5%に後退。石油・化学業種はマイナス0.7%からマイナス1.6%に低下した。韓銀のパク・ソンビン企業統計チーム長は「ウォン高と国際的な原材料価格下落が主因で、より具体的にはスマートフォンの輸出が減少したことで、売り上げ伸び率がマイナスにまで落ち込んだ」と分析した。

李陳錫(イ・ジンソク)記者
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