【ソウル聯合ニュース】貧困の撲滅や生活の質向上のための持続可能な発展をめぐり、政府開発援助(ODA)専門家が意見を交わす「第9回ソウルODA国際会議」が、27日にソウル市内のホテルで開幕した。28日まで。韓国外交部が主催し、政府の無償援助を担う韓国国際協力団(KOICA)が主管する。
今回のテーマは「ポスト2015国際開発フレームワークにおける包括的パートナーシップ」。各国の専門家ら約600人が出席し、かつての先進国から開発途上国への一方的な援助・支援に限らず、先進国と途上国、先進国同士、途上国と途上国、市民社会、企業、金融、学界といったさまざまな枠組みでの知識、技術、財源などに関するパートナーシップを議論する。
この日は開会式に続き「持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた包括的パートナーシップ」と題する第1セッションの発表と討論が行われた。
28日も「新興供与国との新たな包括的パートナーシップ」「ポスト2015開発協力体制におけるアジアの転換的パートナーシップ」「包括的パートナーシップの実例と教訓」というテーマのセッションが行われ、各国の専門家が意見を交わす。
ソウルODA国際会議は2007年に始まり、昨年は「グッド・ガバナンス(良い統治)と効果的な制度」というテーマで開催された。