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 若手演奏家の登竜門、ロン・ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門の最終選考が27日夜、パリで開かれ、千葉県出身の実川風(じつかわかおる)さん(25)が3位、京都府出身でパリ国立高等音楽院修士課程に在籍中の深見まどかさん(27)が5位に入賞した。

 実川さんは東京芸大大学院修士課程修了。2008年に名古屋国際音楽コンクールで1位、13年に豪サザンハイランド国際ピアノコンクールで2位の経験がある。

 最終選考は、オーケストラとの協演で審査された。実川さんは、プロコフィエフのピアノ協奏曲第1番、深見さんは、ベートーベンのピアノ協奏曲第3番を演奏した。