【ハノイ聯合ニュース】北朝鮮がベトナムをはじめとする東南アジアの一部の国で投資誘致活動を行ったものの、目立った成果を挙げられなかったようだ。関連業界が27日、伝えた。
李龍男(リ・リョンナム)対外経済相を団長とする北朝鮮の経済代表団約10人は26日、ベトナムで投資説明会を開いて各地の経済開発区などを紹介し、投資を要請した。李氏は同国の商工相をはじめとする経済省庁・機関のトップと会い、経済協力策を話し合ったとされる。
北朝鮮の代表団は先週にはインドネシアとラオスを訪問し、現地の政府・企業関係者に投資を呼び掛けた。代表団が訪れた3カ国はいずれも昔から北朝鮮と友好関係にある国だ。
北朝鮮は特に、世界的な製造業の生産拠点に浮上し、経済成長が著しいベトナムからの投資呼び込みに力を入れているが、ベトナムは北朝鮮の経済政策や投資収益の不確実さなどを理由に投資を拒んでいる。今回も、ベトナム企業は北朝鮮の投資要請に色よい返事をしなかったという。